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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784163729404
みんなの感想まとめ
戦争の真実とその影響を、当時の少年少女たちの日記や手紙を通して描いた作品は、第二次世界大戦中の様々な国の視点から、戦争の不条理さや無力感をリアルに伝えています。ポーランド、ドイツ、ロシア、フランス、日...
感想・レビュー・書評
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第2次世界大戦中のポーランド、ドイツ、イギリス、ロシア、フランス、日本の少年少女の日記や手紙。兵士としての高揚と沈鬱、ホロコースト送り寸前の悲惨な暮し、占領下での敵兵士との交流、日々の爆撃の中での戦況への一喜一憂、突然の死が日常に溢れている暮しの中ですら、しっかりとした日記がこんなにも書かれていたことに驚く。そして、勝敗がどうであろうとも戦争の中で一人一人には逃げ場は全くないことが、今更ながら思い知らされる。今の世界でも直接的に同じ苦しみを味わっている人たちがたくさんいる。何たることか!
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こういう本は皆が読んだらいいと思う。映画になってもいいかもしれないと思う。
複数の子どもたち(子どもというよりも青少年という方がしっくりくる)の日記が時系列に並んでいる構成。
レニングラードで包囲されて食べ物がなく餓死直前の辛さを綴った日記と、まだ恋をしたりパーティをしたりと割と平常通りの生活を綴った日記が入れ替わりで構成されていたりして、同じ時期でも戦争がもたらす影響が国によって場所によって人によって違う状況を日記という形で非常にリアルに感じた。
現在だって、私や家族は日本で安全で清潔で危険のない毎日を送っているが、世界のどこかでは理不尽に巻き込まれている子どもたちがいるということを、心に留めておきたいと思う。そしてそれは大人に責任があるということも。 -
第二次世界大戦(1939-1945)をとおして、当時10代だった男女16人が書き残した手記(日記や手紙)は、不条理な戦争と真正面から向き合わねばならなかった壮絶な青春の記録です。戦争の惨禍が次々に子ども達に襲いかかる、どうしようもない無力感を目のあたりにして、改めて人間の愚かさを思い知らされます。ここに登場するドイツ、ポ-ランド、ロシア、フランス、イギリス、アメリカ、そして日本の少年少女たちの敵や味方もない魂の記録は、戦争の罪過を招いた大人たちへの告発の書であると思えてなりません。
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嗚呼なんと悲しい日記たちなんだろうと、読めば読むほど心が痛んででも読まずにはいられなかった本でした。
特にロシアの少年の話はリアルで、
戦争がまだ自分たちの身近ではない時、妹にも母にも
自分に対しても余裕をもって愛をもって接してあげれたのに、
戦争というものは、貧困、飢え、飢餓はこんなにも人間を、その心を蝕んでいくんだとまざまざと見せつけられたような感じでした。
もう最後には欲、性、人間が持っている生き抜くというために手段をも厭わない貪欲さ?渇望さ?
