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Amazon.co.jp ・本 (776ページ) / ISBN・EAN: 9784163674506
みんなの感想まとめ
歴史の教訓を深く掘り下げた本作は、昭和初期から敗戦までの日本社会の変遷を鮮明に描き出しています。特に、天皇中心主義とそれに伴う国民の動向が、どのように戦争へと突き進む要因となったのかを示す過程は、現代...
感想・レビュー・書評
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大正デモクラシーの反動もあってか、昭和10年代の日本が、ファナティックな天皇中心主義者の言説や行動によって、軍部のみならず国民全体も巻き込んで、狂ったように戦争へと突き進んでいく過程は、またいつかそんなことが起こるかもしれないという計り知れない恐れを感じる。
歴史をきちんと学ぶことは、わたしたちが「いつか来た道」を再び辿ることがないようにするためにも、とても大切なことなのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続き。
滝川事件における当局の理由ははっきりせず。最終的には滝川をマルキストとしているが、彼の主義はそうではない。
昭和8年から15年にかけて、原理日本を通じて蓑田胸喜は国体護持的な発言により社会的影響を強め、著名人をやり玉に挙げる。社会に決定的な影響を与えた。
美濃部の当局からの処分は機関説に対してではなく、詔勅批判の部分だけだ。機関説自体を対象とすると、ほとんどの学者が処分されてしまう。
組織内に秘密の組織を持ち侵食していく、というのは、大衆運動における組織乗っ取り戦法。
昭和10年代の東大経済学部は3系統有り。一つはマルクス派(大内派)、反マルクスとして国家主義者(土方派)と自由派(河合派)。
蓑田は東大教授を標的にしていた。津田左右吉も対象とされた。
平賀東大粛学は経済部の派閥抗争を止めるためにやった。
「内密にしてくれ」との依頼に対しては「その希望に添うことはできない」とはっきり言う。
田中耕太郎は平賀粛学時の主導者で、後に相当非難されるが、そのすごい批判に耐え、辞職しなかった。
会議ではただひたすら聞き、耐え、決して自ら辞めると言わず、相手からそのたくましさを感心された。
河合栄治郎は日本の敗戦を予想し、戦後日本のためには有罪となった方が戦後活動しやすいと考えていた。 -
昭和初期から敗戦までの日本国内におけるパラダイムを捉えた本としては最高峰の内容でした。
田中卓の師匠でもあり特効や玉砕の精神的指導者であった平泉澄の名前など本書において初めて知り、改めて戦前の社会や思想を知るための知識が増えた。 -
そっかー。あの「英語教育大論争」の平泉渉の父ちゃんが「皇国史観」の平泉澄だったのか。「国粋」の反動としての理念のなき「国際化」! 実に分かりやすい構図。
「妄想」親子のために国民は振り回されるばかり。 -
でも 資料と考察が鋭いやっぱり立花 隆はすごい でも頭の整理がなかなかつきません
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