夢をかなえるサッカーノート

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163717401

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  • 著:中村俊輔
    小さい時から大好きだったサッカー選手。
    中村俊輔の様な天才サッカー選手でも、自分の武器をしっかりと見つめ、予習と復習を繰り返して、実践し自分の成長へと繋げていく事は、スポーツでも仕事でも私生活でも何ら変わらない大切な事。
    そのツールとして、彼はノートを使い、記憶に残していた。脳内で考えて出てきたアイデアを、記憶からモノに書き留めておく事で、忘れる事を防ぎ、且つ整理し直せる。

  • 人生を変えてくれた本。
    メンターと出会えたきっかけでもある。
    これは極秘!私のひみつ!!!
    今でもカタチを変えて同じことしてる✌︎
    中村俊輔のラストマッチ行きたかった…
    中村俊輔は、世界一すきなサッカー選手·͜·ᰔᩚ

  • ジュビロから俊輔が去り、遠藤が来たタイミングで読み返した。2002にゴンさんにあって俊輔になかったもの。ジュビロに来た俊輔はそれを供えてただろうか。もう少し見たかった。

  • やはりこの人は「努力する天才」

  • 練習が目的化されがちな日本の育成年代のサッカーの練習において1回1回のトレーニングの目的の整理とフィードバックをつける重要性に気づかせてくれる。

  • 俊輔ファン、サッカーファンにはたまらない、中村俊輔が高校2年の時から15年書き続けた11冊のサッカーノートを一挙公開!
    なのですが、サッカー選手にはもちろん、サッカーやスポーツとは縁遠い人にとっても夢をかなえるためのメソッドがたくさん詰まった本です。

    「目標」の章では、ビジネス書や自己啓発書なんかでよく見る
    短期・中期・長期(+具体的な細かい課題)
    といった目標設定がされたページの紹介。
    これを高校生のころから継続していると思うとと、俊輔はただの天才ではないんだなと。
    彼が残してきたこれまでの結果は、地道な努力によってコツコツ積み上げられたものなんだということが一目で分かります。

    「メンタル」の章では、俊輔の心の内が書かれた日記のような部分が紹介されていますが、
    その内容からは、自分を律する言葉ばかりが並んでおり、ちょっとした名言集。

    この二つの章だけでも、世の中に数ある自己啓発書を上回るの説得力を見せる「夢をかなえるサッカーノート」。

    そしてこの本には、俊輔が編集した「サッカーノート」が付録になってます。

    サッカー向けの内容ではあるものの、
    目標設定ができる項目
    良かった点、悪かった点の項目
    課題の項目
    そしてフリーのページもあります。
    自分の状況に応じてカスタマイズも可能なノートだと思うので、私も今日から使います!

  • 練習を振り返る、自分の欠点を見直す、
    向上心を持つ、結果を追い求める、努力する、
    諦めないこと、そのための課程・・ノートをつけること
    すごく大切なんだなということを学びました。
    プロも悩んでるんだから、私だって悩むのは当たり前なんだと思って楽になる。それでもうまくなりたいって気持ちは一緒だから、今日も明日もまた頑張ろうと思える本。

  • 中村俊輔選手が17歳の頃から書き続けたサッカーノートのコピーが、解説とともにそのまま載せられている。かなり赤裸裸な本である。身体的に特に恵まれているというわけではない中村選手が、世界で通用するプレーヤーになれたのは、この積み重ねがあったこととも理由だろう。続けるって本当に貴重なことなんだなと思わせる本。

  •  もう10年以上前になる。日本にJリーグが開設された、まさにその日のことを、私はなぜかはっきりと覚えている。

     調べたら、詳細な日時も分かった。1993年5月15日に行われたヴェルディ川崎対横浜マリノスだ。

     サッカーのこともほとんど分からなかった私であるが、さすがに、にわかサッカーファンとなる。そして、この試合を、ソフトバンクの社内のテレビで多くの仲間と観戦していた。

