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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163727004
みんなの感想まとめ
激動の時代を生き抜いた姫君の日記は、彼女自身の苦労や家族への感謝を通じて、私たちに歴史の重みを伝えます。華族女性の回想録として、類書に比べて特に秀でているのは、出版を目的とせず、子孫のための覚書として...
感想・レビュー・書評
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2025.06.09
激動の時代を生き抜いたやんごとなき姫君の日記。こういった方でもこれだけご苦労されたのだから、庶民である私の父母や祖父母の苦労は私なんかには想像もつかない苦しさがあったのだと改めて思い知らされた。
そんな時代を生き抜きわたしと弟を育ててくれてありがとう、お父さん、お母さん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(「今となっては遠い夢の中のような」幼少期を中心にした)華族女性の回想録は巷によくあるが、その中でもお勧めできる出来ばえである。
類書との違いは、まず本書(本稿と言うべきか)が出版をめざしてではなく、子孫のための覚書として書かれたことだ。それゆえ「華族とは何ぞや」とか「当家の成り立ち」とか、この手の本の定番ではあるが、素人の筆で読まされてもなぁ…と往々にして退屈な前置き部分が存在しない。また、祖父母や両親に敬語が用いられているのだが、その語り口がかえって自然で、この階級・この世代の人たちの日常に触れられた気がした。
本文は年代を追って書かれ、これも変に当時の世相や激動の時代背景に言及していないのが、むしろ読みやすくわかりやすい。
全体に、個人的な内容に絞ったのこそが勝因という印象。
2012/7/14〜7/16読了
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