137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163742007

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。しかし、長かった。さすが137億年の歴史、壮大だ。出来事の羅列ではなく、なぜそうなったのかを文理問わない様々な視点から、しかも最新の学説を取り上げ物語っていくので、ワクワクする。人類の歴史ではなく、地球の歴史であり、現代的問題である環境破壊や大量絶滅、人口の増加と食料不足、宗教や民族的対立、資本主義の限界、グローバリズムなどを、より広い歴史の中でとらえる事ができる。西洋中心や人間中心主義的な思考や視点の偏りを極力排除しようとして記されているのがよい。本書にとどまらない知的好奇心の広がりを得る。

  • 歴史の流れが、何度読んでも何度読んでも、頭に入らないので、『世界史』とかたまに読むのだけれど、こちらはビジュアル満載で素晴らしい。
    人類の歴史ではなく、宇宙開闢から始まるので、ビッグバンも書いてあるのがいいですねえ。
    地球とくっついた小惑星の名前は「テイア」ですって。かわいらしい。

    アレクサンドロスがマケドニア出身の人ということがいつも理解出来なくて、クラーク共著の『時の眼 タイム・オデッセイ1』でも苦労したけれども、今回も同様だった……
    ギリシャの人じゃないんだよね。マケドニアは小国だったんだよね。
    ギリシャとローマは別の地なんだよね……(現代のギリシャとローマが別の都市なのは理解しているけれど、何故か古代では混同している;)
    アレクサンドロスがギリシャからエジプト、ペルシャあたりまで征服して、ヘレニズムを広げて。
    アレクサンドロスの急死後に古代ローマがイタリア半島を統一、ギリシャを属州化して。
    その後、カエサルがローマ皇帝になるんだよね。
    ……これ、天文の本でも読んだのに……

    イスラム、仏教、キリスト教の成り立ちや違い、植民地、どう現代につながっていったかなど、歴史の総ざらいがおもしろい。
    中間を時間がなくて読み飛ばしたので、再読しよう。

  • 地球の歴史という意味じゃ137億年前からなんだろうけど、人類の歴史という意味では4000年くらい?この間を繋いで一冊にすることで面白いと思うかは微妙なところ。
    と言ってもね2/3くらいは人類関わってるけど。

    なんだろうね、世界史を見てるとなんちゃら族が侵入してきて、となると、元々住んでた人が追い出されるのよね。戦争でもなく。フン族やらゲルマン民族やら。いやこれって今の移民の流れを見ると恐ろしいとか思ってしまうけど、どうなんだろか。フランスがイスラム国家になったらアツい。
    後はイギリス人ていうか白人のえげつなさというか、エイもう中国は麻薬中毒にしてしまえとかもう酷い話ですよ。ゼロ戦で突撃じゃーとか言ってる日本が第二次大戦で負けるべくして負けるわけですよ。
    などと世界史というのは語る人の主観が入るから何度読んでも楽しいよね。

  • 大変勉強になったけど、これは紙ではなくデジタルであったほうがいいな。これまでの本よりは全てのつながりを感じることができたけど、ここまでできたならもっといい提供方法があると思った。そこまでの高いクオリティということですね。

  • お気に入りの百科事典です。
    読むのには時間がかかりそうな気がする1冊です。

  • 年表的なものがもう少しあってもよいかと思いましたが、羅列になっても面白く無いのでこのくらいが良いのかも。
    スパルタ・フィリピン・ジャガイモの話・デビアス・太平天国の乱なんかが記憶に残ったのでまとめてみました。

    http://ushiwatat.info/blog/archives/325

  • 宇宙が始まってから現在までを1日とすると、人類の歴史は1秒にも満たないんだってさ

    ちなみに、この本超分厚い

  • さあ、とうとう読み始めました!
    実は、春にも手にとっていたんですよね
    その時は、家人が読んでいて
    目からウロコだ~!って言っていて
    私は、最後のランキングを読んだだけでした

    今回は、興味のあるところを重点的に
    読んで行こうと思っています
    最近読んだ本の関連項目から
    ローマ、ケルト、エジプト、アボリジニ、宇宙...
    どこまでいけるかぁ~?
    いや、枕にちょうどいいんだよね~
    ...なんてことにならないように
    この夏限定でがんばります(^^;

    つづきです
    ミドリムシ関連で、
    藻類のところまで読もうと思ってたんだけど
    面白すぎ!まだ止まりません
    生命が生まれる時代を試験管で実験した人がいたり
    巨大トンボとか、不思議な生物とか…
    次は、人間が出てくるところまで読むつもりです(^^)

    さて、そろそろ貸し出し期限も迫ってきたので
    この本とは、お別れです
    人間が現れてからは
    文明を生み出していく、すばらしさに感嘆しながらも
    やはり、自然破壊、戦争などのテーマが
    重く心に残りました
    どうなっていくんだろうなぁ~

    今まで読んだ本と関連したり
    出かけてきたところとあわせて読んだり
    (和紙の里に行ってから、中国のところを読み返しました)
    いい本でした
    なんか、夏の思い出~♪

  • 物理、地学、生物、歴史が繋がって書かれているから面白い。

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