この国のけじめ

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163678009

感想・レビュー・書評

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  • 渋谷 ブックオフ

  • 日本には守るべき「国柄」がある。痛快な時事評論から意表を衝く教育論、爆笑誘う身辺随想まで、いま熱い注目を浴びる論客のすべてをこの一冊に。

  • 日本には守るべき「国柄」がある ーー 。こう語る著者、藤原正彦氏が、時事評論から意表を衝く教育論、身辺随想などを綴る。

    国家再生への道標
    祖国愛
    甦れ、読み書き算盤
    学びのヒント
    藤原家三代
    私の作家批評
    日々の風景

  • 再読。
    藤原正彦先生の本。
    思想的な内容と、随筆的な内容、両方とも収録されており、硬軟取り混ぜた書き方で読みやすい。
    ただ、相変わらず藤原先生の論調は過激。
    そして、細かい点についてはすっ飛ばした議論をしているので、その道の専門家からするとちょっと「?」と思う箇所も多々あるものと思う。

    ただ、自分の思想的な部分については、大いに共感する部分があるので、自分の思想的な原点を確認する上で、個人的には良い本。
    しかし、それにしても過激。
    でも、これぐらいの過激さでも、今の日本にショックを与えるにはまだまだ足らない!!!

  • 「国家の品格」と被る部分も。

    「日本経済は世界一良質といわれた労働力に支えられ発展した」

  • (2013.01.16読了)(2008.02.03購入)
    【1月のテーマ・[日本人を読む]その③】
    手元にあるのが「日本人の矜持」だと思っていたのですが、勘違いで、「この国のけじめ」でした。「日本人の矜持」は、いずれ読むことにして、とりあえず、手元の本を読むことにしました。
    「本書は平成十五年(2003年)から三年間に、私が新聞や雑誌に書いたエッセイを集めたものである。この間に日本は、「改革なくして前進なし」の合言葉とともに、大きく変化した。会社は従業員のものでなく株主のものになった。成果主義とリストラが普通となり、失業率は上がりフリーターやニートが飛躍的に増加した。郵便局が会社になり、国立大学が法人となった。国柄を捨てに捨てた三年であった。」(「あとがき」より)

    「国家の品格」「祖国とは国語」の延長線上にある内容なので、ほとんど目新しいものはない、という感じです。藤原さんのファンで、どんなものでもとりあえず目を通しておきたいという方には、お勧めしますが、そうでない方には、お勧めできません。
    内容としては、時事評論(政治・経済)、教育、自分史、雑記、といったところです。
    語り口は、ユーモアがあって小気味いいのですが、さて具体的活動としては、どうしたものか、……。

    【目次】
    国家再生への道標
     愚かなり、市場原理信奉者
     情報軽視、お人好し日本の悲劇
    祖国愛
     世界に誇りうる日本人の規範意識
     「個の尊重」は身勝手と同義語か
     祖国愛なくして危機は乗り切れず
     ……
    甦れ、読み書き算盤
     流暢と教養、並び立たず
     「役に立たない学問」軽んじることなかれ
     数学者の「読書ゼミ」
    学びのヒント
     逸材産んだ壮大な愚挙
     先祖への慈しみ 愛の源流
     天才には幸運がつきもの
     ……
    藤原家三代
     父新田次郎と私
     山登りの誘いも断り
     満州からの引揚げ
     ……
    私の作家批評
     「優しそうな人」―内館牧子
     天邪鬼の本領発揮―山本夏彦
     数学と文学の結婚―小川洋子
    日々の風景
     秋はきのこか紅葉か
     不動産広告
     大きくなれ、もっと大きくなれ
     ……
    あとがき
    初出一覧

