よちよち文藝部

著者 :
  • 文藝春秋
3.66
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本棚登録 : 780
レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163757506

作品紹介・あらすじ

読んでなくても大丈夫!名前しか知らない超有名文豪と名作を知ったかぶれる文藝コミックエッセイ。太宰、漱石、谷崎など文豪と名作の魅力を、よちよちした取材と緻密な妄想で語り倒します。文学を学びながらも大爆笑。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで行ったことがない大きな図書館に行った!そしたら図書館なのに…「3月のライオン」があったり…コミックがあって感動。。。脳内お花畑状態になりました。
    そのコーナーの館員がおススメするYA本の一冊。即借り。

    おもしろい。面白すぎる。だけどコミックになっても哀愁や切なさが漂う、さすが文豪先生の面々。

    中原中也がおかしかったけど、一番悲しかった。読んだことのない文豪さんも数人出てきたので、読んでみようと思う。コミックなのに「雪国」の冒頭を(勝手に?)展開するシーンにかなり笑った。全体的にかなり好き♪

  • 他のブクログユーザーさんのレビューで知りました。
    本好きですが、いわゆる名作というものはほとんど読んだことがないのでちょっとコンプレックスを持っています(笑)
    そんな私のような名作食わず嫌いな読書好きの方にも逆に名作大好きの方にも面白く読めそうな漫画でした。

    取り上げられるのは国語の教科書に載ってそうな豪華な作家陣。太宰、漱石、谷崎など、一部取り出した文章を学校の授業で読んだor読まされた記憶のある方たちばかり。

    教科書では教えてくれない作家の人となりと作品世界を番子さん視点で愛のあるメッタ切り!

    しかめっ面したモノクロ写真の文豪達がグンと身近に感じられて、作品を読んでみようかな、という気分になってくる。

    わたしが学生の頃は今のように『文学』をカジュアルに楽しんでいいよ!遊んじゃっていいよ!な雰囲気はあまりなく、(そっち方面にアンテナはってなかっただけかもしれませんが)
    眉間にシワよせて顎に手をそえて読むものだった気がします。それで「わからん...もう読むのやめよう」となってしまうという。

    もったいなかったなあと思います。
    ああ、ウン十年前に番子さんがいてくれれば...!

    毎回「こうくるかっ!」というような切り込み方でくるので
    飽きずに最後まで楽しめました。

    今の学生さんたちのために学校の図書室に置いておいてあげてほしいくらいです。余計なお世話ですが(^^;

    • nejidonさん
      5552さん、こんにちは♪
      楽しいレビューだなと思いながら読みました。
      ブクログに集うひとが全て名作・古典好きとも限りませんし、教科書に...
      5552さん、こんにちは♪
      楽しいレビューだなと思いながら読みました。
      ブクログに集うひとが全て名作・古典好きとも限りませんし、教科書に載るような
      作品はそもそも子どもの年齢に比して敷居が高いのです。
      むしろあれで嫌いになっても仕方がないくらいじゃないでしょうか。
      って、これは私の考えですけどね。
      大人になってから読んでみて、その面白さに目覚めるというひとの方が多いですよ。
      きっとこういった本が、ひと役買っているのでしょうね。
      名作の世界に足を踏み入れその端然とした文章に触れると、今の小説を読めないというひともいます。
      いつか5552さんの、名作を読んだ後のレビューを読んでみたいです。
      2017/12/17
    • 5552さん
      nejidon さん、こんばんは。
      コメントありがとうございます☆
      やっぱり古典って難しそうなイメージがありますから、とっかかりにこうい...
      nejidon さん、こんばんは。
      コメントありがとうございます☆
      やっぱり古典って難しそうなイメージがありますから、とっかかりにこういう本があれば読むきっかけになりますよね。作者がこんなダメなやつだったとか、実はこんなに作品がエッチだとか(笑)そういう卑近な例からでもいいような気がします。宮沢賢治でも『アメニモマケズ』の苦労の多い聖人のイメージから『ニートでシスコン』の‘残念な人’に変わってからの方が作品に興味が出てきました。怖い人じゃないじゃん、つまんない人じゃないじゃん、と(^-^)
      青空文庫で賢治を何作か読んだのですが、涙で画面が滲みました。レビューも書こうかと思ったのですが私などの筆力では彼の世界を壊してしまいそうで...。まあ壊れませんけど(笑)

