そうだ、ローカル線、ソースカツ丼

  • 文藝春秋
3.38
  • (1)
  • (9)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163702100

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物凄い知識と真似の出来ない豊富な言い回しのオンパレードなのになぜか不謹慎にも爆笑二回!

  • 東海林さだおの異色の発想力からすると比較的まともな話が多い。紀行文が多いせいもある。広辞苑をひいて文句を言ってるとこが印象的。こんな文句の付け方があったのか。「ローカル線は楽し」「ど「阿呆列車」は行く」「アキバ初体験」「そうだ、京都、定食屋!」「魚相学の始まり」「鼻の穴考」「ソースかつ丼とヘビの旅」

  • 身の回りの人が気にしない事を面白くできるのは才能だと思う。ローカル線に乗りたくなった。広辞苑、欲しいな。

  • 面白いコラムです

  • 辞書の話はくすくす笑いが絶えない。
    定食屋めぐり行ってみたい。
    京都で美味しいものをゆっくり食べたいなと思った。

  • 日本って楽しい国だとわからせてくれる、東海林さんの筆は見事。
    椎名誠との対談は、椎名が何やら「進歩」しているので(自己啓発セミナーとか、宗教にはまったばかりの人って、こういう態度よね。苦笑)、噛みあっていません。

  • もうね、なんというかね、素晴らしいのですよ。そういうのって大事ではないですか。眉間にしわを寄せても事態は好転しないのならばもう開き直ってご飯のことを考えていたほうが人生は幸せ。

  • 東海林センセイのエッセイは読んでいて心地良いので持ち歩いて移動中によく読む。路線バスにプチ旅行気分で乗って立ち寄った昔ながらの商店街。肉屋で一枚六〇円のハムカツを二枚買って帰途につく。つつましい日常の小さなことに見出すシアワセ。こういうのにたまらなく憧れる。路線バスなんてすぐ乗れるし、下町の商店街だって行こうと思えばすぐ行けるんだけど…。
    巻末の椎名誠氏との対談に出てくるアザラシの小腸の内容物を食べる話と、トナカイの生肉を同じくトナカイの胃の内容物(苔を消化したもの)にディップして食べるというイヌイットの食事は興味深かった。
    定食評論家で東海林さだおフォロワーの今柊二氏との対談も収録。

  • 09/01/28

  • オール読売2006.2〜2007.7 男の分別学として連載〜ローカル線で袋田に行き,こだまで浜松に行き,路線バスで羽田空港に行く。爺さんには怒鳴りつける権利を与え,アキバでメイドにガイドを頼む。京都に定食を食べに行き,定食評論家と対談。大久保のドンキ・ハナマサ・韓国広場で買い物をし,雑貨を広辞苑で引いて憤慨し,魚相学を考案,鼻の穴について考え,群馬でソースカツ丼と蝮のフルコースを味わい,はば広饂飩を食い,椎名と世界の奇食・ニッポンの珍食について語り合う〜鼻の穴考が秀逸だと思う。「魚相学」は失敗したなぁと残念だったが,「鰹」に至って逆転ホームラン。対談相手の椎名がカップ麺を土産に持ってきて,添加物の方が訳の分からないモノだと云っている。なるほど

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東海林さだおの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×