学生時代にやらなくてもいい20のこと

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1790
レビュー : 285
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163752501

感想・レビュー・書評

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  • 読む場所として、家を選択した自分にご褒美をあげたい♪

    もし電車やカフェで読もうものなら
    数分に1度、狂気のように笑い転げるヘンなおばさんとして目をそむけられ、
    家でも、もし娘がいる時間帯だったら、「ママうるさーい!2階に行って読むがいい!」
    と、お気に入りのソファから追い払われること必至でした!
    笑いの発作の被害が及び、イヤ耳をして廊下に避難した猫たちとは
    金のだし入りササミスティックをもって和解するとして

    噴き出さずにはいられない、とてつもなく楽しい本です♪
    エッセイでこんなに笑ったのは、三浦しをんさん以来かもしれない。。。

    早稲田大学の名物イベント100キロハイクに、片手にワイングラスを持ち
    バスローブ姿で参加して、疲労困憊のところを雨に降られ
    図らずもバスローブの驚異の吸水力を身をもって体験する破目に陥ったり

    オープン科目を受講していたつもりが、間違って
    他学部の専門的な授業を受けていたことに期末試験まで気づかなかったり

    北海道での夏フェスに、仲間とレンタカーに乗って参加するべく準備していたのに
    一般車は青函トンネルを通行できないことに直前で気付いて
    使い道のなくなった5万2千円のチケットで涙を拭いたり、と

    弱冠20歳ですばる新人賞を受賞し、学生作家として輝かしいデビューを飾って
    「きっと才気あふれる、特別なオーラを纏った素敵男子なんだわ♪」という
    勝手な「朝井リョウ像」をみごとにひっくり返してくれるエピソードの数々。

    在学中になぜか依頼されて書いた就活エッセイに
    ツッコミという名の添削(しかも本文よりこの添削部分がおもしろい♪)を加えて掲載し

    見返し(表)に、四角いゴシックできっちりと書かれたプロフィールを
    見返し(裏)ではコミカルな丸い字体で情けなさ全開ムードで上書きしてしまう、
    そのセンスとサービス精神がたまらない1冊です♪

    • まろんさん
      まっき~♪さん☆

      私もまだ朝井さんの本は3冊めですが、大注目の作家さんです!
      このエッセイ、思いっきり笑いたい時に超オススメです♪

      ちな...
      まっき~♪さん☆

      私もまだ朝井さんの本は3冊めですが、大注目の作家さんです!
      このエッセイ、思いっきり笑いたい時に超オススメです♪

      ちなみに、私はまだ狂気のように笑い転げる場面は目撃されていないはず(たぶん)ですが
      ピアノの生徒(小学生)とゲームの話で盛り上がってレッスン時間をオーバーしちゃうし
      娘と並んでアニメ映画を観てきゃいきゃい感想を言い合って
      同じ列で観ていた小中学生に唖然とされたりするので、
      きっと、じゅうぶんヘンなおばさんです(>_<)
      2012/11/11
    • まろんさん
      kuroayameさん☆

      うっひょひょーっ、が可愛くて、思わずきゅん♪としてしまいました(*'-')フフ♪
      この本の前に読んだ朝井さんの作...
      kuroayameさん☆

      うっひょひょーっ、が可愛くて、思わずきゅん♪としてしまいました(*'-')フフ♪
      この本の前に読んだ朝井さんの作品が、すごくリリカルでみずみずしい文章だったので
      あまりのギャップに驚きつつ、楽しすぎて
      読みながらどんどんテンションが上がってしまって(笑)
      楽しさがちょっとでも伝わったのなら、うれしいです♪
      2012/11/11
    • まろんさん
      noboさん☆

      面白いです♪ほんとに。
      今をときめく若手作家、朝井リョウさんが、自らを妖怪馬面猫背なんて命名して
      こんなトホホな学生生活を...
      noboさん☆

