抗がん剤は効かない

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  • 文藝春秋 (2011年5月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163741307

みんなの感想まとめ

がん治療における抗がん剤の実態を深く掘り下げた内容が展開され、患者と医師の関係の難しさや、がんの個別性について考えさせられる一冊です。著者は、抗がん剤が必ずしも効果的でないことを指摘し、正常細胞に対す...

感想・レビュー・書評

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  • きちんとした医師にきちんとした治療を受けたい、というのが、すべての患者の願いだろうが、がんは一人一人全部違うもの。患者と医者の完璧な組み合わせ、というのもなかなか難しいだろう。内容はなるほど、と思わせる部分は多いが、最後は放置治療という点がちょっと同調しづらい。

  • 2012/10/30

  • がんもどき理論でも有名な近藤先生の抗がん剤についての書籍。

    内容は文芸春秋に寄稿したものと書下ろしが半分程度で、抗がん剤が消失などや延命結果、早く見つかったなどの比較が難しいことから、抗がん剤ががんに効いているわけではなく、むしろ正常細胞にとっては毒薬にもなりえることを指摘している。器官ごと、抗がんざい・分子標的薬についてもまとめている。

    立花隆氏との対談、だからこそどうするべきかなど、著者の癌に対しての意見の全体像がわかる本だった。

  • 専門用語が多いというか、やや硬い文章で難しかったが、自分が癌になったら必ずじっくり読むと思う。抗がん剤に延命効果がないとは驚き。

  • 著者の言う「抗がん剤ワールド」が、どうしても「原子力ムラ」に重なります。官僚と、医者と、製薬会社と・・・。こう言う比喩をされるときっと「そうなんだろうな」と思えちゃうのが残念な日本社会。

    結局のところ、癌だと告知された場合にどうするか――治療するかしないかなど――は、本人の意思、希望ですよね。少なくとも医者の言うなりに流されていてはそれこそ死んでも死にきれない。「死生観」が問われますね。

    近藤氏の本に出会えて良かったと、僕は思いました。
    年齢と共に健康診断や人間ドックで何らかの指摘を受けるようになりました。やっぱり気になります。でも一方で引っかかりを感じる部分もあって、だから氏の意見が腑に落ちる部分が多いのだと思います。
    そう考えるとここ数年のドック代、もったいねー(>_<)

    「死」はまだまだ現実的に想像は出来ないけれど、こればっかりは順番でも年齢でもないことで、まして癌で死ぬなんて決まってるわけじゃない。
    何の前触れもなく人生が終わってしまう人が少なくないことを鑑みれば、癌である程度”準備”出来る方が幸せじゃない? なんて「個人的には」思いつつ、そうなった場合にはじっくりと腰を据えて「挑み方」を考えてみようと思います。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:494.53||K
    資料ID:95110420

    薬学の勉強をしているみなさんには、ショッキングな題名の本ですが、是非読んでみてください。抗がん剤のイメージが変わるかもしれません。本書を読んで、がんの科学治療法について考えてみてください。
    (天然薬物構造化学研究室 中谷先生推薦)

  • 以前から 抗がん剤って効かないと思ってたが、最近 抗がん剤の話題をよく耳にするから 効くようになってきたのかなと 思ってたが、やはり 効かないのだ。以前より毒性が強くなっているとは。。。
    目からウロコ がんの経過観察というのも 手かも
    でも 最近 ちょくちょく見かけるようになってきた。検査も 受けたくないって言う人も。。。 知ったとこで 何もしないのならそのままでって 

  • 共感を覚える箇所が多かった.それにしても一流の医学雑誌の論文に載ったデータが信用できないとは寒々とした話.臨床試験というのは学問とか科学と呼べる物ではなさそうだ.

  • 抗がん剤というと「抜け毛」「嘔吐感」「痛み」というイメージですが、延命効果がないとは知りませんでした。官僚・メーカー・医者がスクラムを組み、患者不在で利権の追求に勤しんでいるとすれば犯罪以外のなにものでもありません(そんな輩はごく一部だと思いたい)。この本を読む限り、私は抗がん剤を使わないでしょうが、別の角度からもこの抗がん剤について勉強しようと思いました。

  • p12 急性白血病や悪性リンパ腫など「血液がん」の多くは抗がん剤が標準治療
    p13 固形がんの中でも、睾丸のがんと子宮絨毛がんだけは、抗がん剤に延命効果どころか治す力まである。
    p54 抗がん剤を含めて、医療用医薬品の添付文書は、医薬品医療機器総合機構のホームページの「副作用情報」に入ると、一般名からでも販売名からでも検索できてダウンロード可能。
    p152 抗がん剤を使い続けていると、総投与量が増えその結果毒性が蓄積していく。(さらに近年認可されたものほど毒性が強い)
    p180 一場面では抗がん剤に意味がある。それは「化学放射線療法」で、抗がん剤と放射線治療を併用することで放射線治療の効果が高まり、局所再発率が低下する。現在頭頚部がん、食道がん、膀胱がん、子宮頸がん等で実施されている。
    p203 転移による痛み、苦しみがあればそれを取る。骨転移の痛みにはまず鎮痛剤。骨への放射線治療はそのあとで検討。脳転移は複数あれば放射線治療、余命が一定以上あり、残さず取り切れるなら手術も可。肝転移の場合、肝不全は放射線も抗がん剤も危険、腹水が溜まった場合は抜くと楽になるが寿命を縮めるので厳しい選択となる。
    肺転移で呼吸困難になった場合は抗がん剤はかえって苦しいので酸素吸入をし、さらに苦しくなればモルヒネ点滴。(安楽死の一種)一定の条件の下で放射線治療が奏功することもある。
    p222 がん早期発見のためのがん検診は無意味。
       原発病巣の術後、仮に局所に再発しても、臓器転移の原因とならない。
       原発病巣を治療したあとの、転移発見のためのCT等の検査は無意味。
       無症状なら、検査で発見されたがんを放置しても命取りにならない。
    p240 放置すると命取りになる「もどき」は、喉頭がん、咽頭がん等の頭頚部がん、食道がん、子宮頸がん、胆管がん等。症状がある場合は放射線等の臓器を残す治療を。放射線治療は「定位放射線治療」で充分。
    p245 がんは「末期発見」が望ましい。胃レントゲン撮影は被爆による発がん効果しか期待できないので是非ともやめる。内視鏡検査も受けない。乳房に関しては、腫瘤に気付いてから受診すれば充分なので、マンモグラフィもエコー検査も受けない。

  • 抗がん剤を使っても、実は副作用に苦しむだけで延命効果はない。では患者はどうしたらいいのか。この切実な疑問に答えるべく、抗がん剤が効かない理由を解説しつつ、それに代わるがんへの対処法を提示する。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。
73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職。
ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか、『「健康不安」に殺されるな』『「副作用死」ゼロの真実』『コロナのウソとワクチンの真実』(和田秀樹氏との共著)『新型コロナとワクチンのひみつ』(以上ビジネス社)、『最新 やってはいけない! 健診事典』(講談社)、『医者が言わないこと』(毎日新聞出版)、『どうせ死ぬなら自宅がいい』(エクスナレッジ)など著書多数。
2022年8月13日逝去。

「2023年 『医者に殺されるなー僕が最後まで闘い続けた"医療不信"の正体」(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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