- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163707303
作品紹介・あらすじ
嫁ぐ日の父と娘がいる。幼い日の思い出、舞台にかける互いの情熱、そして娘の結婚-。心洗われる清冽で真摯な24通の手紙。
感想・レビュー・書評
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幼い日の思い出、舞台にかける互いの情熱、そして娘の結婚-。梨園の親子が交わす、心洗われる清冽で真摯な24通の手紙。嫁ぐ日の父と娘が、ここにいる。『オール讀物』連載を単行本化。
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幸四郎さんの言葉がどっしりとくる。
ダメ出しじゃなくて、直しとか。
演じるんではなく、勤めるとかね。
それなのに、茶目っ気たっぷりで。
是非お舞台をみたい、な。 -
心温まる本。
松本幸四郎さんも「あさば」にいらしたみたい。 -
松親子、ワールドすぎていまいち理解できず
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父と娘の手紙のやりとりなのに、どうしても仕事の話になってしまうんですね。自分の親子関係とは、まったく違うので、不思議な関係だなと思う。
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松本幸四郎さんと松たか子さんの往復書簡。
染&松がかわるがわる新感線の舞台に立ったり
斎くんの初お目見えや松さんの結婚などなかなかタイムリーな時期だけに面白い。
幸四郎さんも新感線に出てくれないかしらん。
【図書館・初読・12/2読了】 -
幸四郎さんは「きみ」と、松さんは「あなた」と呼びかける微妙な距離感を保ちながら、父娘として、同業者として、ライバルとして、綴られる24通の手紙。
語られる内容は、やはり芝居のことが多いけれど、普段は知ることが出来ない陰での努力や苦労話も書かれていて、華やかなばかりではない厳しい世界を垣間見ることができます。
雑誌の連載で、2年間に亘って続いた往復書簡だけに、その時々の手紙の中で書かれてい舞台の話などは、読者としても思い出深いものとなっています。
特に、ファンの人たちには・・・。
幸四郎さんの舞台にかける情熱や、「ほんとの気持ち」のレコーディングの裏話も興味深いのですが、やはり松さんの結婚秘話に「父娘の心情」が満ち溢れていると思います。
松さんからの最後の手紙で、何カ所か「お父さん」と書かれている部分があります。
最後の最後で、「父と娘」の距離で語りかけることが出来たのかもしれません。 -
松本幸四郎・松たか子親子の往復エッセイ。終盤で松たか子さんが結婚したが、その時の思いも率直に綴られている。