- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163710303
感想・レビュー・書評
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ハチの大量死に関しての様々な視点からの考察が得られる本。
ミツバチというものがこれほど、全ての生物にとって重要である事、また、様々な特性を持っていることを知れたのは非常に喜ばしいこだと思いました。
これを一冊読み終わる頃には、ミツバチが好きになっていると思うし、ミツバチに対しての理解もとても深まる。
「みつばちなんてどうでも良くない?」と思っている人ほど、読んでみると多くの示唆が得られると思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
政治経済とか経営ばっかり読んでてマンネリな感じがしてきてたので読んでみました。タイトルの蜂の大量死の原因は今でもわかっていないのですが、大量死の考察から今の養蜂と農業のアンバランスさについてまで話を広げていてとてもおもしろかったです。
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先生に勧められて読んだ。
実は2年前に手に取ったことがあったのだが、”環境保護”を訴える扇動的な内容だと思い読まなかった。
実際に読んでみると、非常に冷静な書き方がされている。著者は科学者ではないが、書かれている内容は公平かつ丁寧で重要な点をしっかり押さえている。
今まで人間が自然に対してきた態度というのは傲慢そのものであること
そしてそれが破綻に瀕していることが、ミツバチの大量死という事件を通じて伝わってくる。この本に示されたアメリカの大規模農業の現状は背筋を凍らせるには十分である。日本でも農業の集約化が唱えられ、自分もそれが正しいことであると思っていたが、この本を読んで考えを改めた。
農学部に籍を置く自分として、環境との共生する農業、地域に根差した農業を意識するきっかけになると思う。
この本を勧めてくれた先生に感謝である。 -
そういう事実があったことに驚き。
そして今もある事に驚き。 -
人生を注いだアマチュワ養蜂家が綴ったミツバチの本
あまりに内容が濃く危機感を通り越して思いが取り留めもなく広がってしまいました
どこから書き出していいものやら絞れずに迷っているうちに、次の本が届いてしまいました
それと同時に読み終わった本を図書館に返してしまったのでアップするのを忘れていました
それほどに蜂の世界は多岐にわたる不思議なものでした
人間社会への疑問を掘り起こして振り返させてくれました
進むべき前がどっちなのかじっくりと見定めなければならないと思わせてくれます
考えてもいなかったことですが
私も蜂と共生してみたいと思うようになりました
いずれ実行することになりそうです -
ある日ミツバチのコロニーが全滅する。しかも死体はどこにもない。北半球の4分の1のミツバチが消えた、その原因に様々な切り口で、一歩ずつ迫っていくサイエンスノンフィクション。超絶良本。そしてミツバチが如何に農業で欠かせない存在なのかを初めて認識した。これを読んだらミツバチが愛おしくなり、飼いたくなる。
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国内の農業も大規模化して、生産性を上げる方向にもっていくべきと漠然と考えているものの、行きすぎた大規模化、農業の工業化はどこかにゆがみをもたらすとの、典型的な事例を興味深く読む。
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2012年現在、ミツバチ事情はどうなっているのかな?
まだ、原因不明の大量死は続いているのか?