用もないのに

  • 文藝春秋 (2009年5月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163713908

みんなの感想まとめ

ユーモアと人間味あふれるエッセイが詰まった作品で、著者の奥田さんが織り成す珍道中は、読者を笑いで包み込みます。様々な場所での体験や、野球観戦のエピソードが豊富に盛り込まれ、特に印象的なのは、昔の球場で...

感想・レビュー・書評

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  • 奥田さんの座右の銘は、「いい人は家にいる」だそうな
    用もないのに出歩くな。出されたものを静かに食え。
    国の標語にしたいくらいにまた吹き出す

    そうおっしゃるわりに、「用もないのに」あちこちで出歩いていらっしゃるじゃありませんか奥田さん
    と突っ込みたくなる私

    原稿欲しさの編集者たちの甘言を断りきれず?むしろ、嬉しそうにいそいそと・・・

    北京オリンピック観戦、ニューヨーク、フルキャストスタジアム宮城、フジロックフェスティバル、愛知万博、富士急の世界一ジェットコースター「ええじゃないか」、四国お遍路の旅等々

    作家が出版社のお供3〜4人を連れての抱腹絶倒の珍道中
    わがまま放題に見えていて、それでいて気遣いしいの奥田さんの人柄が出ていて、面白いことこの上なし
    何度声を出して笑ったことか

    奥田さんが無類の洋楽好きとは知っていたし、そんな著書も読んだが、それに勝るとも劣らない野球好きだったとは! そして、酒好き、ビール好き!

    編集者の各人も旅のお供は大変だっただろうが、良好な間柄とお見受けして、読んでいる私まで楽しくなった

    ブク友さんのどなたかが、奥田さんのエッセイはおもしろいと書いておられたが、同感だ
    私の場合は、奥田さんは小説はもちろん、エッセィもおもしろいだが

    奥田さんのエッセイを追いかけてみよう

  • 奥田エッセイは面白いという感想を読んで以来、いつか読もうと思っていたら図書館の人気本の棚にあってすぐさま手に取った。

    で、面白いです!

    野球の感想も大いにうなずき笑う。

    聞くところによると、昔の球場には絶妙のタイミングで周りの人達が笑って拍手する野次をとばすおじさんがいたらしい。
    そんなおじさんの野次が若いファンをいっぱしの野球通にし、選手を育てたんじゃないかと思う。
    奥田さんもそんなおじさん達に育てられた世代なんじゃなかろうか。
    鳴り物ばかりでず~っと同じ調子の応援ではこの「間」は生まれようがないだろう。

    野球以外のエッセイもどれも面白いが、やはり思い入れのあるフジロックなどは熱いものを感じる。

    暑い夏に笑って読めて良かった!

    • たまもひさん
      そよかぜさん、こんにちは。お久しぶりです!

      「鳴り物ばかりでず~っと同じ調子の応援ではこの「間」は生まれようがないだろう」
      そうそう...
      そよかぜさん、こんにちは。お久しぶりです!

      「鳴り物ばかりでず~っと同じ調子の応援ではこの「間」は生まれようがないだろう」
      そうそう!まったくおっしゃる通り!打ちすぎて膝が痛いです(これは故ナンシー関さんが使ってた大好きなフレーズです)。

      私は以前からの阪神ファンなのですが、あの応援にはついていけなくて、甲子園からも遠ざかってしまいました。テレビ中継も音を消して見たりする偏屈ものです。

      奥田エッセイは面白いですよねえ。私も大好きです。

      2012/09/03
    • そよかぜさん
      たまもひさん、お元気ですか?

      たまもひさんの奥田エッセイ評を読んで以来いつか読もうと思っていたのです。
      いやあ、楽しかった!
      ご紹...
      たまもひさん、お元気ですか?

      たまもひさんの奥田エッセイ評を読んで以来いつか読もうと思っていたのです。
      いやあ、楽しかった!
      ご紹介いただいてありがとうございます。

      北京よりちょうど4年後のロンドンオリンピックの最中に読み、おおそうだった、と前回大会を思い出しつつ楽しめました。

      テレビ中継を音を消して見るというのは我が家でもよくあることです。
      同じように感じていらっしゃる方もおられて、やっぱりね、と思う私です。

      楽天の試合観戦記も笑えました。

      奥田節、いいなぁ!