が渦巻いていてもう見ていられなかった。
人間というのはまさに脆いものなんだなとその時に改めて感じたし、はぁ、もうこんな世界を誰にも経験してほしくないと思った。
是非私達より下の世代、戦争を知らない、戦争を知ってる人から話を聞いたことのない、これからの令和を生きる子達にも目を通して欲しい。 -
子供が生をかけて残した日記を通じて、戦争の実態を感じられる本。ドイツ、ソ連、日本、イギリスその他の国々。満遍なく取り上げられていて、多角的に俯瞰することができると思う。
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第二次世界大戦時の各国のティーンエイジャーの日記を時系列に綴ったもの。ロシア、ポーランド、ドイツ、フランス、英国のティーンエイジャーがそのとき彼らの置かれた環境の中で生きる意味を探す、そして文字通り生き延びることを模索することを、これらの日記は表している。
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第二次大戦中に思春期を迎えた若者16人の日記を時系を追って載せてある本だ。
この本は今まで私の中にあった戦争感を覆すといっても過言ではない。なにしろ彼らの日記は文字通り命がけでその時代を生きまたは死んでいった彼らを取り巻く全てをリアリティをもって表現されている。
この日記を読んでいると、戦勝国の市民も敗戦国の市民も、その国が戦場になってしまったら誰しもが不幸になっていることがありありと分かる。
特にポーランド人の餓死してしまった少年の日記は想像を絶する。
ただし自分の家族や愛する人が犠牲になっていない国の若者の日記はまた別だ。戦争をしているのにこうも人々の境遇が異なるとは。
過去にこのような残酷な戦争があったにもかかわらず、現在も世界の各地で戦争が続いている。
この日記を読んだ後では、人間は愚かだとしか思わざるを得ない。 -
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若いということが、どういうことかということを思い出させるような内容。
世界中を俯瞰して戦争開始から終戦までの日記を集めている。 -
この本は第二次大戦の最中に子どもから青春期を迎えた様々な国の人々が記した日記である。ドイツ・イギリス・ソ連・日本・アメリカと様々であるし、ドイツでもアーリア人とユダヤ人とではもちろんだいぶ異なる。ただアメリカだけは国土が戦場となっていないので、やはり雰囲気は他国とかなり違う。またユダヤ人の受けた苦悩も大変なものであることが判るが、現在ユダヤ人がアラブ人に対して同様の行為をしており、人間の精神の恐ろしさを感じるのみである。著者の一人はイギリス人であるが、日本の神風特攻隊員はイスラム急進派のように狂信的な集団かとイメージしていたが、特攻隊やそれを見送る女学生の日記を読み考えが変わったそうである。若い人には是非読んでもらいたい本だ。
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時系列に沿って様々な国で第二次世界大戦を過ごした当時の日記を翻訳界のドリームチームと言われる人達が訳す。その表示の仕方もTwitterやフェイスブックのアイコンのように顔写真が文章の冒頭に現れるのがリアル。どれだけ多くのみずみずしい感性をもつ「若者たち」の命が奪われた事だろう。その有り様は現代のその世代と大きく変わらない。、
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第二次大戦時の世界中の若者たちの日記を集めて解説を添えたもの。ドイツ軍に占領されたパリの女の子の日記は案外にお気楽なものだった。同じように占領されたものでも仏に対しては寛大でポーランドやロシアには残酷だったりする。あとは基本読むのが辛かった。
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想像以上にすごい本でした。何よりも強く感じたのは、当事者意識を持たなくちゃいけないと思ったこと。同じ戦争というものでも、場所や経験によって感じ方が全然違います。同じことを繰り返さないためにも、もっと多くの人に読んでもらい、改めて戦争というものを考えてほしい、考えなきゃと思わせてくれた本でした。
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刊行時から気になっていた本。
案の定、とてつもない内容だった。
皆さん書かれているが、日記を人物・地域別でなく、時系列に並べた構成が特に秀逸。主義主張や在住地のわずかな違いで、大きく引き裂かれ、狂っていく運命が胸を打つ(アメリカ合衆国とポーランドのゲットー、同じユダヤ系少年のこの格差!)。
先の大戦といえば、日本人にとってはやはり太平洋戦争であろう。馴染み薄い欧州戦線の、リアルな記録としても貴重である。
レニングラード攻防戦については、これも読後30年を経てなお忘れえぬ「九〇〇日の包囲の中で」を思い出した。現実は小説以上に悲惨だった…。
片や西欧、特にアメリカ・イギリスの、(相対的に)優雅なこと。こんな国と戦争したって、そりゃ勝てないというものだ。
巻末に日記作者たちのその後が記されているのだが、50代での早逝が目立った。高度な医療と「平和」を享受した時代にあってのことである。若き日の体験との、因果関係があるように思えてならない。
2012/2/8読了 -
とてもいい本です。
第二次世界大戦中の子ども達の日記や手紙を翻訳して載せてあるのですが、
考えさせる内容です。
例えば、戦勝国の子どもより日本やドイツの敗戦国の子ども達の日記に戦争の意味に疑問を持っている内容が書かれてあったり、アメリカの子どもの日記に日本戦の勝利がスポーツの結果のように報道されていることに違和感を持っていることが書かれてあったり
。読みごたえのある本でした。
赤根洋子の作品
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