スポーツ・ノンフィクション選 熱狂のアルカディア

著者 : 藤島大

• 文藝春秋 (2008年11月25日発売)

感想・レビュー・書評

[sagami246さんの感想 · 2009年2月9日]

藤島大はスポーツライター。本書は、著者が「ナンバー（スポーツ雑誌の名前です）」に書いたものを集めて単行本にしたもの。野球、サッカー、ラグビー、バレーボール、ホッケー、バスケットボール，，，とカバーしているスポーツの範囲は広いし、視点も色々だ。それぞれのスポーツの技術論にはほとんど触れていない。にもかかわらず、扱われている題材の（人やチームや時には地域の）本質に鋭く迫っているように感じられる。かなり面白い。

著者プロフィール

ふじしま だい　スポーツライター、ラグビー解説者。
1961年東京都生まれ。都立秋川高校、早稲田大学でラグビー部に所属。卒業後はスポーツニッポン新聞社を経て92年に独立。著述業のかたわら都立国立高校、早稲田大学ラグビー部のコーチを務めた。2002年『知と熱 日本ラグビーの変革者・大西鐵之祐』（文藝春秋）でミズノスポーツライター賞を受賞。著書に『楕円の流儀』（論創社）、『ラグビーの情景』（ベースボール・マガジン社）、『人類のためだ。　ラグビーエッセー選集』（鉄筆）、『知と熱』（鉄筆文庫）、『北風　小説 早稲田大学ラグビー部』（集英社文庫）、『友情と尊敬』（スズキスポーツ）、『序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史1987－2015』（鉄筆文庫）などがある。

「2020年 『ラグビーって、いいもんだね。』 で使われていた紹介文から引用しています。」