      面白いです♪ほんとに。
      今をときめく若手作家、朝井リョウさんが、自らを妖怪馬面猫背なんて命名して
      こんなトホホな学生生活を送っていたなんて、想像もしませんでした(笑)

      うんうん、ぜったいにお家でひとりの時に読んでくださいね(*'-')フフ♪
      2012/11/11
  • 直木賞で今をときめく作家さん。
    他の作品がすぐに借りれないものばかりだったのでこちらを借りてみたところ、
    あまりにアホで面白くって、思わず★を5個つけてしまった。
    久々につける★5がこれって、私ってば!
    緊張でコチコチしながら、受賞のコメントを述べていた、初々しい若者。。。
    の像が、ぱーんとはじけました!

    朝井さんのエッセイの文章は、何となくブログっぽい。
    楽しいことを経験しても奢らず自慢せず、ドカンとオチをつけたり
    馬面でお腹が弱い、といった自虐ネタなど。

    バスローブでの仮装100キロハイク、途中で雨に降られて吸水しまくり、
    東京から京都まで自転車で6日間の旅、途中痔になり、
    北海道フェスタに行こうとチケット購入、OBONに阻まれ交通手段がなく…
    と、思い出すだけでぷっと笑えるネタばかり。
    随所での自分突っ込みが冴えわたっていて。
    でも一回りも違わないのに、なんだか隔世の感もある。
    機械音痴といいながらも、スカイプで友人たちと旅行の計画を練り、
    インターネットで情報を集め、ツイッターで近況をつぶやく。
    私のときも、大学生はみんな携帯持っていたし色々アホなことしたけれど、
    この世代とは、周りとの協調や空気読み感やノリが違ったように思う。

    何やかんやで、いまどきの大学生たる朝井さんの素顔を垣間見れて、
    とても楽しい一冊でした。
    大学時代、弾け飛んだ朝井さんに乾杯♪

    • マリモさん
      nobo0803さん

      こんにちは♪
      うれしいシンクロですねー!
      私も追いかけたいのですが、図書館で人気なんですよね。さすが、今をときめく直...
      nobo0803さん

      こんにちは♪
      うれしいシンクロですねー!
      私も追いかけたいのですが、図書館で人気なんですよね。さすが、今をときめく直木賞作家です。
      エッセイは、小説とはまた別の才能が必要になると思うのですが、朝井さんはどちらの才能もお持ちのようで、これからは小説もエッセイも楽しみになりました。
      またレビュー楽しみにしております。
      2013/04/19
    • まろんさん
      マリモさん☆

      電車の中ではぜったいに読めない本ですよね(笑)
      読み終えてしばらくたった今でも、バスローブで雨の中を歩く朝井さんを想像すると...
      マリモさん☆

      電車の中ではぜったいに読めない本ですよね(笑)
      読み終えてしばらくたった今でも、バスローブで雨の中を歩く朝井さんを想像すると
      ぷぷっと噴き出してしまいます。

      小説とエッセイでのギャップという点では、しをんちゃんか、朝井リョウさんか、という感じで
      私の中ではギャップ界の二大巨頭となりました☆
      エッセイのほうも、張り切って書いていってほしい作家さんですね!
      2013/04/20
    • マリモさん
      まろんさん♪

      電車で読めないですね!!(笑)
      バスローブでも十分アホなのに、それを上回る猛者たちばかりだというから想像するだけでも壮観です...
      まろんさん♪

      電車で読めないですね!!(笑)
      バスローブでも十分アホなのに、それを上回る猛者たちばかりだというから想像するだけでも壮観ですよね。

      私もエッセイと小説のギャップのでかさに、しをんさんみたい!と思いました。
      ギャップ界の二大巨頭には今後も頑張ってほしいですね~。
      2013/04/22
  • どこかの誰かが言っていたが、「本を開き初めの一文で好き嫌いが決まる。」と。
    まさしく、この本がそれ!
    だって本の一番最初の文が、「私はお腹が弱い。」
    このような文章で始まる本、しをんさんでも(失礼だが)なかったよ!!
    思わず、中2の妹に「見て!この本、いきなり衝撃的なカミングアウトではじまったよー!」と叫ぶ。
    それくらい、衝撃的だった…。

