昭和史裁判

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 110
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163742700

作品紹介・あらすじ

「軍部が悪い」だけでは済まされない。七十年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか。いま「失敗の本質」を白日のもとに晒すべく徹底的に検証する。

感想・レビュー・書評

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  • 興味深い、面白い。実に深い。当代一流の歴史家二人の対談は、素晴らしくレベルが深い。歴史書をさらに読みたくなる良書であると思った。

  • (チラ見!)

  • 広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一、そして、昭和天皇。
    各人について、著者の二名が裁判形式で対談しているもの。
    歴史を動かした政治的人間として、様々な面から捉えているところに面白さがある。
    まだまだ知りたいジャンルである。

  • 広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一、昭和天皇について、弁護人と検察という役割に分かれて功罪を問い直している。
    広田は様々な人物像がある。また、不運な面も持つ。
    近衛はとにかく優柔不断。問題があると投げ出す印象あり。対米戦争か否かのときに、閣内では意見が統一できぬため政断を仰ぐという対応を思いつかなかった。
    松岡は、言われているほど支離滅裂ではなかったかも。
    木戸は、昭和天皇の意志を十分に理解せず、なすべきことをしていなかった。
    昭和天皇は、対中強硬なときもあった。

  • 昭和の戦前の4人の政治家、広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一と昭和天皇のことが書かれています。軍人だけでなく政治家もあんな戦争に日本をひっぱっていったのですね。

  • 昭和史はちゃんと勉強したいと思いました。

  • 半藤さんを検察、加藤さんを弁護人として(昭和天皇の章は入れ替わり)議論。対談形式。

    半藤さんはなかなか手厳しい意見を連発。加藤さん防戦一方の印象。

    なぜ日中戦争を早期に終わらせることができなかったのか。
    なぜドイツと手を組んだのか。

    このへんの議論は興味深く読ませてもらった。

    戦争責任の論議は簡単に答えは出ないが、避けることはできない。

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プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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