16のインタビューと立花隆の特別講義 二十歳の君へ

  • 文藝春秋
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163735207

作品紹介・あらすじ

時間に、恋に、お金に、勉強に、家庭環境に、人生の選択に、社会の不条理に…ちゃんと悩んでいますか?「もちろん!」と胸を張って答えられたあなたへ。そしてちょっと答えるのをためらってしまったあなたへ。二十歳の、二十歳による、二十歳のための一冊を、贈ります。

感想・レビュー・書評

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  • そこそこ面白かった。
     この本の前半では、各々の分野にいる方々が、彼らなりのやり方で、話を展開している。それは、題名にある「二十歳の君へ」を主軸としたものだ。
    個人的に、宮台氏の話が、予想していたこととは違ったものだったので、よい意味で、裏切られた。それがこの本の高評価に繋がっている。
     また、後半部では、立花氏がいろいろな方向へ話を展開している。マラルメの話が出てくると思わなかったので、個人的には、ありがたかった。その後の、孔子の論語の引用には、うんざりだったが、世界史や物理学、地政学の所は面白かった。

    図書館の本棚から雑に、手にとった本としては、なかなかよかったが、そこらへんの二十代以下を捕まえて、彼らをときほぐすという目的で読ませるには、少し堅いという意味でおすすめしない。
    だったら、「僕たちがまだ何者でもなかった頃の話をしよう」という本があるからそちらのほうがいいかなと。
    いずれにしろ一読の価値はある。しかし、少し批判的に読んだ方がいいかもしれない。

  • 普遍的で本質的なことが書かれている。
    二十歳の人しか読まないのはもったいない

    私も既に二十歳ではないが、教養を深く学ぶコツを読んだ。

    特に西山雄二のインタビューと、立花隆の講義録は大学進学前にザッと読めば良かった。

    学生にとっては大学で学ぶことへのイメージがクリアになって、有意義に学生生活を過ごせるのではないか。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04846929

  • 難しいよ〜〜泣

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00438260

    立花隆氏の「二十歳の君たちへのメッセージ」を主題とする講義を中心に、著名人に聞く「二十歳の君への宿題」を学生がまとめる。
    (出版社HPより)

  • 「持つべきものは未来へ向かっていくベクトル。勉強はそのベクトルのひとつの表れではなく、その出発点に立つためにしなきゃいけないこと」

    「旅というのは帰ってくるところがあって旅。日常から非日常への運動を通じて異なる世界の間で自己が二重化されるわけです」

    「君たちは大学4年間をなんと心得る。本でも学べる授業に出てどうする。友人と語り、古今東西の文化に触れ、旅をせよ。今にしかできないことをせよ。今すぐ教室を出ろ」

    「これから数年以内に君たちは予期せぬ事態に巻き込まれて、大きな決断を下すことを迫られるだろう。決断を下していくうちに、人生の大まかな地図が描かれてしまうのが二十代なのだ」

    「大学に行っているというのは、自分の生活の中で得た価値観を考える時間を得るためなんだと思え。いわゆる執行猶予。社会に出るまで執行猶予が4年もある」

  • 367.6

  • 二十歳をテーマに、漫画家、物理学者、哲学者、指揮者、芸能人など、各界の著名人との対話形式で話が進められています。大学時代はあっという間に過ぎていきます。自分の進むべき道をゆっくりと考えられるのは、今だけかもしれません。そんな時に、この本をお供にしてみてはどうでしょうか。
    (電子物理工学専攻 M2)

  • 首都大学東京推薦図書

  • 図書館でふと目に留まって借りた、一冊。色んな分野の 先輩 の声が聴ける良本。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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