たぶん最後の御挨拶

  • 文藝春秋 (2007年1月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163688107

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

エッセイを書くことに対する葛藤と、それでも魅力的なエピソードが詰まった作品です。著者は自らのエッセイが向いていないと感じつつも、関西人らしい自虐的なユーモアや、家族との心温まるエピソードを通じて、読者...

感想・レビュー・書評

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  • このことについて詳しくは、過去著作「あの頃ぼくらはアホでした」をどうぞ、ということが何回かあった。その本はちょうど3年前くらいに読了しているようだが、内容としては結構やんちゃしてましたよ、ということしかあまり覚えていない笑

    著者の生まれから学生時代、会社員、現在にかけての年譜が現在の印税の稼ぎっぷりと比較すると人間みがあって面白い。それぞれの著作品についての思い出なども語りつつ。
    11文字の殺人は勝手に名前が変えられて著者もそれはどうなのよと驚いたとあり、共感する。いくら数えたら11文字だからって、あれはちょっと無理矢理感がある。確かに無人島より愛をこめてと比較すると、11文字の殺人の方がイマドキ感はするが、強調するほどのものでもなかったし、もやもやする。

    エッセイは苦手だからもう書かないということで最後の挨拶らしいが、売れっ子作家の人間性をみんな知りたがるだろうに、十分需要はあるし、また書いて欲しい。

    過去作はデビュー作から順に50冊ほど読んだが、それぞれの発売時の売れ行きや世間の反応などは知らなかったので、私の中では評価が低いあの作品は結構売れてて、お気に入りのあの作品は不評だったのかと驚きもあった。

  • エッセイを出すのはこれが最後だとのこと。確かに、小説家は小説を書くのが仕事だし、エッセイを書くのが苦手だ、苦しい、とおっしゃるのであれば、我々読者はそれを受け入れるしかあるまい、と思う。
    でも、東野圭吾さんはひとつ誤解をなさってます。東野圭吾ファンは、小説はもちろん待ち望んでいますが、それと同じくらいエッセイも待ち望んでおるのですよ。
    今後もしエッセイ集が出るようなことがあれば、ファンは喜んで書店に駆け付けます!

  • 東野圭吾さんのエッセイは初めて(かな?)読みました。
    さすがに関西人、自虐エピソードが面白い。
    2006年ということは当時48歳で「自分にはエッセイは向いていない気がするから、
    これからは小説に専念するのだ!」と宣言をするための作品だったのですね。
    でも、人間って変わりますよね。
    あれから14年と少し。
    もしかしたら、気が変わって「やはり書くことにしました」ってならないかな?

    ひとつ、素敵だなぁと思ったところがあります。
    お父様にちょっと深刻な決断を伝えた時のエピソード。
    ずっと黙って聞いてくださった後、お父様が最初に発したお言葉が
    「ふう~ん」。
    そして「まあ、ええがな・・・」
    ☆お父様、最高です。

  • 東野圭吾さんのエッセイ。あまり得意ではないといいながらも、とても面白く綴られている。
    お勤めの会社が近いので身近に感じられました。
    直木賞を受賞された頃、そこの会社に東野圭吾がいたと噂になっていました。
    大好きな作家なのでもう一度くらいはエッセイを書いて欲しいと思います。

  • 東野圭吾のエッセイはどれも面白い。
    最後と言わず、そろそろ次のエッセイ書いて欲しい。

  • こういうのを読みたかった。
    まだエッセイは4冊あるらしいので、そちらも読んでみたい

  • うーむ、最後なんだろうなぁ。

    エッセイおもしろいのに。

  • 自伝のような感じですね。
    東野圭吾は好きだが、自伝は好きではないな。
    小説の裏側をしれていいのかもしれないが、作品をそのまま楽しみたいので、私は特に読まなくてよかったなぁーっと思う。
    東野圭吾さんが好きなら、読んで得するかも。

  • さらりと読める。作家になった経緯と作家として今までのことが中心。タイトルにあるとおり、最後のエッセイ集になるらしい。本職のミステリー作品に専念するというのがその理由。東野圭吾のエッセイ結構好きだから少し残念。ミステリーのほうは読まないんだけれどね。

  • エッセーです。
    東野圭吾は最初からヒット本を作り出してる!って勝手に思ってました。
    面白い!って思った本も最初から売れず、受賞せず・・・
    びっくりです。
    東野圭吾の本に対する思いも判って良かったです。

