明治宮殿のさんざめき

著者 :
  • 文藝春秋
3.88
  • (6)
  • (11)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 75
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163739007

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 優雅に消えていった世界。

  • NHKドラマ「坂の上の雲」の宮廷時代考証の方の本。ドラマで使われたセットの写真が載っていたけど、忠実に再現した美術さんすごいなあと。というかセットだって言われなければ気付かないよ!
    内容は明治宮殿の一年の行事を中心に書かれている。お武家とはまた違うお公家様の慣習には所々驚かされる。
    椅子に座らず、立ったまま執務室で仕事をするのを日課としていた明治天皇。仕事の合間に駄菓子のせんべいを食べたり、皇后様の事を「天狗さん」とあだ名で呼んだりと、微笑ましいエピソードが書かれていて興味深い。

  • 舞台裏を知る面白さ。

  • 私にとってほとんど馴染みのなかった明治天皇とその皇后の知られざる姿を描いており,非常に興味深かったです。
    写真がところどころにあるのも秀逸。
    皇室が連綿と続いてきた秘訣を垣間見たように思いました。

  • なかなかお目にかからない、明治の宮廷での内情。
    明治天皇の人柄って素晴らしかったのね。
    近代化されつつある伝統というのが面白かったな。
    冒頭の儀式につれてこられた男の子の話がくすりと笑えた。かざり用の剣を持たされて、大人の目がないところでチャンバラばかりやってるとか。

米窪明美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×