世界を変えた10冊の本

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163743905

感想・レビュー・書評

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  • 世界情勢に大きな影響を与えた本の紹介本
    経済と宗教が二大テーマ。聖書やコーランといった宗教書は読む機会がなかったが、その歴史と背景を知れた。

  • 教養として必要な知識。

  • まあまあかな

  • アンネの日記 アンネフランク 1947年
    聖書
    コーラン
    プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックスウェーバー 1904、1905年(宗教と経済の意外な関係を分析)
    資本論 カールマルクス 1867年
    イスラーム原理主義の「道しるべ」 サイイドクトゥブ 1964年(オサマビンラディンの教本)
    沈黙の春 レイチェルカーソン 1962年(世界が環境問題に取り組むきっかけに)
    種の起源 ダーウィン 1859年 
    雇用、利子および貨幣の一般理論 ジョンMケインズ 1936年(経済不況救う`処方箋`となった)
    資本主義と自由 ミルトンフリードマン 1962年(自由市場主義

  • ・アンネの日記
    最初読んだときは友達になりたくないってのが印象だったがこれは新版だったのだろうか。
    ・聖書
    小説を読んだり書いたりする際に知っておくと便利だったので一応読んだけれど、キリスト教徒にはなれないと思った。
    ・コーラン
    シーア派とスンニ派の違いとか今更聞けないことからの説明がありがたい。
    ・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
    今のアメリカ資本主義の原点が
    ・資本論
    資本主義に関しての本で、その資本主義の崩壊までを書いてあるってのがすごいと思った。(今のアメリカ大統領選とか見てるとまさにこの崩壊なんだろうなって感じる)
    それとともに労働力の価値だとか、貨幣経済に関してだとか。
    ・イスラーム原理主義の道しるべ
    今現在の全ての国々は無明世界であるから正していかなくてはならないとした本。
    ある意味一冊の本が人生を変えまくっている人がいっぱいいるって事が良くわかる。
    ・沈黙の春
    詩的な冒頭が有名だけれども中身は読んだ当時は難しかった気がする。
    ・種の起源
    今でもアメリカでは禁止されていることもある考え方……恐ろしいな。キリスト教原理主義の逆の話。
    むしろイギリスなんかは懐深いのかも。
    ・雇用、利子および貨幣の一般理論
    現代の世界経済の基に成っている考え方。
    少々理想主義的なところがあるのかそこが政治に当てはめると失敗するっぽい。
    ・資本主義と自由
    リバタリアニズムの元になった考え方。
    ちょっと極端で厳しすぎるなと思うけれどこういう考え方も理解できなくもない。

  • 知っていたものから知らなかったものまで。
    世界を変えた10冊の本。どれも読んだことはありませんでした。

    最初はアンネの日記。そして聖書、コーランと続き、話はイスラム過激派の話へ。どうして世界で彼らはテロを起こすのか、「聖戦(ジハード)」とは何かが、わかりやすく解説されています。

    特に「道しるべ」は作者は処刑されているとはいえ、発禁にしたほうがいいんじゃないかと思わされました。

    最初は神様の話だったのに、どうして暴力的な視線を他国に送るようになってしまったのか。人間の解釈とは人それぞれであるが故に難しいですよね。

    後半は資本主義や種の起源など。
    前々から思っていましたが「沈黙の春」ってタイトルからして面白そうですよね。タイトルの重要性を改めて感じました。

  • 常識のようで実際読んでもいなかったことに反省。

  • 池上さんだから、分かりやすくていいけど、ちょっと偏ってませんか?
    『聖書』『コーラン』『資本論』は文句なし。でもケインズもフリードマンもじゃ、経済学多いでしょう。マックス・ウェーバーもクトゥブも10冊には入らないと思う。
    なぜコペルニクスやフロイトやニュートン、モンテスキュー、シェークスピアなんかが入らなかったのか?
    それはきっと池上さんが忙し過ぎて、自分が良く知ってる本しか入れられなかったから。新たに読んで調べる時間がなかったから。
    池上さん経済学部出身だから、経済の本なら自信あったんでしょう。
    『世界を変えた経済学の10冊』とか、『世界を変えた50冊』とかにすれば良かったのにね。
    池上さんは、本出しすぎだと思います。

