裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 154
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163675602

作品紹介・あらすじ

笑いあり、怒りあり、涙あり…法廷は、映画や小説、ワイドショーもぶっ飛ぶ人生劇場。これさえ読めば、もう裁判員制度もこわくない-裁判傍聴記待望の最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 裁判員に限らずいつどんな関わりを持つかわからない。が、実態はよく知らない裁判。その傍聴マニアによる記録がオモシロおかしく書かれている。当事者には人生が掛かっているリアルだからこその物語。司法への興味を喚起させる良書とあえて言っておく。

  • 自称傍聴マニアの著者が、裁判の様子を被告人だけでなく証人の登場の仕方、検察官の物言い、弁護人の弁明、裁判官の個性などをコミカルに伝えてくれる 似顔絵もいい
    下世話な話もあるが、とんでもないがメディアが取り上げない事件がこんなにあるんだとビックリ
    著者に解説してもらって傍聴すると勉強になりそう

    傍聴席があいていれば座れる 傍聴の録音や写真撮影はダメだがメモは取れる 途中傍聴や退席可能 最初と最後は起立して礼
    自分が被告ならどうしたか
    いい裁判官の見分け方

  • バツラジ関係

  • 現実の裁判には、悲喜こもごもの人生ドラマがひしめいている。
    リアルな裁判の傍聴記録第二弾。


    涙をながしたり手前勝手な弁論をふるう被告人や、怒りをあらわにする検察官。方や名裁きを見せてくれる裁判官や全くやる気のなさそうな裁判官・・・。なるほど、確かに法廷は人生ドラマの宝庫のようだ。
    裁判が行われるということはそこには被害者がいるということなので、それを趣味で見に行った挙句、ショーのように面白おかしく書くというのは不謹慎だという声が上がるのも分かる。が、一方で一般には馴染みがなく何が行われているのか分からない裁判の片鱗が垣間見え、人が人を裁いているのだなぁと改めて認識できたことも事実。
    裁判を少しは知ることが出来たとは言え、今後この知識が役に立つような羽目にはなりたくないものである。

  • 327
    傍聴記第二弾

  • 裁判長!シリーズ第二弾。
    前作同様、おもしろエピソード満載。
    だけど本作では、「裁判ってこんなんでいいの?」という著者の危惧もうかがえる事例がちらほら。
    なかでも、昼休みの時間を気にしてテキトーに午前の裁判をこ な し て い く裁判官の話にはビックリ。
    私たちの日常とは離れた場所で行われている裁判に一般人が参加する裁判員制度って、大きな意味をもつものだな、と思った。

  • 「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」続編。
    これも笑えた。
    似顔絵が…また味があるんです。

  • 傍聴のおもしろさは なんとなく体験しているので
    楽しいのはわかるんだけど 通える時間がないのよねぇ
    土日もやってくれればな

  • 裁判傍聴マニアの筆者が書き綴った本なので、
    裁判傍聴席から見た、いろいろな裁判の話が出ています。
    そんなことで?! というものもあれば
    はらわた煮えくり返るレベルもあり、
    「わりと気軽に訴えられるんだな」と感じました。

    また、傍聴席にいる第三者にとっては
    裁判はちょっとしたミステリードラマになっているんですね。
    「訴える人の事情」を会話から知る状況が
    傍聴にハマる理由かもしれません。
    わたしも一度聞いてみたいような気になりました。

  • 想通り面白い。塀の中の話も好きなんだけど、塀の入口の話はもっと面白い・・っていったら不謹慎か。まずい言い方だし、誤解を生みそうな気もするけど、でもそうなのである。だから傍聴マニアなる人々も出てくるのだし、万一裁判員になったりしたら(誰にだって可能性があるわけで)、否応なくその現場に放り込まれるわけだから、いまこの手の本が売れるのである。

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著者プロフィール

本名、伊藤秀樹。1958年、福岡市生まれ。
小学生の頃は父の仕事の都合で九州各地を転々。東京都立日野高校、法政大学卒。 個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。季刊ノンフィクション雑誌「レポ」編集・発行人。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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