      2012/09/04
  • 野球日本代表の試合観戦、アメリカでのMLB観戦、仙台での野球観戦。
    フジロックの思い出、愛知万博への愚痴、富士急ハイランドのジェットコースター体験、投げやりな四国お遍路。

    おじさん作家(奥田さん)が文句を言いながら、あちこちで見聞きしてきたことの記録エッセイ。
    関係者が読んだら怒ってしまうんじゃないかという内容の文章を書き連ね、何かにつけてビールを飲む奥田さん。愛すべきおじさん。
    読者からも編集者からも愛されているのがわかる。

  • 奥田英朗はエッセイも面白い。
    野球観戦と遠足について。
    北京五輪・ニューヨークのヤンキーズ戦・楽天の地元開幕戦、野球はあまり興味ないけれど、どれもやじ、ぼやきベースながら楽しく読んだ。
    遠足も雨のフジロックをはじめ笑えるエッセイばかりでした。
    「ええじゃないか」体験に拍手!おもしろかった。
    私は十分おばさんのくせに、おやじが苦手です。
    でもまぁ、奥田英朗さんの自覚たっぷりのおやじぶりは好きです。
    この楽しさを味わえるのはやっぱエッセイ集ですね。
    「どちらともいえません」もすごく面白かったし新作が出るのが楽しみです。

  • おっさんが愚痴りながらも、色々チャレンジして最後は「やって良かった」となる。

    終わり良ければ全て良し。

    読み手に話しかけるように。素敵なエッセイだ。

    フジロックとニューヨークへ行きたくなった。

  • おもしろかった。少し話題は古いけど、奥田ちゃんおもしろい。本音で喋るところがいいんだね。

  • 大リーグ観戦や北京五輪、ジェットコースター、フジロック、お遍路などの体験ルポ。しかしアゴアシは当然出版社持ちだし編集者などの取り巻きもいっぱいついてくるような大名旅行で、結構なご身分でという気がしてくる。

  • 紀行文、いつもの調子で面白い。★4

  • 楽しかった。
    野球はあまり詳しくないけどジャズや富士ロックの話はもう興味津々。私も気になるミュージシャンのCDを聴こうと思います。
    そしてとても危惧していることを奥田英朗さんは書いてくれていました。音楽を音楽としてではなくファッションとして聞いている(決して聴くではない)ことを。161ページに書かれています。
    そして万博のことも。愛地球博の悲惨な様子を。
    お遍路の話もジェットコースターの話もとても面白かったです。

  • 先日の「泳いで帰れ」のアテネオリンピック観戦紀行、からのー、今度は北京オリンピック観戦記。と思って読み始めたら、ニューヨーク観光、フジロック、愛知万博、ええじゃないか(富士急ハイランド)、四国お遍路、などいろいろと幅広い体験エッセイ。基本的に出不精だそうだが、しかし、さすが作家、それを補う豊かな想像力、観察力、表現力でそれぞれの体験をユニークな筆致で面白おかしく、そして皮肉たっぷりに伝わえてくれる。
    筆がのった愛知万博記は、思わず噴き出した程度で済んだが、勢いがついた感がある「ええじゃないか」体験記はさらに強烈で、ゆうに1分以上も腹を抱えて笑い転げさせられた箇所が何度もあった。1人、家で読んでいたのでよかったが、これが電車や図書館の中などであったら狂人と思われたかも知れない。それぐらい面白かった。

  • 旅行兼仕事

  • 50を前にしたおっさんは色んな所に行く。

    オリンピックを見に北京へ。
    ニューヨークへ。
    フジロックへ。
    お遍路へ。

    どこでも良く食べ、ビールをたらふく飲む。
    読んでいてお腹がいっぱいになりました。最初は野球には興味がないので退屈でしたが、フジロックのよもやま話からは興味深く読ませてもらいました。

    と言っても音楽のことも良く分からないんだけどね。

    普段全く外に出ない私としては、旅気分を味わえて楽しかったです。ただ、お酒はもう少し控えた方がいいと思います。へへっ。

  • 思いを淡々とつづったエッセイ集。
    出版社と作家の関係も分かって面白い。
    個人的には楽天の話が好きです。

  • 耐えろ鈴木。人生にはいいことと悪いことがある。その繰り返しだ。
    何かにすがるのは、決して弱さではない。

  • 好きな作家なので、期待して読んだら、単なる旅行ルポだった。

  • ナンバーでもスポーツエッセイを書いていた奥田英朗のエッセイ集。
    北京五輪の野球観戦記(星野ジャパン)からフジロックまで。さすがの着眼点、どのエッセイも外れなしに面白い。

  • 軽い旅系のエッセイ。人混みがイヤとか、行列が嫌いという著者に共感できる人におすすめ。

  • 最後まで読めなかったー!!!><

    前半部分の章で、野球選手たちへのけなしに愛を感じれず、多少不快な気持ちになりました…

    また時間が出来ればリベンジしたいです!

    (中央図書館)

  • 毒舌だけど面白い。
    富士急ハイランドにはわたしは行かぬ!それにしても文章で絶叫マシンの怖さが表現出来るってすごいなぁ。

  • 出版社ってこうやって作家に接待するんだ・・・と勉強にもなり、
    たまにぷぷっと笑えもするつれづれ旅行記。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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