刑事の骨

著者 :
  • 文藝春秋
3.17
  • (3)
  • (20)
  • (22)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 125
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163805900

作品紹介・あらすじ

連続幼児殺人事件の捜査本部を指揮する不破は、同期の落ちこぼれ警察官・田村の失敗で真犯人を取り逃す。17年後、田村が新宿歌舞伎町のビルの屋上から転落死する。田村は定年後も単身、連続幼児殺人事件の捜査を続け、真犯人に迫っていた。当時、犯人の顔を見たのは田村一人と思われていたが、じつはもう一人目撃者がいた。そして4人目の被害者の母親も強靱な意志で不破の捜査に協力する。果たして闇に消えた真犯人は誰なのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 元辣腕刑事が冴えない元同期の自殺を機に時効となった、転落の原因となった過去の連続児童殺人事件の捜査を行う。死んだ同期への友情の描き方が憎い。スピード感のある展開、最後も一捻りあって、最後まで一気に読ませる。良作。

  • 2016_05_24-0049

  • あぁ何かちょっとモヤモヤ〜っとする。
    途中から不破の人柄が変わったみたいに感じたんだけど、元刑事としてやる気になったから?

    不破は警察学校同期のホイチのことをグズでドン臭くて疎ましく思っていたクセにホイチが死んでから彼に対する思いが変わった。失してから自分の気持ちに気付くってよくあることだけど、亡くなる前にもっと優しくしてあげたらよかったねぇ。

    ドンデン返しの連続は全然予測してなかったので、驚いた。

  • #読了。幼児殺人事件が連続して起こる。犯人逮捕の失敗により、捜査本部の不破、所轄の田村同期2人の人生が変わる。退官後、既に時効となった事件だったが、田村の死をきっかけに不破は再び真犯人を追う。被害者の奥さんにしろ、元部下にしろ、フェイドアウト感が否めない。

  • 警察小説なんですけど、うまい具合に人物の紹介が順にされててフーダニット的な要素が大変楽しめました。あと一歩のところで取り逃がした幼児連続殺害事件の犯人を、なんと17年後引退したのちに探し始める元刑事。無理あるなーと思っていたら、当時犯人を特定できなかった理由があったりなかったりしたのですね。。。

  • かなり面白いです。警察物はあまり読んだことがない分、新鮮でドキドキしました。

  • 話の展開が強引過ぎ。
    &情景描写が多すぎて、スムーズに会話がつながってない。
    会話の間が5行10行空くことなんかザラで、非常に読みづらい。
    無駄な情景描写削ったら、半分ぐらいのページになるんでは?
    ストーリーが面白かっただけに、非常に読みにくい文章で残念。

  • 最後まで読めなかった

  • 6月-5。3.0点。
    1993年に起きた、連続幼児殺人。
    捜査に当たった管理官と、同期の巡査。巡査が自殺し、
    墜ちた管理官が、再捜査。時効を迎えているが。
    遺族の一人、母親との再捜査。
    一気読みだったが、疑問が残りまくり。
    こんなもんかな。

  • 一気に読んだ。特に後半は意外な展開が続き、ページをめくるのが止まらない感じ。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永瀬隼介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
今野 敏
薬丸 岳
東野 圭吾
64
横山 秀夫
佐々木 譲
貴志 祐介
道尾 秀介
薬丸 岳
東野 圭吾
今野 敏
雫井 脩介
東野 圭吾
東野 圭吾
佐々木 譲
道尾秀介
誉田哲也
道尾 秀介
東野 圭吾
東野 圭吾
天童 荒太
堂場 瞬一
東野 圭吾
佐々木 譲
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×