中国 詩心を旅する

  • 文藝春秋 (2013年3月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163761800

作品紹介・あらすじ

週刊文春に四年間にわたって連載された細川元首相の旅行記の単行本化。歴史上の人物の名言をテーマに日本全国を歩いた『ことばを旅する』の第二弾、今度は中国編です。

李白、杜甫、王維、陶淵明、白楽天、文天祥┄┄。細川さんが幼少の頃から親しんできた漢詩の文人たちが残した名言名句を手がかりに、舞台となった地を訪ねました。

たとえば、杜甫の「国破れて山河あり」の舞台となった長安を旅し、唐の詩人たちが活躍した往時の都を偲びます。また、陶淵明の「帰りなん いざ」に導かれ、名勝を謳われた廬山へ。さらには、蘇東坡が「人生夢の如し」と謳った古戦場である赤壁を訪れ、『三国志』の時代に思いを馳せる――。

なかには達磨や玄奘といった僧侶や、王羲之や八大山人のような書家や画家も登場しますが、それも細川氏が考える「詩心(うたごころ)」を感じられる人選なのです。

中国全土を巡り、四十八話をつづった細川護煕流「中国歴史紀行集」。旅愁を誘う撮り下ろし写真や、筆者自ら旅の印象を描いた絵画や書もふんだんに盛り込みました。

感想・レビュー・書評

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  • 中国の詩人は皆酒好きで、酒中に詩を詠んだらしい。漢詩を中国語で聞いたことがあるが、なんともいえないイイ感じだった。陸游に、鶏豚など食べ物はたっぷりあるから、暮れに仕込んだ濁り酒を飲みに来ませんかと誘われたら、即答すると思う。(山西の村に遊ぶ)

  • 日本の、最後の「教養人」なのかなあと思う。幼少時に四書五経を叩き込む教育がどうかは分からないが、その精神を涵養する時間を日本の教育が取り戻すことはもうないだろう。歳をとってからのお楽しみ、だけでは、文化を支えきれない。これらを身につけていないことを恥だと思わない政治家が増えてしまったのは残念。

  • 【四千年の歴史が生んだ、名詩の舞台へ】細川元首相が幼少時から親しんできた李白や杜甫、陶淵明など漢詩の名文・名句が生まれた場所を中国全土に訪ねた紀行集。写真も満載。

  • よい、とくに写真がよい

  •  元首相の細川護煕さんが、中国の詩文やことばの地を訪ねる旅のエッセイ。最初に紹介されているのは、論語の一節。「永青文庫に千利休が愛用した「顔回」という名の…」「意味もよくわからないまま父に『論語』の条々を暗記させられ…」なんだかすごいです…。でも、そういうのが嫌味な感じではなく、味わいのある文章。漢詩文の解釈、時代背景の説明なども分かりやすい。著者筆、著者画と書かれた書や絵も。
     『ことばを旅する』も、ぜひ読んでみたい。

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