偉人たちのブレイクスルー勉強術 ドラッカーから村上春樹まで

著者 :
  • 文藝春秋
3.44
  • (15)
  • (36)
  • (43)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 383
感想 : 47
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163723501

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 勉強は好きだけど、なんだか自分に言い訳しがち。続かない。そんな自分にぴったりの本。

    偉人たちは皆勉強している。でもそのスタイルは人それぞれ。自分に合った方法さえ見つかれば、学ぶ楽しさが継続するんだと思った。

    ちなみに自分は、吉田松陰の「教え合い学習法」が合う気がする。1人ではやる気が起きにくいけれど、やる気のある人に感化されて楽しくなって、学んだことをすぐ人に報告したくなる。やる気を起こす、というより、気付いたらやる気が出てた!という感じ。教えられる側だけでなく、教える側も相手がいるのでよく考えるし、教え合いは学び合いなんだなーと改めて気付いた。

    この本、買う!!仕事でもきっと使えそう。

  • 勉強の行き詰まりを突破するにはどうしたら良いのだろうか?
    「自分に合った方法で、基礎的、発想的、息抜き的な学び方を見つけること」
    だと私は考えた。
    これは本に書いてあったことに加えて私の考えも入っている。
    ①基礎的…簡単なテキストを見つけて、スピード感をもって解いていく。1周目から理解できるとは思わず答えを見ながら気楽に取り組む。3周目には理解を伴って解けるようにする。一度で理解できない私にとってこれが1番合っていると思う。応用として、読書も精読より同じ本を何度も繰り返し読む方が向いている。
    ②発展的…①がインプットならば、②はアウトプット。付箋を持ち歩いて、思いついたらメモ。寝る前に見返してノートにまとめる。そうすることで1日の思考の整理ができるし、日記代わりにもなる。大切なのは、メモの気楽さとノートに残す記録をしておくこと。
    ③息抜き的…勉強や仕事に集中するためにリラックスできる時間を意図的に設ける。それは音楽を聴くことでも、歌、料理、スポーツでも何でもいい。自分が心から楽しみ、夢中になれるものがよい。豊かな人生のためには、勉強や仕事ばかりではなく、息抜きリラックスできるものがほしい。私の場合、漫画かなあとも思ったが、同じくらい好きな楽器にもチャレンジしてみたいと思った。教え子に勉強の息抜きにピアノやサッカーをするという子がいる。素敵だなと思った。

    いずれにしても忘れてはいけないのが、「自分に合った方法で」ということだ。
    好みの食べ物が違うように、自分と向き合い、自分には何が適しているかを早いうちに見つけることが、成功の秘訣だと思う。
    成功者の真似をするのではなく、それも参考にしながら、自分に合う学び方を模索してアップデートすることが、成功への近道である。成功への切符は、自分の手の中にある。

  • 【偉人たちの勉強法が良くまとまっている】
    実践的であるし、苦労や工夫したポイント、ブレイクスルーに至るまでも偉人ごとにうまくまとめられている。この観点でまとめようと考えたアイデアと、偉人ごとに引用しながらの調査・編集力はあっぱれ。

    量・質ともに高いアウトプットを出したいけど、勇気が出ないときに再読する。

  • 感動!

    苦手意識はやり方に問題があった。

    何かをやってうまくいかなかったとしても、必ずその分野にセンスが無いわけではなくて「やり方」が合っていないだけ。

    自分の得意技は何で、弱点はどこで、どうすれば勝てるのかの戦術、戦略をつねに考えている。

    自分の決め球と戦術を持つということは「勝利の法則」をゲットしたも同然

    何かに打ち込むにも小にあっていることは大事

    どんなところに自分ははまったのか

    必要なのか好きなのか

    戦略的にやらなくてもいいじゃないかという判断もある

    本田宗一郎
     卒業証書なんて、映画館の入場券ほどの価値もない。
     私は仕事を成功させたくて学校にはいったんだ。
     免状をもらっても仕事の問題を解決し「食っていけるという」
     保障にもなりはしない。
     映画の切符なら映画を絶対に見られるという保証がある。
     そっちのほうがずっとましだ。

    吉田松陰
     勉強を楽しくやっている、学びを人生の祝祭のように生きているヒトと
     出会うこと。
     ミッションに向かって明るく前進しようとしている姿に触れると感化
     されるものがいっそう大きい。

    シャネル
     自分自身がどういう存在の仕方をしているのかを考えるために鏡をみる

    シュリーマン
     その道一筋ではないことの強み

    村上春樹
     頭脳労働と考えられている営為も、実は肉体的なものに支えられている。
     知的労働には体力など関係ないと思うのはからだを無視した考え方であって、勉強にしても仕事にしても「能力」だけでやっているのではない。
    持久力のある人は頭を使うことをやっていても粘り強さを発揮するし、瞬発力に秀でた人は、スピード感を持って処理することができる。
    それは先天的資質だけで決まるものではなく、習慣づけによるトレーニングでも変わる。身体性との深い関わりは切っても切り離せないのです。

     小説という不健康なものを扱うためには、人はできるだけ健康でなくてはならない。 vb

  • 内容も、文章も良かった。
    自己啓発として読むよりも、読みやすい文章として読む本。

  • そろそろ勉強も本気でしたい。
      ↓
    場所確保。
      ↓
    部屋片付け。
      ↓
    やっぱりすべてはここに。ふぃ。

  • 著者は『声に出して読みたい日本語』シリーズの斎藤孝氏。


    この本は超有名の偉人の方々の勉強方法を
    教えてくれている本です。

    勉強方法は様々だから自分に合った勉強方法を探すには
    最適本ですね。


    勉強方法を研究するのが好きな私にとっても最適本でした。

  • 参考多数
    スクラップ開始
    英本暗唱
    単語十周

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×