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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163720203
みんなの感想まとめ
テーマは、古典的名著を通じての日本人のアイデンティティや歴史の再認識です。著者が行った読書ゼミの内容をまとめた本で、参加者は毎週一冊を読むことが求められ、ディスカッションを通じて深い理解を得ることがで...
感想・レビュー・書評
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非常に読み応えのある本で、読み終えるのが惜しくてゆっくりゆっくり時間をかけて読んだ。
藤原先生、ありがとうございます。
自分のルーツについて再認識させられた、幸せな時間でした。
これは、お茶の水女子大での、著者による読書ゼミをまとめたもの。
このゼミの受講条件は、ひとつには毎週一冊の文庫を読む根性があること。
もうひとつは、毎週一冊の文庫を買う財力があること。
定員は20名。
読後レポートを提出し、授業中はディスカッションをする。
読みどころはその師弟問答。
もしも自分がその場にいたらどう答えただろうと、しばしば考えさせられる。
時に教師の側に立ったり学生の立場になったり。笑ったり質問したり反論してみたり。
課題となった書物は以下11冊。
①新渡戸稲造 「武士道」
②内村鑑三 「余は如何にして基督信徒となりしか」
③福沢諭吉 「学問のすゝめ」
④日本戦没学生記念会編 「きけわだつみのこえ」
⑤渡辺京二 「逝きし世の面影」
⑥山川菊栄 「武家の女性」
⑦内村鑑三 「代表的日本人」
⑧無着成恭 「山びこ学校」
⑨宮本常一 「忘れられた日本人」
⑩キャサリン・サンソム「東京に暮らす」
⑪福沢諭吉 「福翁自伝」
⑤⑥⑦⑩は未読だが、現代においても普遍性のある作品ばかり。
今の価値観でだけ見ると「こんな古い本は役にも立たないし面白くもない」となりそうだが、それはあまりに浅薄というもの。書かれた時代背景を知ることが何より大切で、それは良書を通じて正しい歴史を学ぶことにもなる。
更に、このゼミを知ると既読のものさえも、何度でも読み返したくなってくる。
先達たちの心意気とその強い矜持にふれ、胸がざわつかない人がいるだろうか。
何をするというわけでもない。
ただ、元気を出してまっすぐ穏やかに生きようと、心からそう思う。
著者の後書きまで含めて、全ての方におすすめ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やまびこ学校 懐かしいな
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/55815 -
「国家の品格」の著者。数学者で新田次郎の子息。岩波文庫の名著をもとにしたゼミの様子を本としたもの。このなかの名著では、「余は如何にして基督信徒となりしや」と「武家の女性」と「きけわだつみのこえ」を読んだ事があった。後の名著も読んでみた。
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2017年4月17日読了
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多治見図書館
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明治維新前後の日本人の特長を記した本を、
藤原教授と御茶ノ水女子大の生徒が批評する本。
日本人であることに自信を持てた。
文章が上手い。笑えるし、リズム感がある。 -
おすすめ資料 第111回 若者よ、覚醒せよ ―真の国際人をめざして―(2010.5.7)
御茶の水女子大の名物教授、藤原正彦氏による、同大学生を対象とした、文字通り「名著」をめぐる読書ゼミの記録です。
とりあげられているのは『学問のすゝめ』『武士道』はじめ、岩波文庫に収録されている明治期の大物の著作ばかり。
しかし、名前を聞くわりに実際に読んだことのない題名がならんでいます。
いや、むしろ、今学生が読む価値があるのかという疑問の声が聞こえてきそうな著作ばかりです。
綺羅星のようにならぶ明治期の著作、明治の人の熱い思いに触れたとき、学生たちの考え方、日本への思い、読書、学問への気構えに変化がおこっていくのが本書を通してわかります。
もちろんそれは藤原先生の分厚い知識と愛情によって導かれたものであるともいえますが、学生と先生の真剣な「読み」と論議、それに十分応える内容の著作であればこそといえるでしょう。
日本への愛と、日本人ならではの美的感受性という、失ってはならないものを失ってしまっている現代の薄っぺらな日本人ですが、まだ遅くはありません。
本当の「国際人」を目指すのなら、ぜひ、「名著」の扉をたたいて自分の国のことにもっと関心をもってください。
本書は大学生にとってのよき「名著案内」であるとともに、自ら読み、考えることへの道標となると思います。 -
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語り文で非常に読みやすい。自分が読んだことのない古典の内容が垣間見れるだけでも価値のある一冊。しかし、藤原先生の語り口調は一度味わったら癖になりますね笑
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穏健保守派の見本になる本の講義。
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2009年12月10日 初、並、帯付
2013年 月 日 白子BF。 -
心の底から「こんな授業を受けてみたい!」と思わせ
これからの日本を背負ってたつ人たちに「こんな授業を受けてもらいたい!」と感じさせてくれる良書。
