やっぱり、イギリス人はおかしい

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163685106

感想・レビュー・書評

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  • イギリスに暮らす人だから分かる細々した事が書かれていて非常に興味深かった。最後の方に、イギリスと日本の歴史が書かれていたが、何も知らないと痛感したし、日本は島国だからなのか昔習った歴史はリアルではない気がした。

  • 軽い気持ちで読み始めた高尾慶子さん二冊目、年金暮らしに入ったせいか「イギリス人はおかしい」に比べて、だいぶ英国人寄りの精神になってる印象で、日本人の目からみた鋭い英国批評の類はほとんどない…かな…。英国がサッチャー政権からブレア政権に移行して格段に暮らしやすく、清潔になったのを文面から感じるため、英国で年金暮らし、羨ましい~という気持ちも沸く一冊。日本で暮らしててここまで政権の違いを実感することって私はないなぁ…。

    日本軍による捕虜虐待は許されざることだし、それを終戦後も笑いのネタと考えていた日本のオヤジは本当に恥ずべき問題だと思うし、永瀬先生の精神はもっと日本人の間に広められるべきだと思う。
    ……けれどどうしても一つ疑問が残るのは、英国は自国民にきちんと英国が何をしたか、また、何をしなかったか(これも大事)を教えているのかな…どの国の歴史もキレイなだけじゃないと思うんだけど…。かつての植民地の民を今は移民として受け入れているからオッケーと軽く済ませられる話ではないような。(他の誌面で語られてるのかもしれないけど。)

    それと「ロンドンの日本人」の章は耳が痛い。息苦しいと感じる人間が多い日本社会、ほんと、変えようよ~~~~という気持ちに…。
    キリスト教の博愛精神が無いから福祉が浸透しないという指摘も、英国と比べられると納得かも…(アメリカは???という疑問には目をつむりつつ。)
    そして異邦人として暮らすのは責任が無いから楽だという指摘に目から鱗。なるほど!!!
    選挙権がないならないで無責任に批判だけしてればいいし、母国を責められても、だから俺は国を出て来たんだと胸を張っとけばいいもんな…?

  • イギリス在住30年の著者がイギリスも日本も素直な言葉で評している内容。イギリスの選挙の雰囲気とかは良いなーと確かに思うし、外国から見たら日本の政治はダメだろうとそうなるだろうし、確かにそう思うのだけど、著者が何度も私は絶対にイギリスから離れない!日本には帰らない!というのに、ムッと思ってしまうのが、自分は日本人だなあと思った。でも月並みな物言いだが、外国のことは知るべきかと。そんな外国のこと勉強しなきゃ欲を満たすには丁度良い本。読みやすい。

  • なんというか、自分はこの方がやりやすいから日本もこうすべき!と言う様な語調が多くて辟易してしまう。確かに同意するところもあるけれど…。
    冒頭あたりの日常エピソードは楽しく読んだんですけどね。

  • 図書館蔵書

    なるほど面白いです。
    日頃の行いで、どうしても先入観で某お国擬人化の眉毛が脳内で動いてしまいますが、それを考えなくても面白いなぁと思います。

    P.18、30、38、50、53

  • 著者の言っていることに対し、反感を持っちゃいました。(汗)<br>
    「あなたは何様なの!?」って。<br>
    確かに両国にまたがって生活を経験するとその違いや不愉快に思うこともたくさんあると思う。でも、自分の感覚だけでモノを言うのって。。例えにするにしたって、ある一人を「ダメ出し」するのはちょっと・・・<br>
    比較的柔らかな物言いをしているけれど、エッセイ的な話でもあるため、私見が入りすぎていて、私の好みではなかった。<br>もう少し客観的なものを私は読みたいなぁ。。

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