おしゃれのベーシック

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163686400

作品紹介・あらすじ

そこそこ「きれい」なひとは多いけれど、それで満足していいの?変わらない自分らしさ、美しさの核こそ、あなただけのベーシック。もう一度、おしゃれの基本に立ち返る。そこから新しい「物語」が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • ブランド学には興味ありません。

  • 読了

  • 表紙の傘に一目惚れした。

    『名画読本』赤瀬川源平

    早足で店を見て回る。
    デパートの上から下までを10分で。
    感覚がとぎすまされ、おしゃれの反射神経がからだの中で育っていく。

    止まったら、老ける。そうなんだ。

    紺色は日本人の肌を生かす最も美しい色

    自分スタンダード

    バレエシューズが履きたくなってきた。
    バレエシューズが似合うようになるには、どうしたらいいんだろう?

    いろんなものをたくさん見ないと、自分の好きなものさえわからない。
    必要な物なら、さっさと選べるんだけど。

    『SAYURI』
    チャン・ツィイー
    肉体に宿る根性
    肉体としての強さ

    服に体質はつくられる。

    ココ・シャネルは反逆者になれなければ生きられなかった。
    だから、そのように生きた。

    マリリン・モンローは、反逆者でいられなかったから早くに亡くなった。彼女は従順すぎた。

    シャネル・ネクサス・ホールhttp://www.chanel-ginza.com/nexushall/

  • こういう本ってどことなくいけ好かない雰囲気が漂いやすいけど、行き過ぎていない感じが好印象。

  • 読んでるうちに自分の中で欲しかったものがはっきりしてくる。
    装いについても知識は必要で真面目に学ぶ必要があるなと思いました。庶民でもね。

  • おしゃれとは自分らしさをみつめて、多くのものから自分に合うものを選び出すこと。時にチャレンジだったり、そのときは手に届かないものでもいつか似合うようになるかもしれない。その時のワードローブは、自分自身なのだ。
    「喪失と停滞と浄化」を通して残った彼女の考え方は、ファッションに留まらず生き方としても共感できるものがある。
    流行を追い続けるモードと、定番であっても形を時代に合わせて変わっていくベーシック。ファッションを機能性だけでなく、自分らしさの表現として見つめる背筋を伸ばした生き方は、ぶつかってもぶつかってもそこに自立する強さを感じる。
    表紙のFOXの傘。雨の降らない室内で閉じられている傘。昔傘を持つものは馬車を持たないものの象徴として誹りを受けていた傘。馬車はなくなり、傘は残る。雨を避ける機能を磨き上げたその存在は、使われない時間でも美しくあるためのデザインを身につけた。オンもオフも気を張る必要は無いが、いつも自分らしくあるために、何を選ぶかはとても重要なことだと思うのだ。

  • 等身大な言葉が好感を持てる。ただブランドに関しては、学生時代何も知らずに憧れて読んでいた部分は、「これは高い」「ここは値段が」と、金について考えながら読んでしまった。

  • 安いものが横行する世の中。もちろん安いものが悪いことはないけど、自分なりの着こなし・ベーシックを理解することが美人への近道なのかもしれない・・・

    いつか私もマルニのワンピースやフォックスの傘、マーガレットのストッキングを着ても似合うような女になりたいものです。

  • 鋭い視点、豊かな語彙、美しい文体。生き方と装うの関係。

  •  身なりに気を遣わなくっちゃな と思った。
     そして、お洒落は楽しむものだ とも。

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著者プロフィール

作家・エッセイスト。東京生まれ。小池一子氏に師事した後、女性誌編集者を経て、イタリア・ミラノに在住。帰国後、執筆活動を始める。1994年のデビュー作『おしゃれの視線』(婦人画報社)がベストセラーに。主な著書に『おしゃれのベーシック』(文春文庫)、『実りの庭』(文藝春秋)、『感じるからだ』(だいわ文庫)、『おしゃれの幸福論』(KADOKAWA)などがある。2008年より五感をひらく時空間をテーマにしたイベント『桃の庭』を主宰。

「2018年 『これからの私をつくる 29の美しいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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