    ●構造改革の結果(30頁)
    市場原理や株主至上主義→リストラや非正社員への依存→失業者、フリーターやニートの増加→消費の減退や税収の不足→経済の衰退、となる。
    ●アメリカの占領政策(62頁)
    日本を「二度と立ち上がってアメリカに歯向かわない」国にすることを念頭に、平和憲法と教育基本法を作ったGHQ(連合国軍総司令部)は、公から個への転換こそ日本を弱体化させる鍵と見たのである。慧眼であったのか狙い通りとなった。
    ●英語の習得(104頁)
    英語をものにするにはおそるべき時間と努力が要求される。特別な才能の持ち主を除き、九割以上の日本人にとって、流暢な英語と深い教養は両立しないと考えてよい。高名な英文学者の中野好夫氏はかつて、「英語ができるようになるほどだんだんバカになる人が多い」と警告した。
    ●優しそうな人(203頁)
    「どんな男にもピタリとハマるほめ言葉があるのだ。『優しそうな人ね』これである」さらに追い打ちをかけてこう書く。「もしも、これを読んでいる男性読者が、妻か恋人から、『友達があなたのこと、優しそうな人ねって言ってたわ』と伝えられたら、それは『ほめようのない男』ということに等しい」
    (僕も言われたけど、そういうことだったんですね。まいったな。)
    ●幕末の会津藩(233頁)
    幕末に京都守護職に任じられた会津藩は、尊王攘夷派のテロで荒れる京を守り、また御所をよく守備した。それが明治元年からの戊辰戦争では、官軍になんと逆賊の名を着せられ、圧倒的兵力で攻撃され、白虎隊に象徴される凄絶な最期を遂げた。

    ☆関連図書(既読)
    「日本人へ リーダー篇」塩野七生著、文春新書、2010.05.20
    「日本人へ 国家と歴史篇」塩野七生著、文春新書、2010.06.20
    ☆藤原正彦さんの本(既読)
    「若き数学者のアメリカ」藤原正彦著、新潮社、1977.11.20
    「遥かなるケンブリッジ」藤原正彦著、新潮社、1991.10.15
    「天才の栄光と挫折」藤原正彦著、NHK人間講座、2001.08.01
    「国家の品格」藤原正彦著、新潮新書、2005.11.20
    「祖国とは国語」藤原正彦著、新潮社、2006.01.01
    「名著講義」藤原正彦著、文藝春秋、2009.12.10
    「ヒコベエ」藤原正彦著、講談社、2010.07.29
    「大いなる暗愚」藤原正彦著、新潮社、2010.09.15
    (「BOOK」データベースより)
    日本には守るべき「国柄」がある。痛快な時事評論から意表を衝く教育論、爆笑誘う身辺随想まで、いま熱い注目を浴びる論客のすべてをこの一冊に。
    (2013年1月18日・記)

  • 国家の品格で有名になった藤原正彦の作品。

    国家主義とけなされそうだが、やはり人間バランスが
    重要なのであろう。

    民主主義にも封建主義にもよい点も悪い点もある。

    一つに偏るのはよくない。

    日本人はもっと自信を持つことが重要だ。

  • 久々の藤原センセイ。くんくんasliさんのご紹介で手にすることが出来ました。前半は、日本国を憂うが故の辛く固い内容。後半は、前半に比べたらラフな内容。若干くだけ過ぎの感も否めないけど、電車の中でも、気付くとなんだかくすっとさせられていて、やられた〜てな感じ。「私のしっとりした随筆を愛する夜空の星ほどの女性ファンを、・・・」って、あとがきとはいえ、自身で言うか?? でも、くすっと笑って許してしまうわたしです。

  • 各種雑誌に掲載されたエッセイなどをまとめたもの。 国家の品格の後に出たものらしい。 最初から丁度半分くらいは、タイトル通りムズカシイ話しで、ちゃんとヨメテイマセン。 残りの半分は藤原流ユーモアたっぷりの、抱腹絶倒エッセイ。 満員電車の中で読み、噴出してしまったエッセイの一部分を抜粋してご紹介します。**********************「小学生に算数の面白さを伝えたい」から 6年生を相手の算数授業を依頼された。初めてのことで自信がなくだいぶん迷ったが、好奇心から引き受けた。 (途中省略) わかってもらえたのかどうか、見当もつかないまま長い40分の授業を終えた。 1週間ほどしてから、感想文が学校から届いた。「算数を使うと次々に不思議なことが分かるのでびっくりしました」とか 、「生まれて初めて算数を面白いと思った」という的を射た感想が多かった。「本当にこの人が先生なのかと最初ぼくは思いました。だってもうおじいさんだったからです」という的外れのものもあった。 **********************あぁ子どもって正直。藤原センセイって使い方がうまいっ!

  • 藤原正彦さんの本はどれもいい!
    きれいな日本語でまっすぐな視線で日本を捉えている。

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