「体癖」を活かす整体法 身体にきく

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163696201

感想・レビュー・書評

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  • 整体シリーズ、続けての本。今、整骨院に通い出していますが、その先生もこの本と同じ“骨盤”重視。基本は身体の歪、癖を治そうとするもの。

    軽い運動ということでウォーキングの推奨だけではなく、水の摂取から、小麦粉、糖分まで指導を・・・。

    この本でも、いろんなメソッドがあるんですが、全部実行するのは無理。

    「啐啄同時」で、整体とは「気を入れる」という発想ではなく、本人の回復力と共鳴して初めて良い結果がでると。
    「正座」、この前落語をして30分落語した後、腰の具合がよかったのですが、先生曰く「正座」とは正しい座り方で理に適ってると・・・。
    「草履」を履くと、これも鼻緒に足の指を掛けて歩くのはしんどいが足の指から腰へかけての運動にはよいと・・・。

    案外、着物で暮らすのも良いのかと、今年は落語の世界に更に浸ってみようかと思っております。浴衣に下駄で散歩・・近所では浮きそうですが、これも健康のためと、人の少ない平日中心に試してみようかと・・・・。

    昔に戻って身体はさする、撫でる・・痛いの痛いの飛んで行け、でおます。

  • 引き続き友人が貸してくれた本。
    簡単な診断テストで”体癖”を10種類に分類し、体質や性格、行動思考パターンとそれぞれの相性を解説…というと単なるトンデモ本系のようだが、意外にそうでもない。
    体癖を矯正するのでなく生かして緩める、相手と響き合って心地よくすごしていくための心がけが、淡々と願いを込めて説かれており、真面目さと優しさを感じる。
    体癖を楽器にたとえた表現もきれいだし、治してあげたいと思うのではなく、自ら一歩引いて?琢同時−自分も相手も相互に共鳴し結果を引き出すという考え方に共感。

    典型的8種は膝をゆする腰椎3番緩め法と脇腹メソッド。

  • 体癖の違いで性格が違い、相性もあるという。
    「身体の声を聴く」ということは現在の日本の「場の空気を読む」と相反するが、大事なことです。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:492.79||K
    資料ID:95070480

  • 20120303読みたい
    「風邪の効用」著者で野口整体の創始者・野口晴哉、彼の提唱した体癖の解説とのこと。読んでみたい。
    20130521読了
    著者のスタンスは自分に合うと感じたけれど、本の内容は整体に関する専門的な知識が少なからずあって施術者として経験があるような人でないと、なかなかスッと染みてこないのではないかと思われる。「骨盤にきく」も読んでみたい。押したりもんだりだけじゃない「手当て」の効果を試していこうと思う。

  • よしもとばななの「Q健康って?」であとがきを書いていたのと、菊地成孔のお世話になっている整体師ということで、偶然にも同時期に名前を知った。
    身体のもつクセ「体癖」を楽器にたとえていて、非常に分かりやすかった。

  • 『骨盤にきく』がかなりおもしろかったので
    期待して読んだのですが あんまり おもしろくない

    あとがきを読み なるほどと
    企画自体が無理だったのね
    これは活字ではほとんど伝わらないはなしですね

  • 「骨盤にきく〜」は図書館にあったけど、こっちはなさそう…。
    先に「骨盤〜」をよんでみて、よかったらこっちもよみたい。

  • 素晴らしい。

    野口整体の「体癖」について、非常に分かりやすく、更に新しい情報をつけくわえて書かれた本。

    ゆがみを無理にたださなくてもいい、というのがいいですね。

  • マッサージ技術の上達の為に適当な本はないかと探していて出会いました。

    体質の見分けはけっこう難しくて一度読んだだけではよく分からなかったけれど、気に入ったのは終章の記述。
    「身体レベルで生きていることそのものの肯定感がなければ、何の意味を付け加えた所で、本質的な充足感は生まれません。身体を置き去りにして「自分探し」や「意味ある生き方」探しをしても、何も見出すことは出来ないでしょう。」
    さらに「今生きているこの身体以外に、自分の居場所はないのです」という所と、
    「響きあう身体の音楽をきくこと、あとは全部おまけです」という所、ここがなんだか深くて気に入りました。

    身体の声を聞けるくらいの達人になりたいものです。

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著者プロフィール

1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。現在、身がまま整体 気響会主宰*。20歳台半ば、自身の腰痛をきっかけに〈整体〉に出会う。その後「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法の技術を作り上げ、「身も心もチョット楽になる方法」を提言している。著書に『整体からみる気と身体』『自分にやさしくする整体』(ちくま文庫)、『整体 楽になる技術』(ちくま新書)、『女と骨盤』(文藝春秋)などがある。
*「身がまま整体 気響会」の電話番号は非公開ですが、講座などの情報はTwitterの「身がまま整体 気響会 @migamama_bot」にてネット閲覧できます。

「2018年 『日々の整体 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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