- 本 ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163764108
作品紹介・あらすじ
IT化やグローバリゼーション、人生の長期化により、私たちの社会は、今、猛スピードで変化しています。 これからの10年を、楽しくワクワク生き抜くためには、私たちに必要なものはいったい何なのでしょうか? 働き方はどう変化し、私たちはどのように対応すべきなのでしょう? 月間200万PVを誇る人気ブロガーのちきりん氏が、これから起こりうる変化を読み解き、未来の働き方を提案します。〈序章〉 ”働き方本”ブームが示すモノ〈第一章〉現状維持の先にある未来〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」〈第五章〉求められる発想の転換〈終章〉 オリジナル人生を設計するために
感想・レビュー・書評
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人生を二回生きよう。
「自分にはやりたいことがある」というのは、幸せに生きる道を見つけたも同然。
ある程度年数が経つと「自分で創るオリジナルの働き方」を選べるようになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者のちきりんさん、ブロガーとして有名な方らしいのですが、
私は読書会のレビューを初めて知り、面白そうだったので手にとってみました。
“『ワーク・シフト』を読んでいる人の6割以上が、
「現在起こりつつある変化は、産業革命に匹敵するレベルの変化だ」と考えていた”
『ワーク・シフト』の日本ローカライズ版、と言うと誤解を招きそうですが、
日本の現状を俯瞰し、その上で今後の働き方について丁寧にまとめられています。
とても分かりやすく、読みやすい内容で、サラッと読了。
“大事なことは、20年も働き、様々な条件が整った40代という時点で、
20代の就活後初めて、主体的に働き方を選びなおすという視点をもつこと”
少なくとも私の世代(アラフォー)では、結構異質な感覚と思います、
周りからは「もう若くないんだから」とか言われそうですしね。。
これは自分の親の世代(60代)であればなおさらで、
40代で転職とかありえないと言われるのが浮かぶようです、、うーん。
“私が提案したいのは、最初から「職業人生は二回ある」という発想をすること”
なんて考えていたら、ちょっと前に読んだ『トルコで私も考えた』の中で、
トルコでは40歳辺りを境に別の職業に就くのが一般的、との逸話があったのを思い出しました。
“周りにどう見られるかではなく、自分が心から気持ちよいと思える人生を送ること、
それがなによりも大事なことなのです。”
これは『ワーク・シフト』や『自分の仕事をつくる』でも述べられていましたが、
「自分」と「社会」と「仕事」の距離感を意識しないといけない時代に、なったのかもしれません。
“やりたいことが明確になるという幸運”
目的のない労働積み重ねは、結果として「社会」に何を残すのか、、
なんてことをあらためて考えさせられました。。
“誰に評価されなくても、経済的な見返りがほとんどなくても、
やり続けたいと思えるほど好きなことか?”
そして、どのような形態を選ぶにせよ、自身にとって「大事なこと」を、
仕事の中に見いだせているのかどうか、、ってのは肝なのかな、とも。
ん、私の時代での定年はおそらく70から75歳が一つの目安だろうと見ています。
そう考えた時、今この瞬間の仕事を続けているのかというと、、答えは「否」なんですよね。
今すぐどうのこのとの話にはならなくても、
何があってもいいように準備はしておかないと、ですね。。 -
最近話題の『ライフシフト』(リンダ・グラットン著)が読みたいと思っていた矢先、同じテーマでちきりんさんが書いている本書を知って、こちらを先に読んだ。
「人生は二回、生きられる」、なんてワクワクするフレーズ!
