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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784163666006
みんなの感想まとめ
テーマは、タリバンとアルカイーダの関係を通じて、バーミヤンの大仏破壊や911事件との関連を探ることで、現代の国際社会の構造を浮き彫りにしています。著者は、NHKスペシャルの担当者としての経験を活かし、...
感想・レビュー・書評
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タリバンとアルカイーダの関係、そしてバーミヤンの大仏破壊と911の関係について、その真相を明らかにしたNHKスペシャル担当者の著作。
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「戦争広告代理店」の分析と視座の高さに感銘を受けて著者の本を再び手に取った。
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タリバン政権により行われたバーミヤンの大仏破壊の内幕を綿密な取材により明らか何した力作。「キリスト教」世界という言葉と「国際社会」という言葉が限りなく同義に近くなっているのが今の世界の現実である。安全保障常任理事国の5カ国のうち4カ国は欧米・キリスト強国で中国は異なる価値観を代表いることを期待されているが、その役割を果たしているとは言いがたい。ましてや、イスラム国など1つもないではないか、「国際社会」など所詮、西欧社会が作りあげたマヤカシに過ぎないのではないかと、ビン・ラディンの主張は鋭く突いている。ジャーナリズムとはこういうものかと唸らせる力作。
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「ましてや、イスラムの国などひとつもないではないか、「国際社会」などというものは、しょせん西欧社会がつくりあげたまやかしにすぎないではないか、というところをビンラディンの主張は鋭くついている。」
バーミアンの大仏が破壊されるまでに、タリバンが歩んできた過程とアフガニスタンにおけるビンラディンの存在感について書かれている。
多くの地位の高い人々が赴くのだから、タリバンは大仏破壊の命令を中止するだろうとすることこそ、西欧社会の驕りではないか。その点では、それら権威に流されなかったイスラムの指導者はイスラムの指導者としてふさわしかった。もちろん、大仏破壊がイスラムの教えとして本当に信じて行われた場合は、である。
ビンラディンの私念を果たすために行われたのなら、その大仏破壊は間違っていただろう。個人の野望のために、世界中の人々の宝が壊されて良いわけがない。 -
ISISの存在が謎過ぎて、イスラム教徒のことをもっと知りたくなり、手に取った一冊。今まで自分の中で整理されてなかったタリバンとアルカイダの関係もクリアになった。そして大仏爆破が9.11のプレリュードであり、防ぐチャンスもあったということだ。兎にも角にもビンラディンの存在が、運命を変えてしまった。関係者をつぶさに取材して事実関係を積み上げた一冊。登場人物が多いため、構成も難しかったと思うが、読みやすくまとまてあると思う。
タリバンはアフガンのはびこる軍閥から治安を回復させ、統治したら宗教学校に戻ると言っていた。タリバンは治安回復に一役買うも、勧善懲悪省の存在、田舎の原理的宗教観の押し付けで、リベラルなカブール女性の自由を奪う。
さらにビンラディンが、各地を追われて客人としてロシアとのジハードの功績から受け入れられる。アラブ人がテロリストとして、養成される。ビンラディンが海外でテロを起こしてもやってないと言い張り、ビンラディンをかくまう形となっているタリバンは国際社会から非難される。
やがてオマルの妻と子どもがテロに遭う。そして次第に現世のことを考えて物事が判断できなり、すべて来世のことが基準になる。こうした変遷を丁寧におっているのは、取材力の賜物だろう。 -
プロローグ、14章、エピローグの16の小節に分けられているが、その区分けが、前作の「戦争広告代理店」と同様、意味のある緻密さによって区分され、前後の関係が整理され、説得力のある章立てになっている。この点で、前作同様、ドキュメンタリーの教材として、時系列と論理との二つの軸を巧みに組み合わせた展開を学ぶべきである、と思った。そのうちまとめるかもしれない。
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オマルはもともと映画の七人の侍のようなもので、小銃一丁背負って山道を歩いていて戦闘を始めた。それがたまたまリーダーになってしまった。
タリバン時代、パキスタンとのサッカー試合で、パキスタン選手が半ズボンをはいていたということで拘束した。これらのようなばかばかしい規定はほとんどイスラム教とは関係ない。
ビンラディンの教養も国際性もオマルにはなかった。ビンラディンがイスラムの発祥地であり二大聖地を持つ国、サウジアラビアに生まれたのに比べ、アフガニスタンはあとからイスラムの教えが広がった辺境の地である。
アフガニスタン人は皆どこの地方のどの部族の出身か、ということが知れ渡っている。地縁、血縁がとても大きな意味をもつ社会なので、誰もがそれを気にするし、そういうバックグラウンドなしには生きていけません。 -
丁寧に取材し、論理的に組み立て、きちんと仕上げた1冊。正統派ノンフィクション。
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2/23読了
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★正統派ノンフィクション★奇をてらった表現やスパイもどきの活動はない。国連など関係者の証言を丁寧に集め、真っ当な取材活動からタリバンがアルカイダに飲み込まれ大仏破壊に至る道筋を極めて平明な文章で描く。著者の取材力とNHKの度量の深さに感服する。文章表現でも、見てきたように場面を書くのではなくきちんと証言として提示する姿勢が潔い。再現映像を邪道と感じるのか、映像制作者としての自負を感じる。
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「ドキュメント 戦争広告代理店」の著者さんのタリバン本。やはりドキュメント形式で分かりやすく非常に読みやすいです。<br /><br />バーミアン遺跡は何故破壊されたのか。ビン・ラディンはどのようにしてアルカイダを結成し、タリバンを懐柔していったのか。大仏を守るために走り回るひとたち、聖戦のために大陸各地からやってくる戦士たち、一般市民、外国人、イスラム世界、世論の動き・・・。タリバン=アルカイダだと漠然と思っていたレベルの自分にはかなり目からウロコの本でした。<br />色々考えさせられます。
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個人の信念の前ではいかなる説得も通用しない。じゃあ、どうやって説得すればいいんだ?てかそもそもなぜ説得しなければならないのだろう?といろいろ考えさせられ、読後ちょっとの無力感。内容はさらっと読めて、アフガニスタンの情勢やタリバンについて知るのにも最適。
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アフガニスタンがとこにあるか知ってますか?バーミヤン遺跡って何かわかりますか?
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