- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163704401
感想・レビュー・書評
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対談集というか、ゲストとの趣味の話というか。軍艦長門の~上巻が貸出中で、かわりに隣にあったこの本を手にした次第。
軽い気持ちで読み出しましたが、なかなかに深い。感想になってませんがおもしろかったです。詳しい感想は…「説明するの煩に堪えず」。
「靖」とは青を立てると書く。
イギリスは二十世紀通して百年間斜陽です。
ノブレス・オブリージュ、高貴なる者の義務。 -
最近、出しすぎじゃない?阿川先生ったら。
晩節に力を出し切ろうとなさっているのかしら。
三浦朱門との対談で遠藤周作との思い出話が出てきてファンとしては嬉しかったな。
お互いに長生きした理由として「著作が売れなかった」のは笑えたけど
原武史との対談、「鉄道は国家なり」は、鉄道マニアでなくともトリビア満載で面白い。
原少年が中学生の時分に400字×150枚の鉄道路線に関しての論文を出したという
エピソードが印象的。当時は、鉄道会社も少年の取材を受け入れて、
職員しか入れない場所も入れてくれたそうな。阿川先生の仰る通り、
このような子供は大事にしなくっちゃだわ。
時間意識の違いでは、明治40年当時の時計屋さんの数をみると地方で格差が見られるそう。
福島171、山形105、秋田92と東北では多いのに
四国、九州では少なく、宮崎にいたっては0だったのですって。
南国時計ですな。
半藤一利と養老 孟司との対談「日本の将来を思う」
では、養老先生、、、ほとんどお語りにならなかったわ。
最年少だから遠慮なさったのかしら?
南方熊楠と昭和天皇が合うってどういうことかしら?
下地に知識が薄すぎて、理解できない。
もっと勉強しなくっちゃだわ。
それにしても半藤先生と阿川先生は、昭和天皇に忠良だわ。
いまでも何かあったら兵役に志願するだなんて(笑)
阿川先生が東郷茂徳さんのうたを諳んじていたのでメモ書き
「いざ子らよ 戦うなかれ
戦わば勝つべきものぞ
夢な忘れそ」
中国に木を植え、さらに帰国してからは
靖国で苗木を育て、遺族に配って慰めようとした
吉松喜三さんのお話は初耳。
靖国は、「青を立てる」からというエピソードも温かし。
<a href="http://blog.livedoor.jp/akkochama3/archives/2008-04.html#20080424">阿川先生の本は</a>2冊目だけど
知るを楽しむのにピッタリだわ。