素数ゼミの謎

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 740
感想 : 135
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163672304

感想・レビュー・書評

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  • 中2の息子用に借りてみました。
    図書館の検索で『素数』で検索したもので、、、素数ゼミナールだと思ってたら、蝉の話でした。アメリカで13年、17年毎に大発生する蝉のお話でした。何故発生する間隔が素数なのでしょう。

     素数は興味あるけど、蝉には興味ない私でもスラスラ面白く読めました。小学生向けの本なので、中2の息子も30分くらいで読み終わってました。

  • 13、17年おきに大量発生する素数ゼミの謎を分かりやすい言葉とイラストで紹介する本です。なぜ素数なのか?なぜ長く地中で暮らすのか? 様々な疑問を丁寧に解き明かします。

  • 子どもがどうしても読んでほしいというので読みました。わかりやすかったです。まだ小1だったので、ところどころかみ砕いて読んだのですが、最後まで集中して聞いていました。

  • 数学は苦手だ。はっきり言って算数からダメだった。しかし、この本を読むと数、数学というものの果てしない魅力の一端を知ることが出来る。
    数学は嫌い。でも謎解きは好き。という人にはオススメ。
    こういう、苦手な物の魅力を教えてくれる本に早く出会っていたら、もっと人生の幅が広がっていたかもなぁ…と後出しみたいな感慨もわくのである。

  • 車のナンバーが目に留まるたびに素数かどうか計算してしまう素数好きで、蝉大好きの娘を持つ身として興味深く読めました。
    素数蝉の不思議な魅力はもちろんですが、数理生態学という学問があることに感激。家のトイレに置いて、さりげなく子どもの目に触れるようにしとこうっと。

  •  アメリカのセミは、日本のセミとはちょっと違うらしい。素数ゼミは、13年、17年という長い年月を土の中ですごし羽化する。そんな素数ゼミの謎を分かりやすく解説。(1)なぜ、13年と17年なのか?(2)なぜ、こんなに長年かけて成虫になるのか?(3)なぜ、こんなにいっぺんに同じ場所で大発生するのか? セミとは全く関わりのなさそうな“氷河時代”がキーワード。

  • 素数ゼミの進化の秘密が、子供にもわかるように平易な言葉で書かれている。面白かった。
    少し物足りない感じはあるかも。

  • とても読みやすく分かりやすかった。高学年なら読めるかな?読んでいて面白いと思える本に久しぶりに出会った気がします。

  • 進化のロジックが数理によって解明されていく、数理生態学という学問の楽しさと数学の美しさに詰まった本。
    読むまでは、「数学」と「生態学」がどう結びつくのか見当がつかなかったが、数学苦手な自分にも、児童向けのやさしい説明で(ざっくりと)理解できた。
    久々に数学がやりたくなった。

  • 13年または17年ごとに大発生するという、素数ゼミ。なんで他の素数ではなく13年、17年なのか?という話。
    なんとなくその周期になった訳ではなく、ちゃんと理由があると言うことが、わかりやすく解説されていました。

    小学生でも、本を読み慣れた子なら4年生くらいから読めそうです。

著者プロフィール

静岡大学 工学部

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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