    今をときめく、「朝井リョウ」
    「桐島、部活やめるってよ」でデビュー。しかも、映画化&早稲田大学卒業!
    てっきり、「真面目なお兄さん。」みたいなイメージだったが、見事に覆された。


    そして、著者の紹介文も面白い。初めの分は、真面目に書いてあるが
    後ろの分は、サービス精神の塊♪

    全部、笑わされたが一番気に入って印象に残ってるのが「スマートフォン」
    朝井さんが高校生の時から、ずっと使っていたケータイが壊れた。そこから、事件が始まった・・・。

    これには、ホントに面白い。
    他にも、地獄の500キロバイクも面白かった。
    なぜ、トイレットペーパーを持っていく選択をするのか。
    お腹が弱い人は大変だ・・・と、つくづく感じました。

    そして、本の帯が一番驚いたかも。
    その驚いたのがこちら。赤字でこう書いてあった。

    「こんなバカやってても就職できるんだと勇気が湧く。」

    何とも失礼な・・・!と、読み始める前は感じたが、読み終わりもう一度本の帯を見ていると・・・。

    「ああ。この人も同じ考えなんだ。」と共感できることが多々あった(●^o^●)

    • まろんさん
      わ~い♪
      紫苑さんもこの本のファンに?!ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
      朝井リョウさん、小説とエッセイでは別人格のような変貌...
      わ~い♪
      紫苑さんもこの本のファンに?!ナカマナカマ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
      朝井リョウさん、小説とエッセイでは別人格のような変貌ぶりが
      まさに男性版しをんちゃん、という感じですよね?!
      読んでいる間も、読み終わってからも、楽しくて楽しくて
      この楽しさを誰かと分かち合いたい!と熱望しても、周りに読んだ人が誰もいなかったので
      紫苑さんが読んでくださって、ほんとにうれしいです♪
      この調子で、エッセイもどんどん書いてほしい作家さんですよね(*'-')フフ♪
      2012/11/29
    • しをん。さん
      いえいえ!
      まろんさんのレビューを見て、朝井さんの虜に(笑)
      そして、やっと予約が届いてテスト前にも関わらず、一日で読み切ってしまいました(...
      いえいえ!
      まろんさんのレビューを見て、朝井さんの虜に(笑)
      そして、やっと予約が届いてテスト前にも関わらず、一日で読み切ってしまいました(゜o゜)
      確かに!しをんさんの学生時代はこのようなのかな?とか色々考えてしまいました♪
      >この楽しさを誰かと分かち合いたい!
      確かに!妹に言っても、白い目でみられました(-_-;)
      これぞ、まさしく「青春!」という感じですもんね(●^o^●)
      2012/11/29
  • 久々に本を読んで笑った。

    ある意味リア充な学生生活のエピソード。

    学祭(ダイエット!!!)とか、
    100キロハイク(仮装!!)とか、
    就活(キャッチコピー!!!!)とか。

    笑わせていただきました。

    「学生時代にやらなくてもいいこと」は「学生時代にしかやれないこと」だった。
    くだらないことの方がきっと記憶に残る。
    短大だったあたしにはなかった生活。
    ちょっとうらやましくて、少し嫉妬する。


    (図書館)

  •  ブクログやっててよかったのは,こんなに面白い本に知り合えたことです.自分の小さいアンテナじゃ絶対に引っかからなかったと思います.いろいろな方のレビューを見て,気になっていて,図書館も予約でいっぱいで,やっと読めました.

