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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163762708
作品紹介・あらすじ
誰にも真似できない、ブルボン流マンガ評
週刊文春の人気連載「マンガホニャララ」を単行本化! 超人気マンガから知る人ぞ知る名マンガまでブルボン小林がズバッと評します。
みんなの感想まとめ
多様なマンガ作品を独自の視点で掘り下げたエッセイ集は、読者に新たな発見をもたらします。著者は人気作からマニアックな名作まで幅広く取り上げ、少年、少女、青年、BL、児童向けなど、ジャンルを超えた選び方が...
感想・レビュー・書評
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まずイラストからして贅沢だよなぁ…カバー絵は手塚プロダクション、著者似顔絵は藤子不二雄A。ブルボン小林名義の著書は初めて読んだけど、その内容の幅広さには脱帽。本自体もずっしり重いしね。
人気作品からマニアックな名作まで、昔の作品から最新作まで、少年もの少女もの青年ものBLもの児童ものなどなど、そこをチョイスするか!と言いたくなるようなテーマ選びはさすがブルボンさん。ツボな部分は数多くあったけど、その中でもそそられたのは…
学研の学習まんが「ひみつシリーズ」。昔親しんだこのシリーズ、巻末に「おうちのかたへ」というタイトルで、マンガで学ぶことの効果がどれだけ大きいかを示した円グラフが載っていたのを思い出した。懐かしい~~!(そこに着目するとは…そういえばブルボンさん、私と同い年だった。)当然今は掲載されてないようだけど、リニューアルしたという「ひみつシリーズ」がどう今どきになったか読んでみたくなりました。
そして、「ガラスの仮面」あとがきマンガで、欧州旅行ついでにウィーンに寄って「たのきん映画」のロケを見学し、近藤真彦とおしゃべりしていたなんて!長年のマッチファンなので、あの映画かとは察しがつくのですが、若かりし頃のやんちゃなマッチと美内先生と、萩尾望都先生が席を同じくしていたとは何ともレアなエピソード。このときのマッチのトーク内容のかわいいこと!そしてモー様がマッチのかくれファンだったとは!ウン十年後に知る事実、マッチ&モー様ファンとしては嬉しい限りです。
以上はマニアックなネタですが、それ以外にも印象的な項目、多数。「東京タワーと漫画の親密な関係」、「漫画におけるブス」、「褒めたらひどいことになる漫画」(!)など。中でも心に残ったのは「伏線なんて回収されないのが青春時代だ」。ここで紹介されていた「坂道のアポロン」を猛烈に読みたくなりました。
内容が濃すぎていまだに咀嚼しきれていないけれど、図書館返却まで何度も読み返したい。巻末の作品名・人名索引がありがたいです。そそられる作品がいくつもありました。初めて知った「シュトヘル」「ショコラの魔法」「脳カレ」は、いずれ機会があれば読みたい作品です。
一作目の「マンガホニャララ」も是非読みたい。ブルボンさんの切れ味鋭いマンガ評のとりこになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。
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作家の長嶋有が別名義で『週刊文春』に隔週連載しているマンガ・コラムの、単行本化第2弾。
第1弾はたいそう面白く読んだ私だが、この第2弾はかなりボルテージが下がってしまった感じだ。
同じ連載の単行本化なのだから、基本的な特徴は共有されている。作家論とも作品論とも言いにくい、ユニークな角度からマンガを語ったコラム集である。しかし、その「ユニークな角度」――つまり切り口の面白さが、前作よりも薄れてしまっている。
前作には、「そんな角度からマンガを論じようとするのは、世界中でこの人だけだ」とすら思わせる切り口の独創性があった。それが、この第2弾にはあまり感じられない。ごく普通のマンガ紹介コラムになってしまっている回が多いのだ。
著者が複数のマンガ賞の選考委員となり(出世したなァ)、その内幕話を書いたりしている回が目立つので、よけいに「前作よりボルテージが下がった」と感じてしまう。そんな話、大半の読者にはどうでもよいことである。
とはいえ、マンガコラム集として標準レベルの面白さはクリアしており、マンガ好きならそこそこ楽しめる1冊ではあるのだが……。 -
こういった本を読むと、読みたくなる本がダース単位で見つかるのだが、この本からは何も出てこない。「あなたに読んで欲しい」ではなく、俺が俺がの垂れ流し。
作品に対して斜に構え、そのくせ業界にどっぷりと浸っている人物の魅力の無い文章。
長くいる、顔が利くからってこういう人を重用する時代じゃ、もうないと思うんだけど。もっと愛があって面白い文を書ける人は在野にいくらでもいるでしょ。 -
まんが読みたい〜〜
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今年読んだ今年の本の中では一番面白かった作品のひとつ。
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買ってしまいました~
相変わらず面白いですが前作には劣るかな?
