浅田真央、18歳

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163720302

作品紹介・あらすじ

バンクーバー五輪を前にした浅田真央の闘い。新しいコーチ、そしてライバルとの勝負。世界女王は、悩みながらもまた大きく成長した。輝き続けた18歳の胸のうち。写真とインタビューで振り返る2008‐2009シーズン。

感想・レビュー・書評

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  • 2008-2009年の浅田選手。
    フリーの仮面舞踏会、格好良くてすごく好きだった。
    また見たいくらい。

    文庫よりも写真が大きくて多い。
    本文はさらりと読めてしまう。
    写真でも本文でも、タラソワコーチの存在がかなりクローズアップされている。
    想像通りの人みたいでちょっと嬉しい。
    次はバンクーバーオリンピックの話かな。

  • 本自体の内容はたいしたことはないけれど、つくづく真央ちゃんはタラソワさんに師事したのが間違いだったように感じた真央ちゃん18歳のドキュメンタリーでした。

    バンクーバーの前年の記録であり、すぐにイライラして、それを激しい言葉や態度だけではなく選手にペットボトルを投げつけるなどの行動を起こすタラソワさんじゃ、ビクビクして全然スケートを楽しめなかったみたい。

    ただでさえ初めてのオリンピック前で国内外からのプレッシャーも大きいときだったのに、心の底からコーチを頼れないというのはつらかったと思う。

    タラソワさんは良い指導者なのかもしれないけれど、このタイミングでの師事は今思うと失敗だったのかもな~と思うし、振付とちょっとした指導だけしてもらう関係のが良かったのかもしれないね。

    ……今思えば……だけどね(苦笑)
    真央ちゃんの現役時代のプログラムで一番好きなのは『仮面舞踏会(マスカレード)』だし。

  • 18歳の真央ちゃん、努力家で言い訳のしない真央ちゃんはこの頃も健在

  • 雑誌『Number』の記事をまとめたもので、タチアナコーチに師事し始めた2008年の記録になっている。女性アスリートにとって、もっとも難しい時期だ。同時にコーチとの意思疎通に時間をかけた1年でもあったのだろう。この時のプログラムが今でも一番だと思うけどなぁ。

    フィギュアスケートは、芸術性と競技スポーツとのバランスをとるのが難しい種目だ。なかで浅田さんはトリプルアクセルを跳び、エレガントなスパイラルを持つ稀有な選手だ。
    ソチでも全力で応援するぞ。

  • 物議を醸し出した、タラソワ鬼プロ「仮面舞踏会」のシーズンです。
    ルッツの矯正、3-3の不調、3A2発の挑戦と相変わらず真央選手は波乱万丈です。

    私は初戦のフランス杯で見たときからこのプロは大好きになりました。
    黒の衣装に濃い目の口紅にドキッとしたものです。
    綺麗になったな~と、親戚気分(笑)

    五輪プレシーズンと云うこともあり、マスコミに苦しめられた一年でもありました。
    そんな中、世界選手権4位の後の国別対抗戦で初のシニア200点越え!
    美しく、気高く演じきった仮面舞踏会。

    今では真央選手の代名詞だと私は思います。

    SP「月の光」
    FS「仮面舞踏会」
    EX「タンゴ」

  • アイドルスケーター…だなんて言わないで。彼女の「常に挑戦し続ける姿勢」「他責化しない(愚痴を言わない)」「失敗を恐れない」「失敗を必ず乗り越え成功する」「誰からも好かれる対応」には学ぶべき点が多数あります。10代で”挑戦なければ成長なし”と言ってのける彼女のストイックさを知れる一冊。スランプ時のエピソードは涙なしでは読めません。

  • だんだん筆者に語ることが少なくなっているのでは?という印象。それもそうだよね。天真爛漫、無邪気なままではいられない。
    タラソワコーチが考えていた「天才」の違い。コーチとの言葉の壁。大変だったんだなぁ。

  • まず、収録されているカラー写真の浅田選手ははどれも美しい。

    しかし、あまりにインタビュー対象と近い距離をもって書かれているノンフィクションは、おもしろくない。
    もう少し離れたところから、客観的に書かないと、浅田選手のよさまでが伝わってこず、「あーこの著者はこのこがかわいくてたまらないんだなー」と冷めた目線で読者をヒキ気味にさせることにしかならない。

    どうして負けたのか、とか、どうして勝ったのか、とか。
    もっと掘り下げて書くべきじゃないだろうか。「浅田真央の技術はすばらしい」の一言だけではなく。どうすばらしいのか、今の(その時点での)採点方法がどう点数に響いたのか。

  • 浅田選手をかなり親しいところから取材して、書かれているシリーズ。プレオリンピックシーズンの記録です。

    タラソワコーチのもとでの、さらなる挑戦。戸惑い。
    がむしゃらにさえやっていればいいものではないと、思いながらも、ひたむきにスケートに打ち込む姿に胸を打たれます。

  • 昨年2008-2009シーズンの浅田選手の記録。
    さらっと1時間程度で読める本なので、興味のある人はどうぞ。

    詳細はこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2572809.html

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『人間らしい死を迎えるために』、『ペットと日本人』、『猫を看取る シュガー、16年をありがとう』、『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』、『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。

「2019年 『スケートは人生だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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