聯合艦隊司令長官 山本五十六

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 185
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163746401

作品紹介・あらすじ

山本五十六の願いも空しく開戦へ。太平洋戦争におけるこの人の指揮ぶりは、求めて戦いにいくような"性急さ"と"激しさ"に終始する。それもすべて戦争を早期のうちに終らせたいために-。

感想・レビュー・書評

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  •  山本五十六の生涯をわかりやすく、若干の半藤さんの私見を入れながら書かれたノンフィクション。
     米英との戦争に反対しながらも、最後は太平洋戦争で死んでしまう英雄みたいに言われるけど・・・・私はちょっとちがうような気がする。

  • 映画の聯合艦隊司令長官山本五十六を観て、本が気になりました。

    戦争をSTOPする為に奔走していた山本五十六に対してミスが重なり泥沼化していく日本…歴史にタラレバは言っちゃいけませんが、まとめる人がいないと駄目になっていく様がアリアリな感じがします。

    映画で実話で被っているのがアンストッパブルでしょうか?勿論戦争ではありませんが1つの怠慢というかミスがとんでもない方に転がっていく様が同様です。

    現代であれば、一事業というか会社でしょうか?リーダーがしっかりしていて社員が皆同じベクトルで進んで行けばかなりいい感じなのではないでしょうか。

  • 半藤さんの本なのでノモンハンのイメージで読み始めました。全く違って、語り口調でまとめてあり、経験者から体験談を聞いてるような、また、今まで本等で知っている知識を実感的に分かりやすく語ってあるので、引き込まれて、楽しんで読めました。

  • 半藤一利は編集者の企画モノだと一気につまらなくなるな。著作の完成度がバラツキ過ぎ。

  • 自分の気持ちとは逆の決断をしないといけない辛さ。また最後まで戦争を終わらせるために苦悩した姿。山本五十六の人間性を改めて理解した。

  • 半藤一利には、昭和史家のイメージがあった。その人が著した山本五十六。テンポが速く、読みやすい。避けられなかった、太平洋戦争に対する悔恨という歴史的見地から描かれている。人間、山本五十六を描いた阿川弘之の作と平行して読んだが、それぞれの作品に対するスタンスの違いがあるため、結果として理解が深まったように思う。

  • 講談?浪曲?≒口述筆記?。小説とは違うが、半藤史観が入っているので、100%事実とも違うと思う →参考文献の記述もないし。

  • 平凡社から出ている山本五十六よりも、読みやすい。映画で理解していなかったシーンも、本を読むと意味がわかるようになる。
    本を読むと山本五十六以外に、冷静な思考を持った人がいなかったように感じる。それが真実だとしたら、日本人として情けなさを覚える。
    本文では日本軍は思っていたより米国を敗かしていて、感心してしまう時もあるけどその際に多くの人の命が奪われたと思うと、フィクションを読んでいる時とは違った悲しさがこみ上げてくる。

    『‘いま起こって困ることは、おこらないと考える’のが日本人』
    私は脳の中まで日本人なんだと思った。

  • 歴史は繰り返してるなあと。
    冷徹な筆致で熱く語る、こんな書き方がとても好みでした。
    やー役所さんがほんとにシブかったれす…良い映画ですた…

  • 山本五十六の人柄、考えを取材をもとに、時系列に沿って記されています。百年兵を養うのはなんのためか?との有名な言葉は今の仮初めの平和に慣らされた私たちには重く響きます。
    提督は対英米戦は必敗であることを早々に見切り、常に避戦や、講和を念頭に行動したにもかかわらず、ことごとく反対方向に走り、提督戦死後その予告通り焼け野原になる日本。いつの日も、国民は冷静で賢明な判断が求められていることを警告している書でもあります。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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