アメリカン・スーパー・ダイエット 「成人の3分の2が太りすぎ!」という超大国の現実
- 文藝春秋 (2010年7月15日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163727707
感想・レビュー・書評
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アメリカにはBMIが40以上の人がゴロゴロいるという。
BMIというのは、体重(㎏)/身長(m)/身長(m)という式で算出される数字で、25以上が肥満、18以下が痩せすぎとされている。WHO(世界保健機構)が示している数字。
ちなみに、BMIが25というと、
身長 155㎝ で 体重 60㎏
身長 160㎝ で 体重 64㎏
身長 165㎝ で 体重 68㎏
身長 170㎝ で 体重 72㎏
身長 175㎝ で 体重 77㎏
身長 180㎝ で 体重 81㎏
うーん。やや基準が厳しいような気がするけど。
この体重以下のときが、病気にいちばんかかりにくいということらしい。
BMIが40というのはどんな数字かというと、
身長 155㎝ で 体重 96㎏
身長 160㎝ で 体重 102㎏
身長 165㎝ で 体重 109㎏
身長 170㎝ で 体重 116㎏
身長 175㎝ で 体重 123㎏
身長 180㎝ で 体重 130㎏
どうです。すごいでしょ。アメリカではこういう数値がざらだという。
日本では肥満は糖尿病や高血圧など生活習慣病の関連で語られることが多いけれども、むこうではではそんなことよりも、太りすぎて動けないといったことがリアルの問題となっている。
肥満の人や喫煙者人は自己管理能力の欠如していると見なされて出世できない、最近のアメリカ企業ではそうなっているらしいとずいぶん前に聞いたことがあって、馬鹿げた話だなあと思ったけれども、たしかにここまでくると、社会人として大丈夫なのかという疑問が湧いてくる。
日本でも、BMIが40以上の人が就活にきたら、相撲協会以外では、たぶん落とされると思う。
軽い読み物だが、肥満はアメリカの病理の一側面として結構重要な問題である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間、金が優先する社会では、ファーストフードが蔓延する。
ビッグサイズが氾濫する。
競争が行き過ぎて、ストレスが高い、などの要因から、アメリカには肥満を助長する構造がある、という真面目な結論が少し。
残りは四方山話レベルの、肥満ネタ。 -
『COOL!AKJ48~アメリカ・韓国・日本を知る48冊~』
<閲覧係より>
アメリカの社会問題の一つである「肥満」に注目したルポルタージュ。
莫大な肥満関連医療費や胃縮小手術、肥満者擁護法など、肥満にまつわる驚きのエピソードが満載です。
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所在番号:498.0253||ヤナ
資料番号:20097068
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読むきっかけは、ナショナルジオグラフィックに連載されている、椎名誠のコラムで紹介されていたので。
アメリカのデブについての本である。
これを読むと、アメリカに行った時は、食生活に気を付けようと思う。
内容は、デブがいっぱい登場するのでいささか食傷気味。でも、デブの本だしな。 -
アメリカには太ったままでいるための産業と、痩せるための産業があるといいます。
太ったままでいるための産業に精を出しているのは、マクドナルドとかシートベルト・エクステンダー(シートベルトが締められない人のためのシートベルト伸張ベルト)製作会社とかスーパーサイズの棺桶を作る会社とか。
痩せるための産業で活躍するのはメガダイエット後のたるんだ皮膚を切除する整形外科医師、病的肥満者専門理学療法士(体重300キロから500キロもの巨漢をベッドから車いすに移動させるには、専門の技術が必要)など。
アメリカらしいなあと思うのは、肥満者擁護団体のコンベンションで「恋と性」のワークショップが満席状態だったという話。
アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひくと言われた日もありました。日本の病的肥満未満者はみんなでこの本を読んでみましょう。「こうはなるまい」と思うことを含め、必ず何らかの益があることでしょう。
柳田由紀子の作品