藤原正彦氏が、御茶ノ水女大学の週一講義で「武士道」「きけわだつみの声」「やまびこ学校」など日本の名著を題材に、女子大生たちと語りつくす。
洗脳されたといっても過言ではない、自分の国を卑下する日本の学校教育で培われた「思い込み」を根本から矯正し、日本ってすばらしい国なんだ!ということを実感させてくれる。
この「美しい」日本人たちの姿を知れば、きっと日本が好きになる。 -
藤原正彦・著。著者は、1943年生まれ、お茶の水女子大名誉教授。数学者。
初版・2009年12月。287ページ。
この本の中で取り上げられている本。
新渡戸稲造 『武士道』
内村鑑三 『余は如何にして基督信徒となりし乎』『代表的日本人』
福沢諭吉 『学問のすゝめ』『福翁自伝』
日本戦没学生記念会編 『新版 きけわだつみのこえ』
渡辺京二 『逝きし世の面影』
山川菊栄 『武家の女性』
無着成恭編 『山びこ学校』
宮本常一 『忘れられた日本人』
キャサリン・サンソム 『東京に暮す』
藤原教授が、お茶大で十数年にわたって続けてきた読書ゼミの様子をまとめた本。
まさにゼミの授業で、学生が読書してきた上で、それをもとに教授と学生が感想を述べたり、意見を戦わせたり、脱線したり・・・という臨場感があって、読んでいるとそのゼミの様子が見えるような気がする。
内容的には、上に挙げたような本に基づいたものなので、藤原教授の趣味や思想が色濃く反映されている。
ただ、それに対して、お茶大の一年生の意見などがしっかり述べられていて、またその意見をきちんと受け止めたうえで、しっかり議論している部分などが見られ、面白い。
簡単に言ってしまえば、日本(人)の根源的な部分に迫るような内容。
日本人の精神である『武士道』、また、明治から戦後にわたる期間の人々の考え、また、女性の視点、海外からの視点など、
日本というものを、色々な角度から見つめ、考え、それを教授の意見と学生の意見とで複合的に話し合い、理解を深めていく。
ただ、文章の内容は、ジョークも多く、内容的には濃いものの、非常にくだけたような雰囲気。
まさしく一冊が一講に当たり、読んでいると自分もその講義を受けているような感覚にもなる。
個人的には、今後の日本・世界において、このような日本的な価値観を再度考えていくというプロセスは非常に重要なのではないかと思っているので、この本は、その導入書として非常に有用だと思う。
いきなり、福沢諭吉や新渡戸稲造を読もうという気にはならないが、この本を読んでいくと、
「是非、この本は日本人としてちゃんと読んでおきたい!」
と思わされる。
この本自体でも、相当に気付きの得られる本ではあるが、より深い本を紹介する本として良い本。
これは、是非、誰にでもおすすめしたい本です。
むしろ、経済・経営に近いポジションにいる人にこそ重要な価値を見いだせると思うので、是非読んでほしいと思います。 -
一言で言うと日本人で良かったと思わせてくれる本。近代日本の様々な階層の人や外国人から見た日本が分かる。共感できる部分があるということは立派な先人達のDNAが未だ残っているのだと思う。良い物は良いとして今後も残せるよう「日本人」を頑張りたい。
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『学問のすゝめ』を読んだことがありますか?
教科書で習ったけれど、読んだことがないのではないでしょうか?
この本はお茶の水女子大学の名物講義を書籍化したものです。
その講義を受ける条件は、
一. 受講者は毎週1冊の文庫を読む根性があること
二. 受講者は毎週1冊の文庫を買う財力があること
毎週1冊の本を読み、レポートを提出し、ディスカッションをする、
かなりハードな講義にもかかわらず、とても人気で毎回抽選になるそうです。
読みやすいようには編集してありますが、ほのかに講義の様子が伝わってきます。
テーマになっている本はどれもタイトルや著者は知っているけれど、
そういえば読んだことがない、というような本ばかりです。
新渡戸稲造『武士道』(元は英語でかかれました!)、福沢諭吉『学問のすゝめ』、
『きけわだつみのこえ』、宮本常一『忘れられた日本人』などなど・・・
これらの本を「わたしこれ読みました!」といえるのは、ちょっと自慢できることだと思いませんか?
それにこの本は読書のかたちについても考えさせられます。
読書は一人でするものと思っている方も多いと思うのですが、
いろんな人とその本について感想を言い合ったり、議論をすることで
新しい発見があったり、理解が深まることがあります。
そのような体験ができる講義が人気になるのもうなずけます。 -
よくエッセイなどで紹介されていた藤原さんの思いが詰め込まれた講義を垣間見ることができ満足。
私というより、是非とも息子に受けさせてみたいと思った。
講義を受けてどんどん変わっていく学生たちの様子が、興味深い。
先日、奥様の本も2冊ほど読んでみたけど、あのユニークな教育方針、語り口を脇から第三者視点で見れたのは、とってもおもしろかった。
奥様が結婚を決めた理由って言うのも、面白かった。
彼のエッセイ(若き数学者のアメリカ、数学者の休息時間、、、)は昔から大好きだったが、久しぶりに再読したくなった。 -
久しぶりに、「勉強した」読書になった気がする。
著者が教鞭をとっていたお茶の水女子大での名物ゼミの再現という形で、11冊の名著が紹介されているが、とにかく自分も大学生になってゼミに参加しているようで楽しかったし、本当に勉強になった。
藤原先生の本は好きで何冊か読んでいるので、今回題材になっている本もいくつか手元にはあったが、なかなか読了するところまではいかなかった。
未入手の本も含めて、紹介されている本は必ず読んでみたいと思ったし、今までは知的好奇心の赴くままに読書していたけれども、「学ぶ」姿勢で本を読もうと改めて考えさせてくれた本であった。
著者プロフィール
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