  • 意外とお年を召した方だったのね。
    完全に私の思い込みでしたのねww

  • 昔からの東野作品の読者ですが、エッセイは初めて読みました。
    とても楽しい方で意外でした。もっと内側に向かっていく感じの方と想像していたので。
    ざっくばらんに見える中に理系らしい緻密があり、とても楽しい作品です。
    「たぶん最後」と言わず、もっともっと書いてほしいです。

  • 東野圭吾が自らの作品、半生などを語ったエッセイ。
    作品名となっているたぶん最後の御挨拶というのは著者本人がエッセイが苦手で今後エッセイを刊行する事はないだろうということからつけられているようだが、著者の物事の捉え方は面白く楽しんで読めた。
    個人的には「極意」というエッセイが気に入った。

  • 「たぶん最後の御挨拶」
    打たれ弱かったら作家になんかなってない。下手なエッセイ書く暇あるなら、もっと小説書かんかい!文学賞落選記録15回!「押し続けていれば壁はいつか動く」と信じ続けた20年の日々。


    江戸川乱歩賞受賞から売れるまで、かなりの潜伏期間があったなんて、なかなか信じられない作家東野圭吾。なぜなら、昔の作品を読んでみても、小説として出来上がっていると思えるのが多いから。例えば、個人的に「悪意」は凄いと思うし、東野氏も絶対の自信があったようですが、全く評価を受けていなかったりしていたよう。


    まず面白いのは、58年から06年までの東野圭吾氏の年譜。幼少の頃から、会社員時代、小説を書き始めたこと、いきなりの乱歩賞受賞、その後の潜伏期間、そして、「容疑者xの献身」の直木賞受賞まで、が書かれています。自分の気持ちをストレートに書いているのが、とにかく面白いです。実際、結構な愚痴や毒が出てくるんですが、それがまた良いです。勿論、「なるほど!」となる話も知らないことも多い。


    年譜に続くのは、自作解説。東野氏が自作について何を思いながら書いたのか、どんな気持ちを持っていたのか、がよく分かります。ここでも、しっかり言っちゃってます。例えば、「11文字の殺人」は元は別のタイトルで、他者に変えられたもので、このタイトルを聞いたとき絶句したとか、「学生街の殺人」発表後に「ハスラー2」という映画が公開され、某文学賞の選考会で、この映画の流行に乗っかったと誤解されたとか。


    その他、映画化、作家もどきだった頃や少年期の衝動などの思い出、好きなもの、スポーツ、そして作家の日々を含めた全7章で成り立つこの本。読んで一つ言いたいことは、「どんどんエッセイを書いて欲しい」ということです。暇つぶしでも言いので、続けて欲しいです。単純に、面白いんですよね。


    読んだら分かる面白さ。お勧めしたい。

  • 作家って大変だなぁ。
    それともさっぱり売れないのレベルがそもそも高すぎるとか

    私は小説家のエッセイ、好きです。

  • エッセイ苦手って書いてあるけど、おもしろいです。
    文章上手い人って何書いてもうまいんでしょう。
    でも、小説読みたいからエッセイは遠慮していただいてもいいですが、、、

  •  第1刷読了。


     あとがきでも作者が述べていますが、5冊目のエッセイ本で、この本のタイトル通りエッセイ本の刊行としては最後にしたい一冊だそうです。


     自分は恥ずかしながら、この著者の本を手にするのは実はこれが最初だったために、読み進めていくうちに非常に負い目と心苦しさを感じつつ読了しました。

     が!

     以前に放送されていたTVドラマ版の「ガリレオ」を全話見ていたことや、映画化された「容疑者Xの献身」をそれぞれみていたので、著者には作品の主人公である湯川教授のような知的なイメージをもっていたのです。

     が!

     読み終えて印象はずいぶんと変わりましたが非常に好感に思えた人柄でしたので、これからどんどん作者の作品を読んでいこうと思った一冊となりました☆


     とはいえ、この本の冒頭にあたる年譜の中で何度も紹介されていた『あの頃ぼくらはアホでした』が非常に気になりましたので、おそらくその本からになるかと。

     作者さんはご自身のエッセイ本に対して読者がつくのか疑問に感じている風に伺えましたが、十分、楽しい一冊でした♪

  • 「ふう~ん」「まあ、ええがな。一から出直したらすむことや。どうということやあらへん」P152 父の言葉。 父、すばらしい!

  • この本はこうして作られたんだなーとかそういうのが少し分かりました。

  • うっすらと読んだような気がするけれど。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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