権力の病室 大平総理最期の14日間

  • 文藝春秋 (2007年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163690803

感想・レビュー・書評

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  • よい本だった。現職時の大平さんは鈍牛などと言われ(マスコミが言っていた)、当時の自分もそれをおもしろがっていたけれど、これを読むと昨今の政治家にない深みを持った方だったのではと感じる。亡くなった後の記述に興味深いものが多いので、エッセンスはそちらかとも思うけれど、それらが印象深く感じられるのは、死去までの話を読んでいるからこそなのだろう。
    テレビ、新聞を通して受ける政治家という人たちに関する印象というのはかなりアンフェアなものだと以前から思っていたけれど、本書を読んでその思いは強まった。彼らは、そして周囲の秘書官らも、我々の想像をはるかに上回る深謀遠慮を持ち、知的、精神的鍛錬を経ている人たちだと思う(むろん例外も多いが、そういう人は高い地位に上ることはないだろう)。
    朝日記者+文春という組合わせの力も感じる。誤字や違和感を感じる表現はゼロだった(と思う)。

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