      先日、本棚を漁っていたら谷崎潤一郎の『猫と庄造とふたりのをんな』があったのでそれを読んでみようかな、と思っています。
      2017/12/17
  • 日本の教育を受けるおおかたの人にとって、「文豪」と呼ばれる人々の作品というのは、自分から進んで読むというよりも、中学~高校の国語の教材として、半ば強制的に触れさせられるものなんじゃないかと思う。しかも、それを読んで「感動した!」というよりも、「えー、こんなのありー?」と感じたりする。でも、その作品群ときたら、世の中的には結構「名作」として通っているもんだから、「自分の理解が拙いんだあ」と縮んでしまって、特に読み返すこともないまま、そのまま記憶のかなたに…という扱いになっていることが多いのではないだろうか。少なくとも私はそんな感じでございます。

    そんな私(たち)の残念な記憶群になってしまっている作品のかずかずを、番子部長率いる「よちよち文藝部(略称:よち文)」がツッコミながら、ボケながら紹介してくださる漫画。ぱらぱら読んでみての第一印象は、「よかった、私だけじゃなかった!」の嵐。どうしても好男子に思えない坊っちゃんのキャラ、上手いんだろうけどどこが上手いのかまったくわからない志賀直哉、異国の娘さんを孕ませて逃げるたあどういう了見だ、おい!っと襟首をつかみたくなる太田豊太郎(『舞姫』)…おお、中高生の私の感想とツッコミがここに!相応の歳を重ねて、「ああ、こういうことなのか、それも悪くないねえ」と思える点もそこそこ見つけられるようになった(気がする)けど、基本的に引っかかるポイントはやっぱり変わらない。まあ、それでもいいか、にんげんだもの。

    写真からは非モテとしか思えない(番子部長的にはそうらしいけど、そうかなあ)中島敦の意外なプロフィールや、ナルシストマッチョ美学特盛りの三島など、面白文芸ネタ総まくりの中で、個人的にいちばん面白かったのは太宰治の「桜桃忌」取材記。太宰に心酔する人たちの、なんか太宰とは違うところでの熱さが強烈で、オチも効いている。一度桜桃忌を見物に行ってみたい(笑)。それにしても、グレゴリ青山さんの『マダムGの館』といいこの本といい、文芸ネタと『ガラスの仮面』ネタの相性があまりにもよすぎてしびれる。

    今からでも、私も「よち文」の部員になりとうございます。

  • いわゆる「名作」と呼ばれる日本の文豪達の作品、中高時代は国語の授業も含め、それなりに親しんできたのだが…
    今ではストーリーうろ覚え(汗)
    いや、私以外にもそういう人、多いんじゃないだろうか?うろ覚えだったストーリーの輪郭をはっきりさせようと、手に取ってみました。
    さすが番子さん、一筋縄じゃいかないよね!太宰、漱石、鴎外、芥川、三島、谷崎…といった文豪の人生、名作の数々、おぼろげな記憶ははっきりしたものの、「あ、こんな話だったっけ」といった思いがけない発見も多々ありました。こんなに文豪達をいじってしまっていいものかと若干不安になったものの、個人的にはツボです。
    特に、私の故郷出身の宮沢賢治。番子さんもファンだからか少しお手柔らかでしたが(笑)今更ながら賢治の「岩手」愛を感じ、ちょっと切なくなりました。賢治作品は近いうちに絶対再読する!
    同じ岩手出身者でも、啄木は「あちゃー」な一面を知ってしまい、いささか残念でしたが。…まあ、全体的に「残念」な方が多いですね、文豪。ということがこの本を読んでの収穫ですが、決してがっかりしたのではなく!むしろ興味がわいたというもの。「温故知新」な気持ちで、今後も色々自分なりに作家達を掘り下げてみたい。
    ペンギン番子さん、次はどんな分野で会えますかな?

