超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

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  • 文藝春秋 (2012年2月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784163749204

感想・レビュー・書評

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  • 心霊的なもの大好きではありますが、信じているかと言われればそういう事もあるかも。位な感じです。実際自分で体験している事もあるので、無いと言い切れないけれど、基本的にはそういう事を信じている訳ではないというねじれが生じている人間です。
    超能力も超常現象も霊現象も脳の錯覚によって見えてしまうものなんでしょうが、全てを錯覚で片付けられるものでもないと思います。
    でも、普通に生きていけているならば、神秘体験をわざわざ自分から体験しに行かなくても、充分に人生は不思議なものなので、スプーンを曲げたり、心を読んだりしなくともよいと思います。唯一分かるとしたら家族の病気を治そうとして奇跡にすがるパターン。これは自分でも十分あり得ると思っています。

  • かなりおもしろい。
    占い師/幽体離脱/念力/霊媒師/幽霊/マインドコントロール/予知能力について科学的に不思議な現象を解説を試みます。
    ユーモアある語り口調と途中でブレーク的にでてくるミニテスト・体験が飽きさせず、読み物としても楽しめる内容です。

    占い師…人は都合よく反応する。そしてよどみなく曖昧に話す
    幽体離脱…ゴムの手を自分の手に錯覚する。脳は身体の中に自分がいるという認識がそんなに強固なものでない
    念力…これはマジックのテクニック
    霊媒師…これも人の深層心理が無意識に力がかかる
    幽霊…見たいと思う人の心理が見えないものを見せる
    マインドコントロール…小さな要求から大きな要求へ少しずつ上げる。周囲の人に無意識に同調する。自分の体験を正当化しようとする。
    予知能力…人は一夜に4度の夢をみる。そして、その記憶も曖昧である。そして統計学的にみてその予知の可能性は妥当なもの

    こんな感じ、マジックや実験の小ネタが満載なので、ぜひ覚えておきたい。

  • 見えないものを見る人間の脳の不思議
    占い師、超能力者、予言者、体外離脱、幽霊、ポルターガイスト、降霊術、カルト教団……あなたの脳はこうして彼らに騙されるーーー

    「運のいい人の法則」「よく眠るための科学が教える10の秘密」の作者、リチャード・ワイズマン博士が怪奇現象の科学的な謎解きに挑みます。
    本書で引用された特異現象のほとんどは科学的に説明されますが、実は説明しきれない事象はまだまだ存在しており、それらは意図的に(?)触れていません。例えば、真性異言(しんせいいげん)ですが、「ゼノグロシー」の訳語で、学んだことのない外国語もしくは意味不明の複雑な言語を操ることができる超自然的な言語知識、およびその現象を指す、超心理学の用語。
    有名な事例としては・・
    ルシアの事例(憑依現象による真性異言)
    1933年、高い教育を受けた16歳のハンガリー少女、ファルツァーディ・イリスが自称41歳の労働者階級のルシアというスペイン女性に身体を乗っ取られる(ように見える)事件が起きた。内気で教養あふれるイリスの性格は、がさつであまり上品とは言えない掃除婦の性格に変わり、イリスの母語であるハンガリー語はルシアの母語であるスペイン語に完全にとって代わられてしまった。この事件はマスコミでも広く報道され、よく知られるようになったが、次第に人々の関心は薄れ、忘れ去られてしまった。70年後の2003年、メアリ・バーリントン、オーストリアのペーター・ムーラッツ、オランダのティートゥス・リーファスら3人の超心理学者がこの事件を再調査し、ルシアと名乗る人格に相当する人物がスペインに実在するかどうかという点の確認と、86歳になったルシアの言語能力を調べた。大規模な調査にも関わらず、ルシア人格に相当する人物の特定はできなかったが、流暢なスペイン語を話すイリスの言語能力は再確認され、資料は心霊現象研究会 (SPR) の図書館に資料として保存されている。(Wikipedia)

    学んだこともない外国語を人格が変わったように急にしゃべれるようになるこの現象は、残念ながら科学的な解明には至っておりません。
    こうした本を出す以上、世間である程度話題になった事象を避けるべきではありません。
    この1点のみで、筆者のサイエンスライターとしての誠実性に疑問符がついてしまいます。

  • あとがきのガードナーの引用がよかった

  • オカルトっぽい話からマインドコントロールまでを心理学などから掘り下げて、暴いたりした実例なども。
    大体は人間の脳のバグではないけれど、その方が生存的に正しかった想像の産物っぽい。
    個人的にはマインドコントロールが一番危ういというかうっかり引っ掛かりそう。
    その対策なども載っているけれど、出来たら苦労しない。
    でも話としては面白かった。

  • 幽霊、体外離脱、予知夢などの超常現象を科学的に考察している本。
    幽霊を見る時、体外離脱を体験した時というのは、だいたいが寝ている時。なので、一種の睡眠障害であるというのが著者の結論である。

    あとがき「何でも科学的に分析すると夢も希望もなくなるという人がいるが、自然界というのは、夢と希望で満ち溢れている」という著者の言葉が印象に残った。
    確かに超常現象なんかを信じなくても、自然界、私達の脳や人体の仕組みについての方が、信じられない奇跡と希望で満ち溢れていると感じる。

