歴史という武器

  • 文藝春秋 (2013年9月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163766102

作品紹介・あらすじ

「歴史」という強力なツール(武器)を使って、動乱の現代を読み解いた本書。



第一章は、国内政局編。岸信介、福田赳夫、田中角栄から菅直人、安倍晋三まで。嫉妬や憎しみが渦巻く宰相論・リーダーシップ論が展開されます。

第二章は、国際情勢編。オバマ、プーチンからEU、イランから領土問題まで、グローバル権謀術数の裏を読み解きます。

最終章は、熾烈な歴史から学ぶ編。坂の上の雲からミッドウェー海戦まで。明治維新から太平洋戦争にいたる歴史から、いまを生きるための叡智が示されます。

みんなの感想まとめ

歴史を強力なツールとして活用し、現代の複雑な国内外情勢を深く理解するための方法論が展開されています。著者は、歴史的思考法の重要性を説き、具体的な事実に基づいて思考することの意義を強調します。特に、近代...

感想・レビュー・書評

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  • 過去の歴史家や著名人からの引用が多くある文で、なるほど著書の博識に触れることのできる本である。
    基礎的な知識がない自分にとっては読みにくく、さらには、なぜ民主党政権がだめであったかという部分に二章全てを使う構成であったため、時間を置いた後で読むには非常に読みづらい。

    心のこと線に触れるようなキーワードは、基本他者からの引用部分であったため、しるせるようなものはない。

  • 【由来】
    ・amazonで山内さんのことを知り、興味を持ち、どうやらこれが最新刊。

    【期待したもの】
    ・山内さんのそれまでの著作のタイトルを見てると、ある程度、凝縮版っぽい内容かなと思って。
    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

  • 主な内容は、新聞の抜粋の集約でしたので、自分にとって重要な部分は、冒頭から40ページにわたる"はじめに"の歴史の捉え方でした。
    特に、著者ではなくニーアル・ファンガーソンという方が、近代の西洋が他地域より発展した6つの要因が印象に残りました。
    「競争」「科学」「所有権」「医学」「消費社会」「労働倫理」
    著者は、歴史的思考法について、抽象的な理屈だけの議論だけでは空理空論に陥るので、過去の出来事である具体的な事実に基づき思考する必要があると説く。前者を「空言」、後者を「行事」というそうです。
    この点が自分がこの書から得た学びです。

  • 【歴史の大家が授ける、役に立つ権謀術数論】人類の叡智が詰まっている歴史。この最強ツールを使い、安倍総理から戦争まで、国内外情勢の深淵を読み解く方法を教えます。

  • なんか産経新聞の記事みたいだなと思ったら、見事に産経新聞の記事から構成されていた本だった。
    前半の半分は、鳩山・菅がいかに駄目なのか、という話。当時ならいざしらず、今更そんなことに紙面を割かなくてももいいだろう。著者はイスラム研究者だということで、二章ではその本領発揮といいたいところだが、「歴史」という視点がそれほど強く出てこない、気がする。鳩山、菅政権が歴史的認識が薄かった、という点には同意できるものの、この二章も少し近視眼的表現が多い気がする。日本でイスラムの歴史を言ってもしかたがないから、わかりやすく書いているのかもしれないが。歴史、というのが大昔なのか昨日も含めるのか、それで評価が変わるだろう。細切れ感が残る。
    パンとサーカスの問題。noblesse oblige、ということだとは思うけど、そんな人は最近とんと見かけない。自分に対して、というのも含めて、その憤りだけは僕も共通かもしれない。

  • 歴史から知恵を学ぶ書かと思いきや、当時の民主党政権の批難書。題名と内容のギャップがこれほど大きいものも珍しい。特記事項ほぼなし。

  • ここ5、6年の国内及び世界の政治情勢を時系列にまとめた本。序論から悲観的すぎる将来展望。そこまではいいけど、読み進めるごとにだんだん面白くなくなる。なぜなら、ごもっともなことしか書いてないから。まるで新聞の論評やんけと思ったら、ほぼ産経の寄稿だということが巻末まで読んで判明。

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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