こんな上司が部下を追いつめる: 産業医のファイルから

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163681009

感想・レビュー・書評

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  • 産業医による職場の人間関係の問題についての考察。
    ハラスメントの原因や事例だけでなく、同僚としてどんなことができるのかについてや、ストレスによって脳を含めた臓器が蝕まれていく仕組みについても書かれていて、実用的。
    部下を追い詰める上司のタイプに、必要な時に叱れないというタイプが挙げられており、目からウロコでした。

    事例は個人情報保護の立場から、少しリアリティーに欠ける気がしたが、事例はひとりひとり必ず違うことを考えれば、こんなもんかと思う。

    上司という立場だけでなく、先輩社員としても言動には気をつけていきたいし、職場だけでなく、相手の気持ちを思いやることは忘れないようにしたい。

  • みんながいっぱいいっぱいだと
    他人にかまってる余裕もないんだろうね。
    上司が、っていうよりまわりの人との関係性なんじゃないかな。
    上司も一人の人間だし部下だからって
    すべて背負うことできないもんね。
    どっちにしても自分のことは自分で守る、、しかないかね。
    結構いろんなケースがあるのね・・・

  • やっぱり人間関係、コミュニケーション、マネジメントがストレスや自殺、過労死と直結しているんだなと再確認できる本でした。産業医目線の本です。

  • 上司にも部下にも要因が。良書。

  • 一見タイトルは過激(?)だが、産業医から現代社会が抱える職場環境の問題点を突いた一冊。
    職場で心の問題を抱えた社員を上司や同僚が発見できない理由は相互のコミュニケーション不足。
    部下に対して命令・指示の一方向だけの上司。また、コミュニケーション能力不足でただ一人心に鬱屈を抱える部下・若者。両者の間で双方向のコミュニケーションが成り立っていないがために、ことが大きくなってから初めて問題が表面化する。
    部下を追いつめないためにも、そして追いつめられることがないためにも、上司・部下ともに必読の書。

  • まぁ、15年以上会社に勤めていれば思い当たることもあり。

  • 命の使い捨てだけはされまいと心に誓いました。自分を守れるのは自分だけ、命あってのモノダネだと。

  • 社会的に「上司」のよーなカテゴリのポジションに立った時、どう振舞うのが一番誠実かしらん。期待は他人にするな。自分にこそ。コミュニケーションのとり方の参考にドゾ★

  • 業務に追われる職場で起こっていることを産業医の眼から綴った本。部下が働いていくのに、上司の資質が大事だというのはわかりますが、その資質を育てる場が会社にあるのかと考えると難しさを感じます。図書館予約数は5(06/07/03現在)です。

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