真夏の方程式

著者 :
  • 文藝春秋
3.85
  • (630)
  • (1407)
  • (858)
  • (94)
  • (10)
本棚登録 : 7938
感想 : 1089
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163805801

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「容疑者Xの献身」と対極になる一冊だと感じた。愛する者のための献身が身を結んだとしても、そこに完全な救済は無い。どのような理由であれ、犯罪に手を染めた者は必ず業を背負わなくてはならないということを体現しているストーリーでした。最後の湯川と恭平のくだりで救われるラストが良かった。

  • 列車がゆっくりと動き出すように、話はゆっくり始まり
    徐々に加速し始める。

    加害者、被害者の動機を追っていると、おぼろげに
    何かが見えるのだが、、。

    話は二転三転しながら輪郭を現し、読者を翻弄してくれる。

    胸打つラストは温かく、人間味に富んでいて
    殺人事件なのに爽やかさが残る。

    あらすじを知らずに読んだ方が面白い。
    できるだけ知らない方が良い。

  • 「麒麟の翼」もそうですが、子供を題材にすると驚きがあり、少し卑怯な感じがします。子供が故のあやまちや理解しがたい行動がストーリーを混乱させて、面白くさせているからです。
    しかしながら、「湯川教授」の子供に対する気配りは人間らしく思いやりに満ちていますので差し引いても内容が優れているに変わりありません。

  • さすが東野圭吾、抜群の安定感。

    盛りあがりポイントがよくわからなかったのと、
    いやいやそれで終わっていいのか、小学生・・・ってことで☆3つ。

  • 913.6ヒ 登録番号8119

  • ガリレオシリーズ 長編
    う~~ん… 面白く一気に読ませてもらったけど…
    途中で何となくネタがわかっちゃった感じかな(笑)

    ガリレオ先生のヒューマニズムな感じがちょっと意外で
    読んでいてほっこりしました。
    この人は子供には優しいのかしら?
    …でも、このシリーズは短編の方が読んでいてガリレオ先生の
    天才ぶりと偏屈ぶりが堪能できちゃう気がするなあ…

  • おもしろかった!

    2日で読了。
    ひきこまれてぐいぐい読めた。

    産後に新しい小説を1冊まるごと読めたのははじめてだった。

  • 犯人の動機は少し無理がある。
    だけど★×5なのは、湯川と少年の関係が非常に興味深かったから。シリーズのドラマ化以降、「湯川=福山雅治」のイメージが根付いてしまい、読みながら福山を思い浮かべてしまうのだが、少年の湯川との出会いは、きっとこの少年の将来に大きな影響を与えるだろう(よい意味で)と思うと、子供の時の出会いの大切さ、きっかけの重要さを感じさせられる話だった。
    子を持つ親として、深い話だった。

  • やっぱり東野圭吾作品大好き!最後まで展開がよめない。今回は湯川の優しさがたくさん見れた。家族の愛。究極の愛とかでは言い表せないような壮大な気持ちになった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「壮大な気持ちになった。」
      近々映画を観に行く予定、、、映画でも深みが出てると良いなぁ~
      「壮大な気持ちになった。」
      近々映画を観に行く予定、、、映画でも深みが出てると良いなぁ~
      2013/06/26
    • ぶーこさん
      nyancomaruさん
      こちらのコメントもありがとうございます!
      映画私も観たいです!
      nyancomaruさん
      こちらのコメントもありがとうございます!
      映画私も観たいです!
      2013/06/26
  • 内容(「BOOK」データベースより)
    夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

全1089件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×