  • 池上氏が世界を変えたといえる本を紹介している内容になっている。
    アンネの日記、資本論、ケインズの一般理論など今後読まなきゃと思う本や、聖書、コーランなども紹介されており、池上節でわかりやすく丁寧に書かれている。
    何事もその本の裏にある背景のロジックが大切だと改めて気づかせてくれる。

  • アンネの日記から始まり、フリードマンの資本主義と自由で終わる。全部で10人が書いた本の紹介。民族・宗教・経済・環境問題・進化論の話で、さらっと読める内容になっている。

  • わかりやすい書き方でした。

     2010年の第143回芥川賞受賞作
     赤染晶子 作 「乙女の密告」 の題材にも。
     「アンネの日記」の原題は「隠れ家」

     「アンネの日記」母親との葛藤や性的表現が多く、生き延びることができた父親や出版社による「検閲」だというい批判が多い。

     アンネの日記
     聖書
     コーラン
     プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
     資本論
     イスラーム原理主義の「道しるべ」
     沈黙の春
     種の起源 
     雇用、利子および貨幣の一般理論
     資本主義と自由

    p262 フリードマンは、こう考えます。
       累進課税だと、っ毎年の所得税にかかるから、
       すでに財産を持っている裕福な人には関係ない。
       毎年の所得にかかるから、「これから富を築こう
       とする人」に重荷になる。
       経済は、「これから富を築こうとする人」が
       大勢いることによって活性化し、発展する。
       つまり、累進課税は経済発展に水を差す。
     
       また、所得の再分配という累進課税の役割につい
       ては、「強権でもってAから引きはがしBに与え   るあからさまな例であって、個人の自由に真向か
       ら反する」というのです。

  • いただきものの本。
    池上さんの書籍は読みやすいのでついつい本棚に加えてしまいますね。

    世界中で読まれ、その内容や考え方が全世界に影響を与えた10冊の本について紹介している。
    ・アンネの日記
    ・聖書
    ・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
    ・沈黙の春
    ・雇用、利子および貨幣の一般理論
    その他5冊。
    「名前は知っているし興味もあるけれど、難しそうで手が出ない」
    そんな人のきっかけにうってつけの本である。

    『聖書』『イスラーム原理主義者の「道しるべ」』『資本主義と自由』の三冊が特に興味深い解説でした。
    こうして俯瞰すると、宗教、経済、科学の3分類が10冊のラインナップから見てとれます。
    不思議なことに、解説を読んでいると、経済の話なのに宗教的文化に言及している箇所があったり、宗教が科学の主張に真っ向から対峙している様が読みとれたりして、3分類が相互に影響を与える様子を確認できます。
    一冊手にとると連鎖的に知的好奇心を刺激するような構成にしているのでしょうか。
    気合いを入れられるタイミングで、ぼつぼつ手を出してみたいと思います。

  • *1859年 種の起原
    生物は神の創造によるものとしていた社会に衝撃
    生存闘争による進化
    (考:企業も同じか?)

    影響→(マルクス)自然淘汰の理論=資本主義の自由競争
       (社会的強者)力の有るものが市場を独占するのは当然
        白人がアジア、アフリカ人を支配するのも当然
        ナチスドイツによ人権の優越

    自然は人間社会が強くなると汚れる?
    人間社会と共生する為、生き残る生物は美しさを失う?
    ゴキブリ、カラスの進化はこうでないと生き残れないから?

    *アンネの日記 1993年

    なぜユダヤ人は差別されるのか?

    新約聖書のマタイによる福音書の中でユダヤ教の改革運動をしたイエスを死刑にしたのはユダヤ人「その責任は子と子孫にある」

    金融業は卑しいものとされた為ユダヤ人

    ドイツ人は自国の危機を脱するためユダヤ人という敵を作り上げた

    旧約聖書=ユダヤ教(ヘブライ語)
    新約聖書=キリスト教(ギリシャ語)

