- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163733906
作品紹介・あらすじ
「心」をさぐりつづける宗教人類学者が、40余年にわたり記し集めた、多様な人々の多彩な「心あることば」。そこから選び抜いた100のことばには、永久に大切にしたい「生きるヒント」が満々と秘められている。
感想・レビュー・書評
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植島先生の講演会で、サインを入れていただいた。ご自身のたくさんお著書の中でも、お気に入りの本なのだとか。
内容は、先生が長い時間をかけて集められたという、100の言葉。「心がまえ」「心ときめく」「心乱れる」など、8つのテーマに分けた心コレクションになっている。
一気に読む本ではなくて、気が向いたときに、気が向いたテーマのページをめくってみると良さそう。
最近、目が留ったのは「誰かより秀でた‘異端”でありたいのであれば、孤独でいる覚悟が必要なのです」というもの。
そのときそのときで、ぐっとくるものは変わっていくだろうから、ときどき開いてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉のコレクション。なぜか心を癒します。
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他人の過失を見るなかれ。
他人のしたことしなかったことを見るな。
ただ自分のしたこととしなかったことをだけを見よ。
病気を治すことは、自分自身が変化すること。さらに進化すること。松井秀喜
ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に、肉離れをしますか?
準備が足らないのです。 オシム
楽しもうと決心すれば、いつでも楽しくできるものよ。赤毛のアン -
2011.07.31
年を取りながら、何度も開いてみるべき本なんだろうな。今の自分に深く入ってくる言葉もあれば、呆気なく素通りするものも。
プレゼントとしても最適。一頁目に名前を書けるところがあります。 -
心に響く言葉は、人によってそれぞれ違うってことがわかった。人生において重視するものは、100人いれば100通り。よかれと思って発した言葉が相手を傷つけることもある。本のつくりは丁寧で工夫されている。このまま受取るのではなく、いくつかの言葉を入れ替えて自分なりのものをつくりたい。
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『生きるチカラ』が面白かったので、新刊が出たと聞いたがアンソロジーなので一旦、買うのは見送ったのだが、著者に会える読書会の課題になったので後ほど購入した。文章量に対してあんまり安くないし、正直なところ装丁も好きじゃないし、読むのはずいぶんと苦痛だった。
世界の偉人の言葉から日本の芸能人の発言までいろいろなのだが、なんだか他人の褌で相撲を取っているような本だし、そもそも、誰かの言葉の一部分を切り取っても、その本人の背景を知らなければ、本当にそれを自分の身にしみこませることができないんじゃないかと感じた。なんとなく不快な本だ。
高校生のときの、文学史のテキストを眺めているような気分を思い出した。本質はここにあるものじゃないのさ。 -
仏陀から岡本太郎・トリュフォー、そして西原理恵子・ピーコまで。その他数々の人物の100の言葉を選んで、著者が簡潔にして自在なコメントを加えたシンプルな本。1ページ、1ページに人間・人生・社会などをめぐり立ち止まって考えさせられる深みがある。博打・賭けに関する言葉が登場するのはさすが植島啓司。
ただ装丁や帯コピーの安直な自己啓発本的なところは何とかして欲しい。 -
ボクが尊敬する夫妻の奥様から「私の大事な友人100人に献本している」と頂戴した1冊。著者が選んだ100の引用とコメントが書かれています。人生半ば過ぎると、心にしみる言葉がたくさんあります。若い方にも読んでもらいたいな。現実に倦んだとき、読んでみると少しは心救われる気がするのは、歳のせいか・・・な?? w