くいいじ 下巻

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 588
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163708805

作品紹介・あらすじ

「グルメ」でも「食通」でもない、「喰いしん坊」の食生活を綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りました。
    上巻が借りられていたので
    下巻だけ借りて読みました。

    安野モヨコさんの漫画も
    エッセイも大好き!

    最近読んだ本の中でこの本が
    一番面白かったかもしれない。


    表現力が素晴らしくて
    夢があって、こだわりがあって、
    オチがおもしろい!



    私が特に好きなお話は
    「食べたい物」「豆ご飯」
    「大食い」「エア料理」
    「食べられない」

    「食べたい物」の話は共感した。
    太陽や夜の光を食べたい!
    という気持ちすごくよく分かる!!


    私は、ベタだけど雲!
    これは小さい時からの夢。
    綿飴で大分満足はしたけど、
    まだまだ理想の雲とは遠い。

    あとは綺麗な海、三日月、
    天の川、蝋燭の火、線香花火。

    そして、エメラルドグリーンのインク、
    ガラス、壁、おはじきなど。



    「食べられない」の話も共感。
    昔の記憶を辿ると、本能に逆らえず
    食べたり、口に含んだり
    してた気がする。恐ろしい。

    工作ノリは食べたことある。
    甘くて美味しかった。

    未だにお気に入りのグラスは
    ヒビ入らない程度に
    軽く噛みながら飲むし。
    だから氷が大好きなのかも?



    普段、面白い本は
    数時間で読みきっちゃうけど
    これはもったいなくて、
    1日の中で、しかも
    一番コンディションの良い時間だけに
    じっくりと読み進めたので
    珍しく2日もかかった。


    早く上巻も読みたいです。

  • おなかすくー。
    巻末にメモ欄があるのがなんだかおかしい。

  • 食べ物のエッセイは楽しい。エッセイにしろフィクションにしろ本に出てくる食べ物はどれもおいしそうで食べたくなってしまうのは私もくいいじがはってるからだろうな。

  • (2018/10/9読了)
    上巻に続き。こちらも図書館で借りたのは、地味な装丁の本。基本的には、上巻と同じテイスト。慣れたので、さらに読みやすかった。
    食べ物にまつわる話の本なんだけど、下巻は人との関わりについても多く書かれているような気がする。印象的だったのは、紹興酒と自然食についての話の中に登場した酒屋の配達員さん。
    帯がきつくて食べられなかった葉山牛の話のオチも面白かったし、とても共感した。私もくいいじがはっていると確信した。
    安野さんの絵やお顔を拝見したいと検索したら、好き嫌いが多いご主人は庵野秀明さんと知りました。知った名前、お顔なのでまた検索。ご夫婦揃って、才能のある方なのね。

    (内容)
    「グルメ」でも「食通」でもない、「喰いしん坊」の食生活を綴ったエッセイ集。

  • 鎌倉に住みたくなった
    「エア料理」のくだりがヤバイ

  • やっぱりおいしそう。
    豆ごはんの「ぼんやりした」感じ、とてもわかる。食べたい。
    それにしても「食べるものにこだわる人」ってすごいなあ、と思ってしまう。いや、食べるのは好きなんだけども、家の近くのごはん屋さんすらよく知らない(あまり行ったことがない)、料理もあんまりやらないし、どこかめんどくささが勝ってしまうところがある。そのくせ「おいしいものが食べたいなあ」と日々思っているのだ。もっとがんばれ、と自分に言いたい。

  • 取り上げられた食品が自分も好きなものが多かったからなのか?下巻の方が美味しそうでした。「がごめ昆布」食べてみたいです。それにしても山や太陽までも味をイメージ出来てしまう安野氏のイマジネーションに感服。

  • ずっと読みたいと思ってたのに、買う機会を逃していてやっと購入。
    上巻に引き続き、とても面白かった!挿絵が素敵。果物食べられないけどザクロの描写が美味しそうでいつか食べてみたいと思った。

  • 下巻は、「安野家、お気に入りの器」の写真から始まります。どれも時間をかけて探してきては丁寧に使っているのだろうなと思わせるものばかり!そして「くいいじ」の方は下巻でも発揮されています。おいしそうなママレードの秘密や、わさび菜のほろ苦さ、食べられないものを食べようとしてみたり、とどまるところを知りません。最後に「今日の御飯への感謝を忘れずに、これからもいろいろ食べて恥をかいていきたい」という作者の心意気に同感です!

  • 2014/8/11 読了(2014-017)

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著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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