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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784163749907
感想・レビュー・書評
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「中国」という国は、現在世界でも大きな存在感を持っているにもかかわらず、理解しにくい国であると思っていたが、本書を読んでその内実がわかる思いがした。
現在10年に一度のトップ交代を迎える中国で、新しいトップになるといわれている「習近平」。彼がなぜどのようにして選ばれてきたのかが、外からはわかりにくいと思っていたが、本書はその詳細な選考過程と中国共産党の派閥(?)の権力バランスの構造等を明らかにしている。その詳細な内容には驚嘆する思いがした。
また「習近平」の人間像の詳細な調査内容も、文化大革命という現代中国の激動の歴史をうかがえて、興味深く読めた。
著者の経歴を読むと残留日本人孤児の二世として15歳の時に日本に引き揚げ、慶応大学を卒業、現在産経新聞中国特派員を務めている。その取材と調査は高く評価できると思えた。
それにしても、本書で描かれるGDP世界第二位の中国の姿は多くの危機的要素をはらんでいる。10年ほど前にも「やがて中国の崩壊が始まる」との論調が多くみられたが、現在の中国はその危機をのりこえて成長してきた。今後も同じように危機を克服できるのだろうかとの思いを持った。
本書は現在の中国をよく理解できる良書である。ただ、その内容は検証が難しい多くの内部情報によっている。その情報の検証が次の興味の焦点であると思った。本書を高く評価したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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