  • ふむ

  • ●占いのマニュアル。たけしかれしょうゆ。旅、健康、仕事、金、恋愛、将来、夢。の話題を話す。
    ●ポルターガイストの正体は、超低周波音

  • マジシャンとしてキャリアを積んだのち心理学者になったリチャード・ワイズマンによる「人はなぜだまされるのか」についてのあらゆるケーススタディみたいな本。

    幽霊の話はほんの一部で、超能力や予言、占いや宗教などのマインドコントロールなど多分野での「トリック」を紹介。どのパートでも「人の脳がいかに洗脳されやすく、無意味なものに意味を付加したがるか」が語られる。

    期待しちゃったんだけど、この手の本は何冊も読んでいるだけにあまり新鮮味はなかった。

  • サイエンス

  • 超常現象と言われているものは、人間の心理や、思い込み、ミスディレクション、意図的な種があったりするものであることがわかる本。

  • 身も蓋も無い、かもしれないが、超常現象の原因が解き明かされていく。博士と旅をするような構成で占い師、幽体離脱、念力、霊媒師、幽霊、マインドコントロール、予知能力の各章を読み進む。それぞれで、実際に読者が行える実験がついている。「夢の科学」を最近読んだので、夢の予知能力の記述についても、よくわかった。

  • 理論的で楽しく読めた。
    脳みそはパーフェクトではないし、機械でもない。
    実に不完全な人間。
    それをとてもよく感じた。

  • ときおりユーモアを交えつつ(滑ってるのも多いが)、多くの具体例を提示しながら幽霊やテーブル・トーキングといった超常現象がイカサマや錯覚であるかということが説明されている一冊。おもしろいことはおもしろいが、自分が望んでいるようなものではなかった。

  • のっけから危険な内容の本。いやいや実際に使う気にはなれないけれどなるほどと考えてしまう内容。

  •  占いに念力に幽霊に予知夢。我々の常識を超える現象――超常現象とされる出来事はいくつもある。
     だがその中には勘違いや思い込み、誘導や誤導など、人為的な原因がある、超常現象ならぬ“通常現象”も数多くある。
     プロのマジシャンで心理学の教授が、人がどのようにして通常現象を超常現象として捉えるのか、「いかに人は思い込みが激しく、騙されやすいか」を解説した謎解き本。付録として、簡単な超常現象実演キットを収録!
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     本書では科学者のファラデーや心理学者のウェグナーが、交信術の一種であるテーブルターニングの科学的解明を試みている。テーブルターニングの情報が日本に輸入されると、それは「コックリさん」と名を変えて一時流行るが、明治の哲学者、井上円了がファラデーやウェグナーと同様に研究し、追跡し、その起源が西洋のテーブルターニングで、ただの心理的作用・物理的作用であることを突き止めた。
     円了先生にはお化け博士の異名もあり、哲学者として怪異を研究し、怪異を四種に分類している。

    ・誤怪:心理的要因によって認識される怪異。見間違いや思い込み。
    ・偽怪:人が人為的に引き起こした怪異。作りや騙り。
    ・仮怪:自然発生した怪異。現在では“自然現象”と捉えられている現象。
    ・真怪:現在の科学では解明できない怪異。

     そして、「世間でいう怪異の5割は偽怪、3割が誤怪、2割が仮怪である」と私見を述べている。

     本書で紹介されている超常現象は、いずれも円了先生が「偽怪」「誤怪」に分類した通常現象だ。だが、一口に超常現象と言っても、そのバリエーションは無数だ。中には真怪、現在の科学では解明しきれない、説明しきれない現象も数多くある。実際、科学誌には「観察はできているが、なぜ起きるのか解明できていない。今後の発表が待たれる。」というような記事が数多くあるし、麻酔薬にだって、なぜ効くのか、未だに不明ながら使用されているものもある。
     人によっては真怪に該当する現象の一部は「気(気功)」で説明できると述べているし、実際「気(気功)」の科学的考察・研究は、ニッチながらも進んでいる。つまるところ、世の中は超常現象ならぬ、「真怪現象」で溢れているのだ。

     現在、真怪とされる現象はいずれ科学で解明されるだろう。しかし、決してなくなりはしない。一方、誤怪や偽怪は排除されるものでなく、そうと認識していればマジックやイリュージョン、肝試しといった娯楽として楽しめる。これらもまた日常に必要な存在だ。
     無知は罪ではない。だが知識を蓄えれば騙されにくくなり、楽しみも増え、潤った人生を送れる筈だ。

  • 超常現象が本当に存在するかどうかを調べた本ではなく、人がなぜこうした不思議な体験をするのか。著者はその理由を人の心理的面に求め、脳の機能によるものではないかとする。

    超常現象や似非科学の類を信じる人を頭ごなしに否定するのではなく、おそらくこのように脳が働くことで彼らはこの現象を信じているのだろうと受容し、彼らと共存していくほうがずっと幸せな社会を築けるだろう。

  • この手の本としては読み物として面白く、かつかなり読みやすい。インチキを糾弾するような姿勢ではなく、あくまでも冷静に人の性質や脳の働きの不思議さにスポットを当て解説しているところに好感がもてる。そして、超常現象を楽しむ姿勢を忘れていないのがよい。

  • オカルトにはロマンがある。しかし、それを解明する科学にもロマンがある。

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著者プロフィール

木村 博江(きむら・ひろえ)
1941年生まれ。国際基督教大学卒業。翻訳家。訳書に『なぜ美人ばかりが得をするのか』『女の子はいつも秘密語でしゃべってる』など多数。

「2012年 『文庫 良心をもたない人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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