     本を読んでて,笑い声が出るなんて初めてでした;;お気に入りは母校訪問と東京から京都までの自転車の旅です.ポケモン劇て(笑)
     自分も文化祭だったり,旅行の計画といったイベントは当日よりも(その無謀な)計画を話したりする方が楽しかったな.話が無謀すぎて.

     ところで,
     『高校の時は「負ける気がしなかった」』という気持ちがよくわかります.そして,この本を読むまで,その「負ける気がしない」気持ちがすっかり無くなっていて,それに全く気づかなかったことに驚愕しました.

     自分も歳をとったなあと思いますが,その気持ちは無くしたくなかった...

  • 朝井リョウという作家の桐島が部活をやめるとかなんとかっていう本が話題らしい、ということはずっと前から知っていました。

    でも日常生活の中で、いわゆる「ゆとり世代」の人達(もちろんその一部だけなのだけれど)に頭を悩ませている私は、「朝井リョウ?平成生まれのゆとりでしょ?」と、頭でっかちになって、いい印象を持っていませんでした。
    (今となってはこの頃の自分を叱ってやりたい)

    が、「最後の恋MEN'S」で始めて朝井リョウ作品を読んで、「あれ?この平成生まれは只者ではないな」と、恐ろしく上から目線で、でも一気に好きになり、翌日には「桐島、部活やめるってよ」を探しに本屋さんへダッシュ。
    もちろんそれも面白く、今では好きな作家さんを挙げる時には彼の名も挙げるようになりました。

    「やっぱり平成生まれだろうが、ゆとり世代だろうが、才能のある素晴らしい人はいるんだなぁ…」と思ったのも束の間。

    やっぱり馬鹿だった!!!(最大限の愛情をこめて)

    「学生時代にやらなくていい20のこと」は間違いなく学生時代にやらなくていいことばかりで、あまりのくだらなさと、馬鹿らしさが、それはそれはもう大好きでした!!
    エッセイはあまり読まないし、小説ほど好きではないのだけれど、これなら何度も読みたい。その度に「馬鹿だな~!」と笑えるから。

    これからも朝井リョウからは目が離せません。
    小説も期待しているけれど、エッセイも期待しています。

  • これは電車では読めない。

    就寝前に読んだら、声をあげて笑ってしまい、しばらく寝付けなくなった。

    こんな大学生活は理想だ。
    人生に無駄なことなんて、何一つないんだと感じる。

    作者の他の作品をもっと読んでみたくなった。

  • おもしろかった〜!
    お盆をナメてかかるなんて、いくら学生とはいえ、かなりのあまちゃんですな。
    この計画性ゼロの無軌道さと底抜けのマヌケさ、笑った笑った。
    以前テレビで作者を見た時は線の細い印象でしたが、
    以外とバイタリティー溢れる人だったのね。
    それにしても「エッチスケッチワンタッチ」なんて、
    この人本当はいくつなんでしょ?!
    引き出しの多さといい、笑いのセンスといい、
    朝井リョウ、おぬしできるな。

  • 2013.12月下旬 市立図書館

    小説家のエッセイを読んで、こんなに声を出して笑ったのは初めてかもしれない。
    ホントに笑った!素敵な小説を書く人なのに、おもしろすぎる。

  • 「風と共にゆとりぬ」を読み、すっかりはまった朝井リョウさんのエッセイ第1弾。
    文庫で改題された「時をかけるゆとり」の方が好きだなとは思いながら、図書館本のためこちらで。

    タイトルそのままの著者の愛すべきの学生時代の破天荒な行動集と感じ。
    「風と共に…」と比べると明らかに若い。そして微笑ましい。
    A子やデロ子に私もなりたい(笑)

    言葉の選び方、例え方が秀逸で、プッと吹き出すこと数十回、終始ニヤニヤしながら読みました。

    最近聞いたニュースにも、親近感を持っていたたため、とても嬉しいきもちになりました。
    ご結婚おめでとうございます。
    結婚生活が新しいエッセイのテーマになる日を楽しみしています。

著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

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