ザ・ローリング・ストーンズ 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の聴き方が変わる本
- 文藝春秋 (2010年5月14日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163725802
感想・レビュー・書評
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ストーンズの結成から69年までのストーリー。著者はスラングに詳しく、当時の世相なども踏まえた歌詞の解説がところどころでなされる。あの頃を思い出したり、今まで勘違いしてた事を気付かせてくれたりする一冊です。カバーにはロンウッドの顔も描かれているのに本の中には出てこない。
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20160103読了
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ストーンズにはそんなに強くないがここに書かれているメジャーな曲はわかります。
ベガーズ、スティッキー、メインストリート、レットイットブリードは聴いたことがある。
ボクは八十年代から洋楽デビューなのでストーンズは古典ロックでした。ビートルズには夢中になったがストーンズはそれほどでもない感じ。
本書はイギリス文化、宗教観、ドラッグ、音楽的考察がストーンズの成功、生い立ち、成り上がりの背景として解説されています。音楽からの知識の広がりが楽しい。大河ドラマを見ているようなスリリングさでした。こういうの読むとストーンズがより深く聞こえてきます。 -
2014年1月20日読了。ローリング・ストーンズの1968年のシングル「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」をどう読み解くか?というテーマを主軸に、1963年の結成前から「メインストリートのならず者」発表の1972年までのストーンズの動向と社会状況、アルバムなどを解説する本。名門ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業生であるミックが非常に知的な人間であることは知っていたが、歌詞に対してこれほどダブル~トリプルミーニングを駆使し、かつあえて議論が巻き起こるように仕掛けを施していたとは認識していなかった。ストーンズの音楽はただそのグルーヴに浸ればよいというものではなく、当時の社会およびストーンズのバンド内外の環境について認識した上で聴くことで、楽しみ方も変わってくるもののようだ・・・。中盤から、著者のロンドン滞在時に見聞した事柄や個人的な思い出が当然のように出てくるのは、類書とは異なる臨場感ある記述で面白くもあるのだが、どうにも違和感がぬぐえないので星一つ減。
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60年代~70年代ぐらいまでのローリングストーンズの軌跡。
その「ストーンズがこれまでにたどってきた話」そのものは大体聞いたことあるようなかんじなんだけど、そういう捉え方するんだっていうとこもあって結構面白い。
みうらじゅんのイラストが結構似ててかわいいと思うんだけど…。
