朝青龍との3000日戦争

  • 文藝春秋 (2010年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163731803

感想・レビュー・書評

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  • 巻末の「朝青龍やんちゃ年表」がもう面白くて、「一体何があったの!?」って気になって読んでみました

    私にとって朝青龍は「ヒール」「やらかしが多い」、でもなぜか憎めない存在だった
    土俵上でガッツポーズをしたり、問題行動が報じられるたびに「おいおい、やべーな」と思いながらも、つい目で追ってしまう力士だったと思う

    引退後、相撲ファンが集まるSNSに突然現れ、機嫌よく「何でも聞いて〜」と答えていたかと思えば、急に言葉が荒くなり「もう終わり!」と不機嫌に去っていったこともあった
    そのときは「変な人だな」「やっぱり嫌なやつだったのかな」と感じたが、この本を読んで、あれはまさに“朝青龍そのもの”だったのだと妙に納得してしまった
    ただ、残念ながら日本人や相撲協会が理想とする「心技体」の姿とは、大きくズレていたのだろうなとも思った

    そして、相撲協会の体質
    モンゴル人力士の力に頼りながら、不都合になると切り捨てる構造は、朝青龍の時代からあまり変わっていないように見える
    白鵬の件も気の毒だと感じたが、貴乃花が協会を去ったことも考えると、外国人力士に限らないのか...

    マスコミも同様に、一人の人間の人生を左右しかねないほど過剰に追いかけ、叩き続ける姿は一視聴者から見るといまだに代わっていないように思う

    読み始めたときは、朝青龍の「やらかし」を面白がっていたはずなのに、読み終わる頃には「やっぱり朝青龍はかっこいい」と感じている自分がいた
    本からしかわからないけど、彼の凄さも、その裏にあった辛さも知ることができて良かったです
    強さも弱さも、未完成さも含めて、強烈な存在だったのだと改めて思わせてくれる一冊でした

  • 貴乃花と協会の騒動で有名になった相撲ライター・横野レイコ氏の著書。本人のせいではないが、根本的にこの国のスポーツマスコミは記者と取材対象のスタンスを間違っている。これでは協会の広報担当者だろう。まあ、あらためて朝青龍の強さと引退に至る経緯が確認できたこと、そして「部屋になぜかセーラー服がある」ことがわかったので星2つとしよう。

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著者プロフィール

1962年生まれ。1982年~86年に奈良CATV局「HI-OVIS」契約アナウンサーとして地域情報番組や共同通信ニュースなどを担当。24歳で上京し、1986年~フジテレビ「3時のあなた」「おはよう! ナイスデイ」のリポーターを経て、現在はフジテレビ「とくダネ!」リポーターに。84~85年にラジオ大阪「キットヒット歌謡曲」DJ、86~88年に雑誌『大相撲』(読売新聞社発行)で「パパと関取夫人のコーヒータイム」連載、93~94年に『TVガイド』コラム担当ほか。
著書『お兄ちゃん――誰も知らなかった若乃花の真実』(フジテレビ出版、2000年 ※第66代横綱・若乃花の13年の土俵人生を取材を通して描いたもの)、『I am a RIKISHI』(扶桑社、2004年 ※外国人力士から見た大相撲)、『朝青龍との3000日戦争』(文藝春秋、2010年)。


「2017年 『相撲茶屋のおかみさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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