- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163673608
感想・レビュー・書評
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やはり興味深くかつ奥深い。通訳&通訳者の世界☆
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2018年1月12日高橋
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(リリース:耕平さん)
(キャッチ:あぜやん)
この本でイタリア男の女性の口説き方を勉強中。 -
思わず本当かなと疑うような、面白く、エッチなエピソードがいっぱい。どれもからっと軽快なところが良かった。日本の旅館の幽霊さえ、「気がついたら、白い着物の美しい女性が僕に跨って腰を振ってて」…と情熱的な夜を過ごしたらしい。幽霊もさぞや吃驚したことだろう。図書館で借りたが、何度も読み返したいという欲求はないので、購入はしないと思う。他の著作も借りてみたい。
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イタリア語の同時通訳者による、イタリア人の関する下ネタを中心としたエッセイ集。個人的にヒットしたのは、砂をかむような人生を送っているイタリア人が心のよりどころとしている、滋賀県雄琴でのソープ嬢との思い出話と、男性のアレにかたどったマカロニ、「マラロニ」についての逸話。
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米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」から飛んできました。イタリア語通訳の田丸公美子さんは、仕事の打ち合わせにびっくするくらいセクシーな格好で登場し「カップはD級ですが、通訳はA級です♡」なんて、華麗に挨拶をするような大人物だそうで、もう注文して以来、到着を心待ちにしておりました。本書は「好き者」イタリア人たちの、男女の愛にまつわる逸話をまとめたエッセイ集。田丸さんの「ユーモア+下ネタ」のセンスは一級品!シモネッタの大人の色気の恩恵に、私もあずかれるでしょうか。
そんな艶やかなお噂の絶えない田丸さん。「デカメロン」と聞いた善良な読者がつい田丸さんの自慢の胸元を想像してしまうのも、きっと彼女の計算どおり。語源はイタリア詩人ボッカッチョの物語集。舞台は14世紀のフィレンツェ。蔓延中のペストから逃れ郊外の家に避難した男女十人が、退屈しのぎに毎日一人一話を語り十日間を過ごすという設定。総計百の物語が収録されています。その多くは恋愛話や失恋譚ということで、千夜一夜物語のロマンチックバージョンとでも申しましょうか。
もうひとつ文学に関連して著者ご紹介の弓削達氏いわく。ローマ時代に大人気を博した「アルス・アマトーリア」は「性の快楽の追求が、単に肉体の技術としてだけでなく、男女すべての能力、知性、教養を総動員しての全生活の努力として奨められている」偉大なる古典だそうで、そのDNAを脈々と受けつぐ現代イタリア人たちは、愛と笑いのエネルギーに満ちあふれ、いつでも直球勝負。「セクハラしないことがセクハラ!」とまで言わしめた国民性には、日本からは、かの悪名高い光源氏か好色一代男の世之介くらいにしか太刀打ちできそうにありませんw
田丸さんのテンポよく巧みな日本語に、さすが同時通訳!と何度も舌を巻きました。巷では子供をバイリンガル、トライリンガルに育てようと、たくさんの親御さんが奔走しておられます。子供たちが皆、ペラペラと外国語を繰り始めれば、やはり将来的に通訳の需要は低くなるのだろうかと嘆きつつ、それでも母国語の達人でないと務まらない通訳の仕事に、子供の頃から大切にしてきた憧れの気持ちがやるかたなく溢れてくる今日この頃です。 -
読破断念。どうでもいい、そんなこと、と途中で思えてきた。笑
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かつてのイタリア男は恋愛にかくもマメであったか
恋に生きるイタリアは、おもしろく楽しい
言葉上手な事よ -
イタリア語通訳者、シモネッタこと田丸公美子さん。
30年以上イタリア人と触れ合ってきた彼女の面白逸話集。
すごいなぁ、イタリア人!!これが素直な感想です。
30年前の逸話もあるので、今のイタリア人はもっとライトになっているのかもしれませんが、恋愛にかける情熱はハンパじゃない。
「女性を口説かないのは失礼にあたる」ぐらいの勢いです。
その誘いたちを巧くかわしてきた田丸さん。
誘われなくなった今、思い返せばもったいないお誘いもあった・・・、というのがまた笑えます。
各章の冒頭にある小話もいいですね~。
タイタニックからの非難時のネタは米原さんの著作でも目にした覚えがありましたが、国民性を言い当てていて最高。
「シモネッタ」の名にたがわぬ、その来歴に納得の一冊でした。 -
イタリア的恋愛のススメというタイトルの割には著者は仕事で出会ったイタリア人とそういう関係になったことはないと書いていて、何だか全然説得力のない本だとガッカリしました。やはり恋愛などというものは当事者にならなければ分からないことだらけだと思います。人からの話を聞いたり見たりして書いているだけでは真実は何も見えて来ないんじゃないかなと思いました。