イタリア10景 ジーノの家

  • 文藝春秋 (2011年2月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163736402

みんなの感想まとめ

多彩なエピソードを通じて、イタリアの魅力や人々の温かさを描いたエッセイ集です。著者は30年間のイタリア生活の中で出会った人々や風景を、独自の視点で綴ります。ミラノからナポリに至るまでの地域を舞台に、各...

感想・レビュー・書評

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  • ジャーナリスト内田洋子さんが30年間のイタリア生活で出会った人たちのことを綴った10のエッセイで、日本エッセイストクラブ賞及び講談社エッセイ賞受賞。

    出てくる地名はミラノ、ラヴェンナ、インぺリア、ピアチェンツァ、カラブリア、シチリアのカルレンティーニ、ナポリ、ポッジ、ジェノヴァ、セストリの海。
    ドミニカ諸島、ペルー、ブラジル、トルコ、ドイツという地名も登場。

    最近イタリアに関するいろいろな本を読んできたので、イメージがつかみやすく、楽しめました。
    で、既読の須賀敦子さんのエッセイを再読することにしました。前より深く理解できそうなので。

    ミラノからナポリまでの電車に乗ってみたいなあと思いました。
    その時には野村佑香ちゃんが乗っていた鉄道連絡船に乗ってシチリアに行ってみたいです。

  • イタリア生活を綴ったエッセイ。読みながら何度も「これ小説じゃないの??」と思ってしまうのは、筆者の好奇心と抜群の表現力のせいですね。

    短篇集。全部で10篇。ミラノの田舎の青空ダンスホールの話とかとくに好き。

  • 内田さんの豊富な表現力で、イタリアの風景、人々が活き活き描かれる。ドラマ仕立ての様な日常を、柔軟に、しかし、しぶとく生きる内田さんの姿が見えるよう。

  • イタリア人が人懐っこいのか、著者の人間としての魅力なのか。周りの人に恵まれ、愛されているのが伝わってくる!居住を転々としながら、ああ、豊かだなあと。

  • イタリアで暮らす著者が描くエッセイ。
    行ったことのない異国、イタリアの空気に触れられた気がした。
    日本人と異なる価値観、感性のようなものを感じる。
    本を通して旅することができるなんて幸せだ。
    読書の醍醐味を味わいつつ読了。

  • イタリア。ウーンいい加減さと、凝り性と、美へのこだわり。人生楽しませなくっちゃという姿勢と他人なんて気にしない!

  • 最近、心のリハビリで児童書ばかり読んでいたので、久々の随筆。
    うわぁ…いい。なんか、すごく、すてき!
    積読にも発見したので、読んでみるっ!!

  • この本、読むの2回目、読み進むとじんわりと思い出して、懐かしい。
    イタリアの風景が浮かんでくる。それと庶民の生活、価値観、生きよう。生きざまではない。
    ミラノの別の顔を見せる黒いミラノ、不思議な日本女性が出てくるリグリアで北斎に会う、悲しい移民の恋が分かるジーノの家、10編のエッセイはイタリアに魅せられた著者の思いに満ちている。

  • 途中でやめ。イタリアは好きだけどミラノは馴染みがないので、またローマの土着さと違うし。
    でも料理や人々の会話の描写で懐かしさあり。底が知れないのがイタリアなんや。

  • エッセイというには盛りすぎている感じで、小説というには物足りない

  • イタリアの漠然とした羨ましさとはまた別の、地方の雰囲気もよくわかり、それがまたイタリアの良さも垣間見れるよう。
    著者の家に招き入れてコミュニケーションをとる場面も暖かく、素敵だなぁと刺激を受けました。
    あとがきの「どの人にもそれぞれ苦労はある。
    自分の思うようにやりくりすればいい」
    この言葉が凝縮された一冊です。

  • 2016年5月19日読了

  • エッセイのおもしろさを教えてくれた本。手元に置いて何度でも読み返したくなる一冊。

  • 著者の淡々とした語り口を通して、イタリア各地の風景と、暮らしを垣間見る。イタリア人には、日常を無意識の内にもドラマチックにしてしまう素養が備わっているのだろうか。人とのたまたまの出会いをスルーせずちょっと首を突っ込むことで、こんなにもものごとが展開してしまうものなのか。その経験をこんなに丁寧に、美しい物語のように描写することができるのか。書かれていることが本物の人間の人生だからこそ一層おもしろく、強く心に感じるものがあった。

  • 主にミラノ

  • 10景という事で10篇のエッセイが収録されている。
    どれも、映画のような小説のような引き込まれる文体と表現力で読み進めるのがもったいなくてゆっくり読んだ、せっかちな自分としては珍しい。読んでよかった作品

  • 20121225

  • 中盤の表題作以降が、かなり良い。エッセイというか短編小説の趣。装丁◎

    プレゼントにしたい本

    2017、ここ5年で最も出会えてよかった作者なので再読前に評価変更☆4→☆5

  • 副題はイタリア10景。名もない人たちの日常を達者なペンさばきで魅力的に描く。須賀敦子さんのイタリア記が生粋のエッセイという感じから比べたら、こちら物語風エッセイ。
    筆者の驚くべき人間力(人と繋がる力)が10景の中から透けて見える。
    あとがきより
    生活していれば問題があるのがあたりまえで、難儀であればあるほど切磋琢磨の良い機会であり、解決した後の楽しみは格別。
    犬の身代金(犬仲間が誘拐された犬の救出に結集)
    黒猫クラブ(マンションで火事がありそのために住民が仲良くなる)、などが面白かった。あとは「黒いミラノ」「リングリアで北斎にあう」「僕とタンゴを踊ってくれたら」「ジーノの家」(オペラ化できそうな話=超寂しい家庭に一人の美しく魅力的な女性が現れ、皆が虜になるがやがて女性は外に男を作り去っていく)、「サボテンに恋して」「初めてで最後のコーヒー」「私がポッジに住んだ訳」「船との別れ」・・・の10景

  • 小説より奇なり、って感じの出来事が沢山つまっているエッセイ。
    ジーノの家が本当に素敵。

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田洋子の作品

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