- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163712901
感想・レビュー・書評
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「世界クッキー」な感じだった!
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言葉の持つ力、人生とは結局何か、について考えさせられるエッセイ。
でも読みやすくて、文章の柔らかさとセンスが感じられた!
この川上さんが、いろいろな方(生物学者、哲学者、作家など)と対談した本も出ていたので、ほしい!
このエッセイは本当にいい!世界を見る視点がだいぶ変わりました! -
『ヘヴン』が本屋大賞にノミネートされているが、作家の頭の中がよくわかるエッセー。
一文が長い独特な文章。太宰について言及してあるエッセーに特に惹かれた。
俳句や短歌の定型に入れ込む才能についても彼女が不得意とするだけに高く評価しているところなどなるほどと思った。
無理していない「素の感じ」がとてもよい。
★は4以上。 -
芥川賞作家、川上未映子のエッセイ集。
新人賞受賞から芥川賞を受賞した後までのおよそ二年間にさまざまな媒体で発表されたエッセイが並んでいる。
著者自身はあとがきで不揃いと述べているが、どの話にも一貫した独特の雰囲気が漂っている。
感受性の強さ(特に幼少時の多感さは圧倒的だ。ブンガクを書く人の素地というものはこうあるものなのかと思わされた)と世界を裏側から見つめるような感性にはっとさせられた。
気ままに流れる(実際は計算されているんだろうけど)文体も最初は戸惑うが慣れると楽しい。
甥とお尻の話と名古屋に恩義がある話には笑った。
無性に太宰治が読みたくなる。 -
20冊目
パって手に取ってみて読みやすそうやなぁと思って借りてみた。作者と自分の考え方とか考え方、物ごとの価値観とかがすごく似てておもしろかった。そしてこの世界観がすごい気に入った。でもちょっと生きてるだけでここまで考えてる人は初めて見たかも。こんなひともいるんやなーこの世界おもしろい
すてきな感性 -
クリスマスのトレーナーの話が良かった
あと、太宰治 -
初読
あ、うん、私この文体ダメかもしれない…と
先に「ヘヴン」を読んじゃおうと中断して、
さて、と再度読み始めた箇所が
ことばのふしぎの「わたしの選択」だったので
ヘヴンの補完というか、作者自らのちょっとした解説というか
そんな印象を受けて、あそこで1度止めた私グッジョブ的な。
偶然なのか選択なのか、「起きること」と「起こすこと」の境目。
それをずっとじっと考えている人なんだろうなぁと。
ほんよみいろいろと名古屋への恩義、面白かったです。
ごめんねw
クリスマスの思い出は素直にとても良い話。