不思議な宮さま 東久迩宮稔彦王の昭和史

  • 文藝春秋 (2011年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784163745800

みんなの感想まとめ

多面的な視点から描かれた稔彦王の伝記は、彼の個性的なキャラクターと時代背景が交錯する魅力的な作品です。著者は、皇室・皇族研究の専門家として、稔彦王の生涯を詳細に掘り下げ、明治天皇の女婿や昭和天皇皇女の...

感想・レビュー・書評

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  •  戦前の皇室の「問題児」にして、戦後最初で最後の皇族首相となった東久邇宮稔彦王の評伝。前半生についてはよく調べているが、戦後の皇籍離脱後の後半生は全く言及がなく、評伝としては中途半端なのが残念。

  • 皇室・皇族研究の分野では定評ある著者による、「連作・伏見宮一族探求」の一。
    明治天皇の女婿・昭和天皇皇女の舅・皇族総理・伝統になじめなかった「現代的」な性格等々、このジャンルに興味のない21世紀人に対するフック多めなキャラクターを取り上げてはいるが、やはりある程度の予備知識は前提とされる。
    が、ハマる人にはものすごくハマる力作ではなかろうか。個人的にはめちゃくちゃ面白く読んだが(二度とも)、某所であまり感心していない風のレビューに接してそう思った。
    そもそも最初のつかみからして、「稔彦王と鳩彦王の序列は実は逆だった!」と言われても、彼らのことを知らない人には「実は」も何もないであろう。ここで「えええーっ!」とのけぞる人を対象に書かれた本…と言ってしまうと、みずからニッチに堕しすぎだろうか。

    2017/3/16再読

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。70年、慶應義塾大学経済学部卒業。出版社に入り、雑誌・書籍の編集に携わる傍ら、日本近・現代史に興味を抱く。主な著書に『侯爵家の娘 岩倉靖子とある時代』『華族たちの近代』(共に中公文庫)、『華族誕生 名誉と体面の明治』(講談社学術文庫)、『闘う皇族 ある宮家の三代』『皇族誕生』(共に、角川文庫)、『皇室一五〇年史』『皇族と天皇』(共にちくま新書)、『歴史の余白 日本近現代こぼれ話』(文春新書)などがある。

「2018年 『大正天皇婚約解消事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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