ひさしぶりの海苔弁

  • 文藝春秋 (2013年10月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163767208

作品紹介

週刊文春連載「この味」の単行本化。食をテーマにしたエッセイの第一人者である平松さんの最新作は、独特のほっこりとした語り口と臨場感あふれる描写に磨きがかかり、読みながらヨダレが溜まってくること必至。春は竹の子ステーキ、夏はすいかを丸かじり、秋みょうがに舌鼓を打ち、冬は切山椒に歳末の訪れを感じる──。まさに食の歳時記と呼ぶべき、美味なる世界が展開します。また、飽くなき探究心と抜群の行動力で、パリの絶品クレープから韓国オモニがつくるキムパブ(海苔巻き)、三陸海岸の「うみねこパン」まで貪欲に取材。敏腕ジャーナリストの耳で、加賀の鴨猟師がつぶやいた「アタマのいい鴨はうまいで」という名言も見逃さずキャッチします。ほかにも、新幹線で食べる海苔弁のうまさ、かまぼこ板の美学、油揚げが人格者である理由等々、食という卑近な行為をエンターテインメントに描き、そして時に哲学的に考察したヒラマツ食物誌の決定版。安西水丸さんのイラストも多数掲載しています。

ひさしぶりの海苔弁の感想・レビュー・書評

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  • 春は竹の子ステーキ、夏はすいかを丸かじり、秋みょうがに舌鼓を打ち、冬は切山椒に歳末の訪れを感じる―食の歳時記に始まり、パリの絶品クレープから韓国オモニがつくるキムパブ(海苔巻き)、三陸海岸のうみねこパンまで、「おいしい」と聞けば飽くなき探求心と行動力でどこへでも取材に赴く。食を愉しみ、食を哲学するエッセイ。

    エッセイとしての面白さも、取り上げる食べ物のおいしさも間違いない著者の食エッセイ。今回もお腹一杯、大満足!
    各地の名物だけでなく、家の台所ですぐに作れる美味も紹介されていて、「これは!」と思うものにぺたぺた付箋を貼りながら読み進んだ。中でもすぐに作ったのは“トマトの味噌汁”。「火を通した新鮮なトマトは、熱をふくむとうまみの針が最大限に振れる瞬間がある。煮ちゃだめ。酸味、甘み、うまみ、ぜんぶが最初のふわ―っとふくれるタイミング、その頂点を狙い定めるのだ。」「くし形に切ってもプチトマトまるごとでもいい、だしに赤味噌(八丁味噌もすばらしく合う)を溶き入れた後トマトだけ静かに沈め、次のひと煮立ちを待ち構え、トマトが熱をふくんだ瞬間に火を止める―これが唯一にして最大のコツである。」ちょうど夏の真っ赤なトマトが店先に並び始めた折、早速試してみた。味噌(赤味噌ではないけれど)を溶き入れて、くし形に切ったトマトを入れて、一瞬煮立たせ火を止める。お椀によそって口に含むと、汁に溶けだしたトマトの酸味がふわぁと広がった。ぎりぎり形をとどめているトマト自体も熱が加わって甘みが増している。こんな味噌汁、初めて!それは私の味覚が広がった瞬間だった。
    他にも付箋はたくさん付いている。さぁ次はどんな味覚が待っているかな。

  • 久しぶりです。平松洋子さんのエッセイ読むのは。
    この方の文章が大好きです。こんな風に文章が書けたらいいな。と常々思います。読んでいて、思わず食欲がわいちゃうところも、料理が作りたくなるところも好き。

    不謹慎にも、義父の法要の待ち時間に読み始めました(苦笑。
    切れ切れの時間にも対応する、ショートショートなエッセイなので、通勤通学に読むのもおススメ。

    ああ、平松さんの文才が欲しい。

  • 空腹時は読むのをためらう一冊。

  •  食事をする。
    美味しいものを食べる。
    ご飯をつくる。

    人が生きていく上で必要不可欠な行為。
    食事。
    美味しく、バランスのとれた食事は、心身の健康をつくる。

     この本はひとテーマ読むごとにお腹がすいてくる。
    ぐー。

    冷たたいものよりも、温かいもの。
    外食もいいが、やっぱり手作りがいい。

    作りたいな、食べたいな。
    そう思わせる作品たち。

  • 身近な食べ物について少しずつ。相変わらずおいしそうな文章だが、時々「?」な時も。いくらバターごはん気になる…

  • 以前 読んだ 平松さんの本は私にとっては今一つ。よって期待せずに読みました

  • 2015/6/12

  • ま、平松洋子。

  • これももう、食欲が湧いてくる本だった。特に卵焼きキムパプ、鶏飯、粉ワカメが食べたい!
    安西水丸さんのイラストも楽しい。

  • 【週刊文春の人気連載、初の単行本化】新幹線で食べる海苔弁はなぜ美味いのか、かまぼこ板の美学、油揚げが人格者である理由とは。食を愉しみ、食を哲学する絶品エッセイ。

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