    旧約聖書:ユダヤの民がエジプトで奴隷として働かせられ神がモーゼを指導者にエジプトから脱出を手助け
    神はユダヤの民に対して十戒を設け、カナンの地を与えた

    イエスはユダヤ人だが、改革→死刑

    ユダヤ教には救世主思想がある。救世主が世界の終わりがくる前に世界を救う。

    イエスの信者はイエスこそメシアだとしてキリスト教完成

    旧約聖書の中で神はアブラハム(ユダヤ民族の代表)にカナンの地(現パレスチナ=イスラエル)を与えた。約束の地

    十戒
    ①あたしをおいて他に神が有ってはならない
    ②いかなる像をつくってはならない
    ③あなたの神の名をみだりに唱えてはならない
    ④安息日
    ⑤父母を敬え
    ⑥殺すな
    ⑦姦淫してはならない
    ⑧盗むな
    ⑨偽証してはならない
    ⑩隣人の家をほしがるな

    旧約聖書は細かく食べ物にも言及

    旧約聖書は元々アラビア語。元のものと今のギリシャベースのものは微妙に異なる

    新約聖書は

    ①4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)
    ②使徒言行録
    ③パウロの手紙
    ④後悔書簡
    ⑤ヨハネの黙示録
    の編成

    福音書はペトロ、トマスの存在も確認されている

    1970年エジプト、ナイルでユダの福音書(2006年に出版)

    ユダはイエスを裏切ったが
    福音書でユダはイエスに頼まれてイエスを当局に売ったと書かれている→キリスト主流派は拒否。

    キリストの言葉はたくさんあったが、
    397年のカルタゴ協会会議で現在の新約聖書にまとめた

    マリアが夫のヨセフだがマリアは処女懐胎、聖霊によって宿った→子がイエス

    イエスの弟子=使徒は12人

    イエスの死刑後、3日後、天使に導かれイエスは復活。弟子たちに自分の教えを広めるように命じる。
    その後、40日して昇天、その後イエスは天使と共に地上に再臨、最後の審判を行って神の国を実現

    ヨハネの黙示録には、ヨハネの受けた神の黙示
    神の国と世界の最後のイメージが与えられた。この世の終わりにはサタンが神に挑戦し最後の決戦を挑む。場所を「ハルマゲドン」

    キリスト教→ローマ定刻の国教に→東と西に分裂→
    ローマカトリックと東方正教(ギリシャ正教)が成立
       ↓           ↓
    カトリックとプロテスタント/東方正教はロシアに伝わりロシア正教に

    プロテスタントのうち、ヨーロッパで迫害を受けた人々が旧約聖書に描かれた出エジプトをイメージし、新しいイスラエルの建設を目指し、西へ旅立つ→アメリカ建国


    ■コーラン
    アッラーはアラビア語で神=GOD

    ユダヤ教は「律法」(トゥーラー)
    キリスト教は旧約、新約聖書
    イスラム教はコーラン

    イスラム教にとって一番大事なのは預言者ムハンマド
    ノアもイエスもモーゼも預言者だが、
    神がそれらに託したにも関わらず人々が正しく行わなかったため最後のムハンマドに託した。Last Chance

    イスラム=帰依するの意

    ただムハンマドはあくまで預言者であり、人。
    拝むのは神(アッラー)のみ。

    ムハンマドは570年、メッカで生まれる。
    40才までは普通の商人だったが40歳の時、神の言葉を聞く。

    神→天使ガブリエル(ジブリール)→ムハンマド(読み書きができなかったため、暗記し伝承)

  • まあまあ面白かった。いや、面白いというかためになるというか、常識や知識として知っておくべきなのかもしれない。わかりやすく書いてあったがそれでもわかりにくいところがあったので、また読み直したい。
    人って、人の思想ってすごいなーと思った。ぼくはちっぽけだ。でも、ちっぽけが集まっておっきな世界を作ってるんだなあと思った。
    今度は「日本を変えた10冊」出してくれないかなーなんて。

  • 興味の入り口。

  • 古い本なので、それをちゃんと頭において読まないと情報が古いままということを忘れてしまう恐れがありますね。
    例えばダーウィンは、最終的には自分の進化論を否定していたらしいですよね。
    しかし、この中に沈黙の春があったのは嬉しかった。

  • わかりやすさ満点の本。

  • 世界の宗教とそれを背景とした地理・歴史、科学と宗教の関係、宗教と経済の関係、近現代の資本主義の考え方について、大まかに知ることができる。

  • この中で取り上げられている本は一冊として読んだことが無かったから、なかなか新鮮だった。読んでおけばいつか役に立つかもしれない。教養としてどうぞ。

  • 絶対読まないであろうムツカシイ本たち。

    が、なんとなくわかったような感じ!教科書!

著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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