少女マンガに対しての考察が面白いです。 -
<閲覧スタッフより>
ゼロ年代以降の「今」のマンガを新旧マンガ作品を織り交ぜながら独自の視点で掘り下げたエッセイ集。ふとした疑問や「そうそう」と思うようなことを切り口にマンガの現在を語ります。
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所在記号:726.101||フル
資料番号:10219951
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【誰にも真似できない、ブルボン流マンガ評】週刊文春の人気連載「マンガホニャララ」を単行本化! 超人気マンガから知る人ぞ知る名マンガまでブルボン小林がズバッと評します。
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ブルボン小林(長嶋有)によるマンガエッセイ集第2弾。往年の名作から最近の作品まで、取り上げられてる作品はたぶん150とか200とかはある。世の中にはこんなに漫画があって、そしていかに自分が読んでないかがよくわかってクラクラしてくる。
よかったのはこのくだり。
「ファンタジーを得たいのでもなく、漫画だけに生じるリアリティーを感じたいのだ」
設定が現実の物理法則を無視していようと展開が論理的でなかろうとその漫画がリアリティーを帯びることはできるし、その逆もある。そこのところが、意外と理解されてないのではないかな、と思う。だから、表面的に現実的な作品がリアルとされ、SFやファンタジー的な作品は荒唐無稽とされる。漫画だけでなくアニメにしろ映画にしろ小説にしろ同じ話で、それはとりもなおさず想像力の敗北に他ならない。 -
週刊文春で連載されたマンガコラム。ひとつずつどういう作品かを紹介して善し悪しを語るということではなく、世界観やテクニックまで話が及んでいるので結構読み応えもあり面白い。単純に読んだ事のないマンガがいっぱいあったので色々読んでみたくなった。
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なかなかマニアックな選出なので読みたいと思っても出会うことが難解。
お宝探しの感覚で、ページをめくるたびテキストメモに入力する頻度が上がりました。
ブルボンさんは、その漫画のななめ45度あたりを切り込むので評がおもしろい。
たとえば往年の名作「キャンディキャンディ」について。
『主人公のキャンディに「君は笑顔が似合うよ」と言った男性はみんな死ぬ、というジンクスがあるのは本当か。』
そういわれると穿った見方で本作を読んでみたくなるじゃないか。
また、現在の少女漫画について
「シンデレラは王子様といつまでも幸せに暮らしましたとさ」の「暮らしました」の内実まで教えてくれる、と評しており
良い悪いではなく、読者の要求が変わったのだなぁと感心している。
そんな少女漫画の筆頭に挙げられた『君に届け』は、弁護士を殺害し逃走していた男が出頭するときに所持していた漫画だという社会派な一面も披露しつつ、「読んだから、出頭したのでは」という見解を述べている。
あるヤンキー漫画については「世界の新陳代謝がいい」とさすが文学賞受賞者な粋なたとえを繰りだしてみせる。
(意味としては、怪我して次の日に治ってるとかそういうものの比喩表現だったような)
私の好きな、「ママはテンパリスト」や「つなぐと星座になるように」なども取り上げられていてほんとうに守備範囲がひろいひろい。
ちなみに気になった作品は
「ワイルドマウンテン」
「賢い犬リリエンタール」
「超マンガ大学」
「シュトヘル」
です。
世界ののりしろ、広げてくれていつもありがとう。 -
マンガを読む切り口がサスガー!永遠の28歳ミーちゃんへの苦言に、頭ブンブン縦振りしたね!勇者だ!
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