人生100年になる時代は夢の世界ではなく、現実的なものになってきた。
70歳まで同じ働き方ができるとは思えず、自分のキャリアに悩んでいるいま、この本を読めてよかった。
「ストックからフローへ」という考え方が新鮮で、目から鱗だった。
貯蓄や人間関係を大事にストックしていくだけでは、人生100年を生きるには足りない。
その時々で稼げる力を育て、新しく人間関係を構築できるフロー型な生き方が、これからの時代には必要だ、ということ。
「まずは自分が心から手に入れたいと思える人生を、具体的に明らかにしましょう。そして市場から稼ぐ力を身につけ、複数シナリオの中から、自分の行く道を主体的に選ぶのです。」
読むだけで終わらず、まずは週末、自分の理想の生活を考えてみよう。 -
ストック型からフロー型へ、の考え方が私にとって目からウロコだった。
私は典型的なストック型。新しい友達、ここ5年は出来ていない。組織で働くことは好きなのだけど、稼ぐ力がないのも自覚している。5つの働き方が選べるなら、専門性を高めることが近いけど、あと10年したら、第2の就活をして、全く違う人生を歩むのも楽しそうだ。
やりたいことが見つかることは幸せなこと。自分にも見つかるといいな。 -
ちきりんさんは複雑な現象を
本当に簡単な言葉で誰にでも分かりやすく
伝えているので、本当に好き。
これから、全部の著作を読んでいこうと決めた。 -
個人的にはすごく共感した一冊でした。
出来ることはできるうちにやるのはもちろん、出来ないことも若いうちに経験して出来ることどんどん増やしていきたいなー!と前向きな気持ちになりました。 -
すごく前向きになれる本でした。
こんな年齢になっちゃって、これから働き方どうしよう…て悩んでる人にも、さあこれから就活だって人にもおススメできる。
貯金よりも稼ぐ力。
過去に築いた人的資産より、何歳になっても新たに人間関係を構築していく能力。
こういう風に考え方を変えると、会社の諸先輩方の教えって古い考えでしかないし時代も違うからこれからあと何十年働いてく世代にはマッチしない。
大企業でぬくぬく働いてる今のわたしは、これからの時代を生き抜けないって焦りも感じました。
これからどう生きたいか具体的に想像して、いろんなシナリオ作って人生選び直してみよう。 -
働き方について知りたくて読書。
40代半ばで働き方を見直して、価値観を整理してみようという提案。
ちょうどこのタイミングなので、なるほどと感じることが多かった。
市場からお金を稼ぐ力、つまり、組織に属せずに自分の力で稼ぎ出すスキルは重要。
あと、少なくても貯蓄や資産を持つことは、精神的な安定剤として作用していくる年代。
幸せなんて所詮、自己満足です。自分が楽しければ、他人の目は気にならにし、世間体が悪くても、傍目にはイケてなくても、もちろんお金が得れなくても、全く問題ないと思えるくらい好きなことがあるからこそ、人生が変えられるのです。(p190)
この1文の前に1人旅は楽しいし、数日間、誰とも話さず文章書いていても寂しく感じないし、1人で考えるのも至福だし、会社に所属していなくても不安を感じないとあるが、個人的に非常に近い感覚を持っている。
著者と同じく独身だからもあると思うが、別に1人で部屋にこもって終日作業していても寂ししいと感じることはないし、人混みが苦手で、同じ職場に毎日毎日、何年も通い続けることに苦痛を感じるので、会社員を長く続けることは向いていないと思っている。
40代は自分の価値観を整理し、自分がやりたいことや自分が満足することへ注力することで、20代、30代では発揮でなかった力を生み出しくのかもしれない。言葉はやや語弊があるが自分を大切にしていく、満足させることを通じて50代へ向けて歩を進める。
改めてこれからどんな働き方をして稼ごうか考えさせてもらっている。
読書時間:約1時間20分 -
色々と感じる所はあったが、
本当にやりたい事があるなら、
時間が、お金が、世間体が・・なんて考えない。
コンビニのレジをしていれば最低限の稼ぎは得られる。
生きていくにはそれで十分なはずだ。
なのに、今動けないのは、本当にそれを心の底からやりたいと思っていないからだ。
的な所が刺さった。
また、別立てで「そういう人は自分に自信が無い」的な事が書いてあるところも、本当にその通り。
自分が市場で評価される力を身に付けている気がしない、
社内でしか使えないスキルだけ、どんどんと磨かれている気がしてしまう。
市場に出てみることが大切なんだなって感じました。 -
・時間は有限
・職業人生は2回
新卒と40代から
1回目はパッケージ旅行、2回目はフリープラン
・どんな人生を歩みたいか?
・これからは働き方がチェンジするのは当たり前
(今まで通り猛烈に働く、育児や趣味に専念する、また復帰するなど)
☆自分がやりたいことが明確になれば、人生はものすごく楽になる、悩みが減る
☆検討すべきは、「そんな生活を食べていけるだろうか?」
ではなく、
「そんな生活を本当に自分が楽しいと思えるのか?」
と言う事
・複数のキャリアを考えておく
①その会社で出世を目指す
②社内での出世を目指さないが、
途中で中小企業や新興国の企業に移り、自分の専門性を生かす
③様々な経験を積むために、
何年かごとに業界や会社を変えながら、市場横断的なスキルを身に付ける。
営業ならば営業のプロフェッショナルを目指す
④一定の年齢で組織を離れ、
営業スキルやノーハウについての講演執筆を行い、
自分が身に付けた経験値の伝道者となる
⑤技術を持つ仲間と起業し、自分は営業部門の責任者として働くなど。
→自分のキャリアでも、5つ位モデルを考えて言語化する必要あり!
【考えたこと】
自分の人生なのだから、
仕事によって、
ライフスタイルや、住まい、着るものなどが左右される必要ないのだと思った。
著者プロフィール
ちきりんの作品