     すんません。覚えているといっても、そんだけだ。

     さて、この中村俊輔という選手。もちろん、スーパースターだということもよく知っていた。ただ、2002年の日韓ワールドカップにおいて、トルシエ監督から評価されず、確実とも言われた日本代表に呼ばれなかった。

     そんなことはどうでもいいのだが、私は、そのときのトルシエ監督の中村俊輔に対する言葉、「ワールドカップは家で見ていろ」は強烈に印象に残っている。

     それ以来、この選手の言動には自然、関心が向くようになる。

     もっとも、「関心がある」程度で、サッカー選手の本なんか買わない。この本、ホントに(まちがいなくホントだろうが)中村俊輔が書き溜めたものであるならば、私は、この選手に対する見方を改めなければならない。いや、もう改めている。

     実力がありながら、りーダーから、厳しき落第の烙印を押されたかわいそうな選手から、自分の問題意識の中で、自分の立場を考え、自分の能力で来るべき機会を見据え、しかも、その準備ができる選手へと。

     サッカー選手はもちろん、他のスポーツに取り組んでいる若い人、さらには、スポーツ選手以外の人にも、大いに参考になる。

     私も、広貴に読ませたし、広貴もしっかり目を通したようだ。ただ、なかなか、実行できていない。

     やっぱ、そこが中村俊輔の凡人と違うところか。広貴をそのように育てていくこと(見守っていくこと)も、親としての私の責任。

  • 現役選手でありながら自分の分身でもあるようなサッカーノートをオープンにするというのにはやはり大きな決意があったはずだ。その決意をさせたものはなんだったのだろう。
    今の中村俊輔を見ていると、それは「日本のサッカーを強くする」という一念なのではないかと思えてくる。
    そのためには、自分の経験はすべて伝えたい。
    常々、トップフォームのうちにJリーグに復帰して海外での経験を日本に伝えるというのを自分の役割のように語っていた俊輔。
    今回のエスパニョール移籍で、Jリーグ復帰は少し遅れるが、日本のサッカーを強くするためには経験を伝えるのを遅らすわけにはいかない。そんな強い思いの表れのような気がする。
    中村俊輔に、そのような思いをもたらしたのはチャンピオンズリーグの経験とオシム監督の言葉だと思う。

    マスコミや評論家たちも含めて、サッカーにたずさわる日本人の中で、世界のサッカーの中心に近い位置にいて最も多くの経験をもっているのは中村俊輔だ。その彼が日本のスタイルを作らなければいけないと痛切に感じている。そして彼が考えたスタイルは、オシム監督が日本代表に求めたスタイルと似ていた。
    中村俊輔はインタビューの中で今でも事あるごとに「オシムさんが…」という言葉を口にする。彼のバックボーンには今でもオシム監督の教えが一本貫かれているのだろう。

    オシムさんが日本代表の中で確立しようとしていた「日本人の特性を活かしたスタイル」を突き詰め、日本代表の中で完成度をあげていきながら、同時に、日本中にそのスタイルの浸透を図る。そのために役に立つツールになるのであれば…という思いがサッカーノートの解禁に導いたのだろう。
    自分のノートをベースに初心者でも使いやすいサッカーノートをデザインしてそれもセットにしているところが俊輔らしい。彼の目線はいつも少年たちにある。

    最後に、エピローグ「僕の変わらない部分と変わった部分」の中に興味深いフレーズがあった。

    「僕が考える、プロのプレーとは「見せる」でも「魅せる」でもなく、「表す」というのが近いかもしれない。プレースタイルを前面に出して、生き様を見てもらうという感じだ」

    日本人サッカー選手でもっとも「魅せる」プレーヤーだった彼が、欧州での経験を経て「生き様」を見て欲しいと言えるプレーヤーに成長した。
    中村俊輔の存在は、やはり貴重だ。

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