  • 文豪たちを、ここまで身近に面白く描ける筆者の筆力に脱帽。

    文豪だからといって構えずに、親近感を持った切り口で紹介。「よちよち」という題名でもあり、筆者自体がこの漫画を描く前にはじめて読んだ話も多いというが、文豪たちの本質をよくとらえ、短いページで表してしまう。しかもギャグに昇華という技の見事さ。

    個人的には、川端康成のパートがかなり面白かった。
    エロいことを隠しまくる川端に、ストレートに突っ込む。

    もっと続けて欲しかったな。

  • 中原中也の黒目度。
    三島由紀夫の上半身裸姿(ものすごく素敵)。
    が、特に印象的で噴出してしまいました♪。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「噴出してしまいました♪」
      裏話的なマンガかな?面白そうだから、チョッと立ち読みしてこなきゃ。。。
      「噴出してしまいました♪」
      裏話的なマンガかな?面白そうだから、チョッと立ち読みしてこなきゃ。。。
      2012/12/08
  • 日本文学、文豪のふるきをテキトーにたずね、
    新しきを知ったかぶる文藝部[笑]

    おもしろいだろうと思ってたけど、想像をはるか斜め上におもろしろかった!!

    読んだことがまったくない文豪の作品もかたっぱしから
    読みたくなる番子さんの魔法!!![笑]

    難しく思われがちな文学小説をくだいてくだいて噛み砕く!
    その砕く視点がおもしろすぎて、ほんとに全部読みたくなります。

    夏目漱石の「坊ちゃん」がミクシーをしていたら[笑]
    兄に紹介してもらって入ったのに、入ってすぐマイミク切りとか[笑]
    坊ちゃんを読んでない人でも楽しめるけど、読んだ人なら
    分かるーーー、絶対そんな人ーっっと思える話が盛り沢山。
    そして、坊ちゃん炎上..............[笑]

    よち文に載っていて読んでない文豪の人の作品を読んでから
    また読み直したいなぁって部分がいっぱいで、楽しみが
    いっぱいできました[*Ü*]

    それにしても愛と死と変態にまみれた文豪の人となり。
    人となりを知った上で作品にふれるとまた違った面が見えてくるだろうし
    難しい場面もするすると乗り越えられるような気…が…気のせいかな…[笑]

    「細雪」の下巻は、下痢の下![笑]ぜひ読みたいです…[笑]

    • kuroayameさん
      うわーっ、これは絶対おもしろいですよね♪。
      今日外出先で探したのですが、本屋さんになくてとてもがっかりだったのです・・・。
      月曜日お休みにな...
      うわーっ、これは絶対おもしろいですよね♪。
      今日外出先で探したのですが、本屋さんになくてとてもがっかりだったのです・・・。
      月曜日お休みになったので、池袋へ出かける予定で、そのときにゲットしたいと思います★。
      いつもレビューを拝見させていただき、情報を沢山分けてくださって本当にありがとうございます♪。
      2012/11/09
    • oyumyさん
      まだまだ、まだまだ積読がいっぱいあるのですが、あやさんのレビューを読んで、思わず本屋に買いに走ってしまいました!!
      もう、読む前から、楽しみ...
      まだまだ、まだまだ積読がいっぱいあるのですが、あやさんのレビューを読んで、思わず本屋に買いに走ってしまいました!!
      もう、読む前から、楽しみです♪
      2012/11/15
  • 以前フォロアーさんがレビューを書かれててずっと気になってたから購入。
    文芸作品を面白おかしく漫画で紹介。
    あまり漫画は読まないから、ちょっとした展開についていけなかった私。
    ある意味、キチンと小説を読みたくなった。

  • 久世番子先生のイラストが美しい上に、夏目漱石の坊ちゃんがもしmixiをしていたら?など、現代と絡めた面白い解説か素晴らしかったです。

    ギャグテイストなのに、文学史が正しく覚えられるので、非常にオススメです。

  • おもしろい♪
    そして「…」を三点リーダーって呼ぶとか、本当に勉強になりました。

    お近づきになる機会のなかった文豪も多かったけれど、ぐっと親しみやすく(本当か?)なったので、ちょっと手を伸ばしてみようかなとも思う。
    久世さんの他の本も読んでみたいかも。

    それにしても、文豪に限ったことではないけれど、人間て面白いなぁ。

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